開口一番、「病気は憑霊である」と断言された。
この意外な言葉に、驚いたのは私ばかりではない。
先生の末期ガン克服の中で、
明らかに見出された答えには、その裏づけがあった。
食事法やヨガなどいろいろな事を試み、
それで複合的な相乗効果はあった。
しかし、治癒の決定的な原因は、
臨死体験の夢や
朝日を拝むことによって、その光から
閉ざされたチャクラが開かれ、
収縮したオーラーが放たれた事だった。
そして、取り巻く自然や環境も、
一斉に輝き出したのだ。
そこで、知ったのは「愛」であった。
あれほど憎悪したガンさえも愛するようになられた。
全てと一体になった時から、
見違えるほど、回復が早まった。
それから、
人のオーラーが見えるようになられた。
そして、多くの人に、
さまざまな浮遊霊や自縛霊が憑りついているのが見えるという。
除霊の必要性も説かれる。
今までだったら、この手の胡散臭い話は
どうも苦手で、拒絶して避けて来た。
生理的に気持ちが悪いというか
いわゆる、怪しい感じが嫌なのである。
ところが、その日は違っていた。
寺山先生は、物理学専攻のIT企業の先駆者であり、
およそ、その世界に全くの無縁であった。
目に見えない世界に対して、想像的・観念的でなく、
科学者らしい、実証主義的な眼と姿勢で観察された。
その卓越された意見が、同じ表現でも
新鮮で信憑性に充ちた言葉として
私の心に届いたことが嬉しかった。
イギリスのフィンドホーンとの関わりも奇跡のように、
世界の人々と繋がれたのも、
そこに体験者としての真実が、
言葉の壁を越えて共鳴したのだ。
あの代替医療の世界的権威
アンドルー・ワイル氏の名著
「癒す心、治す力」の中に寺山氏が紹介され、
氏の名は世界中に届いた。
寧日、国内外に飛び回り、
世界の病める人々に、
治る事実と生きる希望の灯を
点じ続けておられる。
(「治る人 治らぬ人 治せる人 治せない人」
初めての題名でのまほろば講演会。
プロジェクターもまほろば用に新しく編集されたもので、感激しました)
講演後、参加者全員が、
先生とのハグを求めて、
涙して別れを惜しんだ。
次なるワークショップでの再会を約束して。
オープンマインド、開かれた心の
全てを受け容れて許される、その温かさに、
何とも言えぬ懐かしさと安らぎを感じたのは、
私ばかりではない。
その後、先生との話は
医学から経営、芸術等々と
尽きぬ話題に、私としては
心の友(年上で失礼ですが)を得た
感激を味わった。
身近に聴いたチェロの音に
かの知音の謂れとなった
伯牙と鐘子期の心の絆を思った。
琴の名手、伯牙は
唯一、名聞き手の鐘子期が夭折した時、
「最早、我が心を解する者なし」と
嘆いて、琴を叩き割り、
生涯二度と琴を弾ずることがなかった。
(「超越意識のためのチェロ瞑想曲」¥2100・まほろば扱い)
先生は、覚醒した後、桜の花弁が「今から落ちるよ」
という声が聴こえるようになられたという。
先生とのミク友の紹介の一文を・・・・・
先生のチェロの一音。
そこに、桜の
潔さ、哀しさ、
たおやかさ、慎ましさ
・・・・・・
全てが、聴こえます。
今生、初めて知音に会みえました。
震える如き魂の邂逅と
いうものが、あったのですね。
shinは
真にして、心。
信にして、神なり。
(shinは寺山心一翁先生のmixi名)
(「ガンが消えた」¥1400 まほろば扱い)