2009年08月31日

●「アトム通貨」北海道デビュー・イベント

アトムフェアー1.jpg


「アトム通貨」北海道デビュー イベント出店 
                in発寒北商店街 

                               本店店長 大橋和則

8月30日に発寒北商店街・アトム通貨デビューイベントがありました。
まほろばの会社理念と業務内容がイベントに適しているとの事で声が掛かり、
まほろばの農園やさいを主体に農園の松本と私で販売してきました。

発寒商店街が空き店舗が増えシャター通りになったため、
何とか元気を取り戻したいとの思いで、
アトム通貨を利用し地域の活性化を図る企画です。

アトム通貨1.jpg

詳しくはホームページをご覧下さい。
http://www.atom-community.jp/
下記、発寒北商店街理事長ブログより

「ありがとうの輪を絶やさずに、
次の誰かがあなたに何かをしてくれた際にアトム通貨をわたす。
加盟店で1馬力=1円として使用することもできます。

アトム通貨をツールに商店街、地域ボランチィア・NPO、
その他多くの公共機関とも手を取り合い、
枠を越えた「ヒトとヒトとの交流」や共同アクションを活発化させ、
3つの理念を達成し、「ありがとう」が溢れるまちづくりを推進する。

40年後のハツキタの子どもたちのために文化の発祥とし、
子どもたちの誇れる「郷土=ふるさと」をつくる。」

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当日は選挙の投票日と言う事もあり、
思っていた以上の盛況振りでした。
朝10時から14時までの4時間でしたが、
途中で野菜が無くなり、
お店から急遽運んでもらいました。

種類は20種類くらい出しましたが、
数的に良く売れたのがピーマンで、
なんばんもいろいろな種類を持っていきましたが、
意外と激辛なんばんを求める方が多かったです。

当日は500円のお買い物をして頂いた方に、
10馬力のアトム通貨をお渡ししました。
9月27日にも西区のエコフェスタに出店します。
その時のアトム通貨が、まほろばのブースで使えますのでご来店下さい。
今後も地域の方々と協力し喜んでいただけるお手伝をしていきたいと思います。

アトムフェアー2.jpg
<農園の松本君と店長の叶ちゃんと天音ちゃんが甲斐甲斐しく手伝ってくれました)

2009年08月29日

●新装まほろば看板 本店篇

本店看板 2.jpg

まほろばの表看板と言おうか、真柱は、
何と言っても、農園!!
去年から垂幕を作ろう、と何度も試作を重ねる。
25周年記念に、完成!

本店看板 3.jpg

みんな良い顔して、輝いている。
毎朝4時から、晩の暗くなるまで、泥のように働きに働く。
そのお蔭で、まほろばは輝く。
ありがとう、素晴らしいメンバー。

本店看板 4.jpg

ソフテリアを、レストランにしようか、食堂にしようか、・・・
と迷った揚句、「食べ処(たべどころ)」と新語で命名。
中で食事が出来るとは、思えないので、看板を立てました。
朝作りの惣菜も、いろいろ取り揃えています。
ソフトも、後2ヶ月ほどで閉店ですよ。

本店 看版 パン.jpg

パンは道路の行き帰りに見れるよう、
看板と垂幕を作りました。
まほろばパンの美味しさは次第に有名になりつつあります。
レシピや材料が解っても、決して真似できません。
それは、エリクサーセラミックで焼いているからです。

●新装まほろば看板 厚別篇

厚別店看板 8.jpg

この度のまほろば厚別店のリニューアル。
看板も、新しい顔に。
古い看板、この20年間ごくろうさんでした。

厚別店看板 9.jpg

農園が店に続いているようで、気持ちがいい。

厚別看板 1.jpg

農園のみんなもお出迎え。

厚別看板 4.jpg

店内もすっかり様変わり。
棚の木の香りがプンプンします。

厚別看板 5.jpg

レジ台も、贅沢に無垢の楢、厚い板でのお出迎え。
いらっしゃいませ!
ありがとうございます!!

2009年08月28日

●コンちゃんは詩人

1 雨がふれば 雨がふれば
  いやな夢も
  あたらしい夢に
  あらいながすよ

2 風がふけば 風がふけば
  いやなことも
  いい思い出に
  すずしくなるよ

3 あつくなると あつくなると
  あせがでるよ
  もえるよ心
  太陽のように

4 君の名をよぶよ
  にじがかかるよ

コンちゃん.jpg

毎朝、隣の社会復帰就労施設「よろこびの家」から掃除に来てくれている境澤勉さん。
通称「コンちゃん」。
先月の夏の慰安会で、厚別店の匠君が曲を付けて、コンちゃんの詩を披露した。
みんなコンちゃんの隠れた才能、その詩人ぶりにビックリ!!

水はのどをうるおす
川はすずしさをあたえる
海は心をそうかいにする

でも海の水はのめないが
塩をつくることができる

何だか金子みすずさんの詩のような・・・・・
今朝、小さなノート一杯に詩を綴ったのを持って来た。
見ると、コンちゃんの日常の感受性が揺らいで、
その短い言葉にしびれる。
どこから、こんな素敵な言葉が湧き出るのかなぁー。

その中でも、恋の歌が一番応えた。

・・・・・・・・・・・
二人で歩く夜空の星より
君のひとみの方が 光っている

息がとまりそう
・・・・・・・・・・

私も息が止まった。

2009年08月26日

●鳥本さんの奇跡

鳥本ご夫妻 3.jpg

鳥本さんとのご縁は、もう23年以上前にも溯るだろうか。
まだ厚別店が開店したばかりで、人手が無く、私が配達をしていた頃だった。
その日は、前も見えぬ猛吹雪で、鳥本さん宅に到着したのが、
9時か10時過ぎではなかっただろうか。
その時、逸子さんにお会いして感じた何かが後々まで残り、
その記憶は、何故か今なお焼き付いていた。

そして、それから23年ほど経って、この20日の私の誕生日を選んで、
わざわざ神戸から、来店されたのだった。

それは、奇跡だった!!
何故か?
鳥本さんの奥様は、死の淵から生還されたからだ。
医者から、絶望の宣告を下され、二度と自分の足で、
この地に立てないはずだった。

十年ほど前、転居した広島で、鳥本さんは交通事故で脳挫傷となった。
みるみる膨らむ脳圧に医師は、
開頭手術の承諾を、ご主人に迫った。
死線を彷徨う奥様を前に、何故か冷静になって、その理由を迫った。

その不思議な霊気に、医師はたじろぎ、
これも何故だか、手術を断念したのだった。
実は、その一瞬の判断と言うか、間合いに、
何かが起きた、何かが降った。

これが生死の分かれ道だった。
同室の同じ脳挫傷の患者は手術を受けて、皆意識不明で戻らなかった。
その医師は、後日、
「体は、触らないに越したことはない」と述懐した。

メスを入れることで後遺症、副作用に泣く悲劇が多いのだ。
切除し、薬剤を入れることで、何もしないより短命に終ることがいかに多いか。
出来うれば、自己の内部から発現する治癒力を喚起する方法が望ましい。
それには食事法や自然治療もあろう。
しかし、それ以上に大事なのは、本人の信じる力と、
誰か周りに無償の愛を注ぐ人がいることではなかろうか。

奇跡的な回復後、鳥本さんは、一途にまほろばに意識を向けてくださった。
注文の食べ物の事々、エリクサーや結や諸々の事が、関心の的だった。
まほろばの従業員との会話やFAXでの遣り取り。

正直、私は、完全に連絡が絶たれた時は復活を絶望した。
だが、それは信じ難いが、甦ったのだ、完全に。
それも、前以上に復調して。
人格も一変して、心身ともに見違えたのには、
従業員一同、驚きの余り、声が出なかった。

以前の鳥本さんでなかった。
本当に円満になられた穏やかな表情。
しかも、頭脳は前以上に冴え渡り、
人の誕生日、電話番号など、一度聞くと二度と忘れない、
すごい記憶力を有してしまったのだ。

鳥本ご夫妻 2.jpg
(大橋店長や島田編集長のアドバイスや経理の斉藤さんとの電話での会話、
発送の小田島さんの荷造りも心の支えとなった)

そして、最後に何より感動したのは、
ご主人の奥様への愛情だった。
それは、無償の愛、待ちの愛情だった。
大きく受け入れる、何時までも待ち続ける、
それは親の子供への愛にも似ている。

入院してから、3ヶ月一日も休まず、
会社の行き帰りの朝と夕方、病室を訪ねた。
それも10分ほど、取り止めの無い会話をして去るのみだった。
それが、どれほど心の支えとなったか。

奥様のわがままを言うがまま、受け入れた。
兎に角、受け入れた。
そして、日に日に、見る見る好転して行ったのだ。
私は、これほどまでに人は変われるものか、と目を疑った。

身近で、これほどの人となりに感動したことも少ない。
鳥本さんの生命力もさることながら、
ご主人の忍耐力とその悟りに感銘したのだ。

私は、これまでの経緯を是非、文章にして戴くことを願った。
12月に、エリクサーブックレットに加えて、
皆さんに是非読んで頂きたいと思った。
幸いご主人に快諾して戴き、
年末までに発刊したい考えている。

鳥本ご夫妻 1.jpg
(スヌーピーが大好きな逸子さんと、スヌーピーに似ているご主人)

2009年08月20日

●「即興まほろば」&「ありがとうDEございめェーす」

天女座ライブinまほろば 後から父.jpg

メビウスの輪が、上下左右に一点で重なり、無限運動する
8月8日(土)のおめでたい日に、
熊野から、あの「天女座」のみなさまが駆けつけて下さいました。

このまほろばで、ライブが開かれるなんて、思いもよらなかった。
イラストレーターの小林真美さんのご縁で、この日が訪れました。
ありがとうございました。

天女座ライブinまほろば 4人集合.jpg

そして、彼女が紫帆さんに私の資料を送って下さったらしいのです。
それを見て、徐福の繋がりにビックリ!!
早速、ご丁寧なお手紙をくださいました。

天女座 波田須 3.jpg

「天女座」の拠点は、波田須(はたす)町。
古い漢字では秦住(ハタス)。
つまり徐福が住んでいたという由緒ある所で、
秦代に中国で製造された半両銭が発掘された。
そのレプリカを贈って下さいました。

半両銭 5.jpg

山梨の本家には、徐福が当地の口伝を書き写したと言われた『富士古文書』が伝わり、
一族には、その血も流れているので、
何か呼び合うもの、引き寄せるものがあったのかもしれません。

その日初めてお会いしたのにもかかわらず、
懐かしい幼馴染、旧知の仲のようでした。

http://ameblo.jp/shiho392008/page-4.html#main
(紫帆リンさんの毎日ブログから「北海道篇」を)

天女座ライブinまほろば 矢吹左.jpg

NHKの「美の回廊をゆく」などの音楽担当や、海外の公式行事演奏に招聘されるなど、
確かな技量と類い稀なセンスは国内外に評価されています。

ピアノの即興曲集をCDで聴かせて戴きましたが、
古典的な骨格に、現代的な肉付けが、自在奔放になされ、
見る者聞く者をして、心奪われるかのようでした。

天女座ライブinまほろば 矢吹右.jpg

卑弥呼や天鈿女命(アメノウズメノミコト)のような音楽のカリスマ性を持ち、
それでいて気さくで、誰とでも仲良くなり、打ち解けてしまう。
お声も優しく、表情が豊かで、きっと神々、仏さまからも愛されるのでしょう。

即興がお得意で、見聞きするもの即、
勝手に指が動いて、音楽になってしまう。
私の若い時、似たような経験があるので、
その回路が、何か分かるような気がします。


(「野の花に」と即興曲「まほろば」の演奏)

当夜、盛り沢山のプログラムの中で、
パートナーの矢中鷹光さんと真朝さんの絶妙な歌声に乗せて、
オリジナルの「野の花に」に歌詞を付けて歌われた。
男性お二人の声と楽器の自在な芸達者ぶりには、ほとほと感心する。

その後、お題頂戴での即興演奏。
何とお客様から「まほろば!!」とのお声。
これはサクラか?と思われるほど意外で当意即妙なタイトル!
早速、素晴らしい演奏をして戴きました。

ありがとうございめーす.jpg

次に、以前CDにもなった紫帆さんのお父様「喜峰さん」の
オリジナル曲「ありがとうDEございめェーす」の
生演奏を同行されたご本人でやって頂いた。
会場、爆笑の渦と拍手喝采で、大盛況でした。
三人のお株、みんなお父さんに持っていかれました!!(笑)

挨拶で、来年は熊野と富士で「『徐福祭』をやろう!」と口から出任せを言ってしまいました。
これには、矢吹さん大いに乗り気で、「やりましょう!!」となってしまった。
来年は私の還暦。古来から庚寅の年は大激動、大変動の大変な年運。
きっと、徐福もその機運を受けているのかもしれません。

何かご意見のある方は、教えてください。
現地の方々の呼びかけもあって、実現出来れば嬉しいですね。
来年、またまほろばで再会を誓い、別れを惜しみました。

俄かに、こんな素敵な音楽友達を得て、最高に幸せです。
「ありがとうDEございめェーす!天女座さ〜〜ん!!」

天女座ライブinまほろば 地下全員.jpg

2009年08月19日

●千万人と雖も、吾往かん

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今月9日(日)、東京でトータルヘルスデザインさん主催の
「国際自然医学」森下敬一会長の講演会が開かれた。
「ガン・慢性病の食事療法」と題された内容は、
腸造血論の血球の起源から、世界長寿村調査まで多岐にわたり、
力強く、野太い会長の生き様に、改めて感服。

一生をかけて、命を張ってまで
自分の主義思想のために生き抜くことは容易ではない。
医学界を敵に回しても、自己の主張を譲らない!曲げない!!
そんな勇気ある信念を独りで貫けるか。

改めて、これはスゴイことと思われた。
孟子の説く(『孟子』公孫丑上篇)
「自反而縮。雖千万人。吾往矣」
「自(みずか)ら反(かえり)みて縮(なお)くんば、千万人と雖(いえど)も吾(われ)往(ゆ)かん」
を、地で行っていたのだ。
これぞ、男の生き方と言えまいか。

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その中で、最も印象的なお話が、
「日本における適正人口は4、000万人。
今まで、西洋医学を批判し、医食同源の道を説いていたが、
病院で死ぬのも自然淘汰の現われで、これも良しと最近思うようになって来た。
どうぞ、自然回復のために病院に行ってください(笑)」

一見笑い話で終るが、中々公然として言い放てるものではない。
それは、これまでの信念が言わせしめたので、誰も反論出来ないだろう。
そこに、清風が吹くのさえ感じられた。

THD 森下講演会 3.jpg

私もその前、「エリクサーあらしめている存在(もの)」と題してお話させて頂いた。
その内容は、記事になるか否かは分からないが、
エリクサーを知らない人には、何を言っているのか分からず、
エリクサーを知っている人には、生きるヒントになったのかもしれない。

最近、筑波に転居された井田さんなどが聴きに来て下さって、
まるでまほろばで話しているような気楽さだった。
話していても、楽しかった。
その前夜、天女座のライブがあって
3時まで準備、仮眠して5時に起きて一番機に飛び乗る。
頭、朦朧としている中、会場ビッシリのお客様に目が覚めた。

自然医学 09・9.jpg
(「自然医学」誌、まほろば扱い。¥472)

昨朝、「自然医学」9月号が送られて来た。
5月に開催された「燦々会」の講演内容が掲載されている。

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「エリクサーと自然観」と題された内容は、
水の結晶云々にまで言い及んで、
美醜・善悪を超えたエリクサーの本質論を説いている。

北の空から 1.jpg

そして、この一年間「北の空から」のタイトルで連載が始まる。
今回は『格尓木(ゴルムド)の平原に立ちて』と題して。
ただ、残念なのは、印刷時に最終稿が初稿に何故かすりかわって、
不本意なまま、文意がすっきり通らなかった事だ。
公に出された文なので辛いものがあるが、次回に繋げるよう努力したいと思う。

「自然医学」社やまほろばで扱っているので、どうぞご覧下さい。