●「まほろば寄席」相成りますやら・・・・・・
これを何だと思いやすか。
分からないのかい。今の人は、分からない!えぇ?
これは手拭ってもんですよ。
手拭いって、タオルかい。
何言ってんだよ、手拭も知らない。んん、かわいそうだね。
タオルじゃ、さまにならない。襟の端から、ちらりと見える。
イナセでしょうが。
ところで、あんたー、落語の神様知ってるかい。
えぇ!知らない。こりゃ、情けないね。情けないよ。
古今亭志ん生。
えぇ!あの志ん生師匠!!
知ってます知ってます、知らゃなきゃ、こりゃ、日本人じゃないですよ。
その神様がご贔屓筋に配った手拭だよ。分かるかい。
よーっく、目ん玉ひん剥いて見るんだよ・・・。
光ってるでしょ。神々しいでしょ。何せ神様の手拭だからね。
うそっ!これ、志ん生師匠の手拭?
ほーれ、こうして。見えるかい?「志ん生」って、書いてるでしょ。
ホントだ!こりゃ、玉下駄(たまげた)、いや魂消た!
腰抜かして、立ち上がれねえよ。もうー。
もうこりゃ、家宝。手放す奴、居るわけないでしょ。
でも、居たんだよ、東京に。
でも、考えてみりゃ、御奇特な方ですね、その御仁は?
いやはや、毎晩盗まれねぇーか、とオドオド、オロオロし通しだい!
そう、その主こそ東京の佐々木さんでした。
佐々木早苗さんから、詳しくはご主人・昌志社長から戴きました。
佐々木さんのお家にも一枚しかなかった古今亭志ん生師匠が配った手拭です。
これはファンにとって垂涎のお宝。
実は、ここに至るまでの短くも濃い経緯がありました。
佐々木さんは今回、エリクサーに魅せられて親子して
わざわざまほろばにまで足を運ばれたのです。
実は、このご主人と奥様、色々なご職業とともに
芸能プロダクション「潟nブ・マーシー」を経営されています。
http://www.havmercy.co.jp/
その中に、この古今亭一門の今は亡き志ん朝さんがいらして、
今は志ん生最後の弟子の志ん五さん、志ん朝最初の弟子八朝さんを擁しています。
また、あの「パックンマックン」のパックンを見出したのも、早苗さんでした。
今、彼は人柄も頭もよく素晴らしい活躍をされています。
苦学しながらハーバード大学の宗教学を学んだので、
まほろばの話や地下洞は絶対来たいはず、連れてくる!とおっしゃるのです。
そして、志ん五さん・八朝さんにも連絡して、この地下で一席打(ぶ)とうということで、
早くも7月10日あたり、どうすか、という案も届き、
話はどんどん進んでいます!!!!
(NHK「英語でしゃべらナイト」などに関わってきたのも早苗さんでした)
まほろばの料理や店の品々、そして農園・・・・・・
札幌に住みたい!とまでおっしゃって、
お互いに共感の和が輪が繋がります。
こんな楽しい方々とお仕事やお話出来るのも嬉しいこと。
さて、これからどんな展開になりますやら。
先ずは、札幌寄席から始まりますか・・・・・