2010年06月29日

●26周年 大創業祭

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かつて関西の喜劇王、花菱アチャコさんが、
「もう、無茶苦茶でござりまするがな・・・・」と笑わせたが、
来る2,3,4日の「26周年/創業祭」は、
空前絶後の安値花火を打ち上げて、花火師アチャコ
「まっこと、ムチャクチャデゴザリマスル」。

日頃のご愛顧に感謝致しまして、
取引業者様にも、大いにご協力を戴き、
思いっきりいいぃぃぃぃぃの大感謝祭を開催いたします。

滅多にない絶好のチャンスですので、
この3日間を、お見逃し無く
是非とも、ご来店戴きたいと思います。

超混雑が予想されますので、
ご覚悟の上、戦闘態勢で(笑)、お越しくださいませ。
お待ち申し上げております。

2010年06月28日

●「ギターと笙」のコンサート

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今年は、コンサートが目白押し。
7月15日にも、まほろばの地下洞「無限心庵」で開かれます。
ギターと笙の珍しい取り合わせ。
二人の若い天才が奏でる、繊細な音のつれづれをお聴きください。

http://www.syouyuu.jp/

2010年06月26日

●いよいよ2週間後!

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いよいよ残す所、2週間。
今札幌の気温は32度?
猛烈に暑い!!!
10日はどうなるのか?

客入りが、ちえりあ寄席の「笑点」メンバーにおされ気味。
でも、こちとら正統派「志ん生」一家でありまするぞ。
西野に、日本文化の種をまく意気込み。
どうぞねんごろに水をかけて下さいませ。

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2010年06月25日

●「森下会長・小泉博士」夢の対談

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昨日、東京水道橋の「自然医学」お茶ノ水クリニックにおいて、
東京農大・小泉武夫名誉教授をお迎えして
森下敬一会長とのBIG対談が行われた。
司会の大役を仰せつかって冷汗三斗。

2時間余、淀みない会話は、
極めて濃い内容と示唆に満ち、さすが
日本における医食同源の両巨頭。
肝胆相照らすが如く、旧知の仲のよう。

終始、笑いありの楽しい対談も、
ことに、日本人の食の堕落には、両先生の憂い殊の外深し。
お互い発すること、悉く了解し、悉く啓発となる。

記念すべき今回の対談が、
「発酵革命」を日本から切り拓く口火になることを祈ります。
同気同通したお互い、早速
次の対談の約束をも。

読者にとって、これは又とない楽しみ、乞うご期待。
今回の記事は9月号の予定、これもお楽しみに!!

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2010年06月22日

●「古今亭志ん生」一代記

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「自然医学7月号」の北の空からは『市中のほとけ、間抜けの話』と題して、
故「古今亭志ん生」一代記のエッセンスを書かせて戴いた。
落語の新参者という事では人後に落ちない私であるが、
生意気にも、師匠の人となりを描いてみた。

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来る7月10日の「西野ホクホク寄席」は、志ん生一門ともいえる高座であり、
北海道では初の催しでもある。
これから毎年、開催して行きたい所存、
ぜひ皆様の御来席を戴き、第一回を成功裏に収めたいと願う次第であります。


2010年06月21日

●卵かけご飯

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今、「卵かけご飯」が大流行しているという。
先日の小泉先生の講演会で紹介された佐藤水産さんのそれ。
卵は入手できないが、「鮭醤油」は店頭売りしている。
鮭醤油   150ml  ¥330

卵は、今まほろばでは、次の種類を販売しています。
天恵卵        オロロップ農園  10個  ¥488
自然卵たつかーむ たつかーむ    10個  ¥498
ゆうき卵卵      ワタミファーム   6個  ¥498 (本店のみ)
平飼有精卵      共働学舎      6個  ¥298 (厚別店のみ)


但し、よく噛まない、ごはんの食べ過ぎによる
デンプンの摂り過ぎが心配ですので、
習慣とするのは余り芳しくありません。
マスコミの宣伝、流行にのる事のないようにしましょうね。

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2010年06月20日

●現代のフェノロサ「エバレット・K・ブラウン」

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『日本力』という対談集。
編集工学というジャンルを確立し、
知の巨人といわれている松岡正剛氏。
「千夜千冊」というタイトルでブログに書評を書き続けている偉業は圧倒的だ。

その相手が、フォト・ジャーナリストのエバレット・ブラウンさん。
丁々発止、堂々と互角に渡り合う姿には、少なからずドギモを抜かれた。
しかも外国人で巧みな日本語というより、ディープな日本を知らなければ語れない和語。
その遣り取りに、眼を覚まされるほどの、日本への視線、目線に驚かされる。
というより、教えられる。

nihonnryoku.jpg(「日本力」¥1600〔税別〕 まほろば扱い)


松岡氏をして「平成のフェノロサ」と言わしめた。
知的でもあるが、それ以上に情感豊かな語り口や間取りは、遠い日本人を思い出す。
原風景と言おうか、自分の奥にいたはずの自己に気付かされるほどの説得力。
どんな対談や、どんな書物より、何か心のひだに語りかけてくる深み。

その彼を「知恵の木」の宮本さんが6日にまほろばに連れていらした。
身近に彼に接し、その震えるような繊細な感受性、しかもズドーンと身体のセンターが
グランディングしている霊気に、何か惹き付けられるものを。
地下洞にご案内すると興味を示され、幾枚も写真を撮られた。

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何処を撮っても、それ自身の姿態が画になる。
例の如く、この由来を説明すると、驚きの表情をされた。
最後のマグダラのマリアに象徴される「母性」のこと。
そこで、感嘆の声を上げられたのだ。

実は3日前まで、「マリア」をテーマにヨーロッパに渡り、南仏ピレネー麓のルルドに行かれたという。
その辺りの消息や奇跡は「知恵の木」さんのブログに詳しい。
エリクサーにもルルドの水が入っている。
そして、その近くが、サント・マリー・ドゥ・ラ・メールの地、マグダレーナの聖地でもあった。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1514152756&owner_id=7893028

そして北緯43度線上のプロバンス、トスカーナのフィレンツェやミルウォーキーの
発酵ラインに沿って旅したという。
何というシンクロ!!
そして、惹き付けられるように、今此処にいらっしゃる。

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かつて、黒船来航の折、各職の民間人も多く乗船したという。
その中に写真家・エリファレット・ブラウンがいた。
彼こそ、エバレットさんの先祖であった。
今、同じカメラを担いで、日本の昔を撮り続けている。

幕末の日本の豊かな自然、たおやかな心、それは異国の人を魅了して止まないものだった。
脈々と引き継がれる精神の系譜と求道。
不思議な体験と縁生で、日本に住むようになった彼。
異国の地で、祖先と合体した視点は二重のフォーカスで、更なる日本の地底を覗き見る。

江戸から明治初期頃のレンズを入手した彼は、
早速、当時の写真箱を再現して、撮す事を思い立った。
そして、名人の手漉き和紙を印画紙に現像させた湿板写真の一枚。
それは現代の被写体でありながら、どこかか茫洋として遠くを見詰める百年以上前のそれであった。

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限りなく細密になった現在のカメラ技術。
だが、進化の美名の元に、何かを撮り忘れ、置き忘れたものがそこには映っていた。
白黒の陰影が、より一層それを色濃く際立たせていた。
我々は、今まで何をして来たのだろうか、と静かに訴えている。

確かに、日本人の誰もが指摘できなかった切り口、語り口で、
今エバレットさんは、語り始めた。
それは月並みに言えば「日本再発見」なのであるが、
自分探し、「自己再発見」の旅路を案内してくれている。

これは手に取り、じっくり読むに値する啓発の書でもある。
何時か「知恵の木」さんで催したというフォトレクチャーをまほろばでも開かれる事を。
それは、久々に実りある語りであるはずだ。
そう、エバレットさんこそ、日本の語り部として遣わされた人に違いない。

それが、マリアか八百万の神々かは分からないが・・・・・

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