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まほろば自然農園
 
 
     

   

 

   

 1月の下旬から、ハウス回りの雪を取り、ハウスの中の雪を外に出して、2月1日からハウスのビニール張りを始めました。

 2月の初めにビニールを張らないと、ハウスの中の土がなかなか乾かないので、3月の1日頃までに温室を作って、果菜類(トマト、ピーマンなど)の苗作りを始められないのです。また、例年、春一番出荷の青菜類も植えられません。

 ところが今年の大雪は、山裾の農園では特に深刻で、例年のように順調には行かず、せっかく取り避けた雪も、次の日にはまた積もっていて、ビニールが張れず、何度もやり直しです。

 

   

 

   
 
 その上、除雪機の調子が悪く、なかなかはかどらないばかりか、終にはダウンして、素人では修理がきかなくなりました。メーカーさんに部品を交換してもらったり、メンテしてもらって、やっと3月27日から使えるようになりました。
また、機械の入れない所は、すべて手作業で、スタッフの負担は大変なものになっています。



   

 

   

 
 ビニールを張った後も、常にハウス周りの雪を除雪しておかないと、ハウスの屋根から落ちてきた雪が下まで落ちてくれないので、ハウスが圧雪でつぶれてしまう危険性があります。
また、雪が降っている時は、昼夜を問わず、中でストーブを焚いておかないと、雪が滑り落ちてくれないので、これもまた、ハウスがつぶれる危険性があります。
現に、ご近所のまほろばより丈夫なハウスが2棟もつぶれてしまいました。





 

 

   

 

   
 今になって見れば、3棟あるハウスの内、苗作りに必要な第2ハウスだけ先にビニールを張って、青菜用のハウスはもう少し後にすればよかったと、思うのですが、1月末の段階では判断できませんでした。今ではもう引き返すわけには行きません。

 従業員に大変な負担をかけて本当に申し訳ないと思うし、自然の野菜を作る為に、灯油をたくさん焚いていることにも心が痛みます。


 
   

 

   

 日中除雪作業に追われていることが多く、作業倉庫の片付けや、機械の整備、道具類の手入れと修理、改良、廃棄、たね類の整理と計量、リストづくり、買い物、ミーティング・・・・・等等
 が遅々として進まず、少し焦っているところです。
すべては最初のスタートが大切です。

どのようにしてこの難局を乗り切るか、厳しい舵取りを迫られている所です。
こういう時は、細部にこだわらず、優先順位をシッカリと決め、切り捨てるところは切り捨てる勇断が求められています。

 


   

 

     例年より深く積もった雪は、春の雪融けの遅くなることを予感させてくれます。
 農園の種まきスケジュールも見直しを迫られそうです。
春には、菜花をつけてくれる白菜や小松菜は深い雪の下でどんな夢を見ているのでしょうか?今年はきっときっと、どんな年よりもぐっすりと深く眠っているかもしれません。
  
 深く眠った菜花は、どんな年よりもきっと美味しいかも知れません。
悪いことばかりはありません。



 

   

 

   

 有難い事に、去年からのボランティアさんが、時々応援に来て、厳しい除雪の仕事を手伝ってくれています。気候の良い季節ならいざ知らず、一年で一番寒い季節に、本当に頭が下がります。私は冬はデスクワークが多く、農作業はやっていないので、すこし、申し訳ない気持ちです。
もっともっと安全で美味しいお野菜を一杯作らなくてはと、改めて思います。
本当に有難うございます。

"冬来たりなば 春遠からじ" 
"はーるよ来い、はーやく来い"

今年は、特に待ち遠しい春です。

 

 

2013年3月号

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