2010年08月31日

●「オールアース住宅」モデルルーム建造中

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いよいよ、北海道でも、潟激Wナさんのご支援を得て、
「オール電化住宅」に対峙する「オール・アース住宅」を普及する。
その根城としてのモデルルームを、まほろば2階の講演室にあて、今改造中。
18日当日、レジナの島内大介さんが指導と応援に千葉から来店された。

全国でも初の設計士・建築屋・電気工事・家具、そして企画の5者一体の
タッグを組んで、この事業を道内に展開する予定。
皆気心の知れた連中でまほろばとの付き合いも長い。
ツーと言えば、カーと来る良き仲間達である。

五日市さんの講演主催で活躍中の遠山設計士女史、エース技研の阿部社長、
もう25年来のお客様でムナカタライツの宗像社長、看板を彫って下さった今村代表、
そして、まほろばとでスクラムを組んで、
全道一円にオールアース住宅の普及を目差して進む。

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最も肝要なのは、導電性繊維スパンボンドという不織布で電磁場をシールドする作業。
これを床下に敷き詰め、その上にゴムや化学合成接着剤を塗布しないフローリングを貼る。
一般には、下地としてコンパネで挟むが、それにさえ反応される方がいらっしゃる。
それで今回重篤者のために、一番下は青木の根太を這わせ、カラマツ板を打ち付ける。

http://www.regina-life.com/denjiha/spanbond.html(スパンボンドについて)

糊とゴムがない為、床上を歩くと、ミシミシと音がする場所が所々ある。
しかし、これも正常な素材使用のデメリットで、承知の上での取り組みが必要だ。
「オールアース住宅」を望むことは、これは一筋縄では行かぬ、と改めて認識。

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床張り後、計測する。
床や壁に電線が縦横に走っている辺りを計測すると、390v/mと出る。
ところが、そこにスパンボンドを貼り、自然材の床の上から計測すると、
2v/mで、忽ちにおちる。ちなみに基準値は25v/m以下だから完全に合格である。

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来週から、壁塗りが始まり、漆喰や珪藻土を塗っていく。
ことに、今回使用した稚内の珪藻土は、一切のケミカルが入らない一級品だ。
吸引性、また放出性にも優れ、まさに部屋全体が呼吸器官に様変わりする。
だから人間の呼吸が自然と楽になるのだ。

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この事業の中心となる宗像社長(左)と遠山女史(右)、真ん中が島内さん。
これからの展開が楽しみである。
化学物質過敏症、アトピー・アレルギーの方々の福音となれるよう努力します。
10月1・2・3日の売り出しに、モデルルームを一般公開します。

その期間に、潟激Wナの土田社長にお越し戴き、講演会を開催します。
合わせて、遠山女史による「安心住宅」の個人相談会、
またご要望あれば、各家庭における電磁波測定の実施会も開きます。
これから新築、改築されたいみなさま、どうぞお誘い合わせの上、お越しくださいませ。

●「有機農業フェス」 に「まほろば農園」参加!

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来る9月4日5日、9月の大売出し期間中ですが、札幌大通りで
北海道有機農業フェスティバル が開催され、
「まほろば自然農園」も出店します。
多数、ご参加ください。

    ◆「北海道有機農業フェスティバル」
      9月4日(土)〜5日(日) 10時〜17時
      札幌市中央区大通り公園5丁目 特設会場
【共 催】 
        北海道  北海道有機農業フェスティバル実行委員会
        NPO法人全国有機農業推進協議会  NPO法人有機農業技術会議
【実行委員会構成団体】
        北海道の有機農業をすすめる会   北海道有機農業研究会
        北海道有機農業生産者懇話会    北海道有機農業協同組合
        北海道有機農業研究協議会     北海道有機認証協会
【後 援(予定)】
        札幌市 コープさっぽろ 消費者協会




2010年08月30日

●「EgyptianDates」by「FarEast」

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先日「FarEast」の佐々木美樹さんがひょこり来店された。
社長の奥様で、初対面であった。
ご主人の実家が札幌の東区で、少なからず親近感を以前から抱いていた。
確か、フーデックスの会場ではなかったか、5年以上前の邂逅になる。

その時、世界の塩を集められていて、「へエー、似た者同士だなー」と感心したことを、覚えている。
すでに「七五三塩」の前身である「エリクサー・ソルト」を完成していた頃であった。
その後、進展されて東急ハンズに世界の塩「ソルトロード」を常設されたり、
最近では、中東の乾燥果実を販売されるなど、大活躍のご様子。

同じ札幌っ子として、大いに応援させてもらっている。
聞けば、お二人して若い時より、露天商などで備長炭を販売されるなど下積みが長い。
底力があり、しかも奔放で野性味溢れるご夫婦でもある。
それで、炭埋法の指導者として有名な福井県の故伊藤先生を訪問して、学ばれたとか。

伊藤先生といえば、我が家でも泊まって頂いた、あの共働学舎の宮嶋さんの大師匠でもある。
全国の炭埋技術を俯瞰しても、その学術的見地、実際的効果はこの右に出るものはない。
そんな意味でも、「FarEast」とは、浅からぬ縁だ。
実際、この度「七五三塩」でも、アフリカ・アッサルの塩を使わせて戴いている。
ちなみに、アフリカの塩は三種類である。

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私が、感動したのは、実はこのデーツである。
これぞ、究極の果実と言わんばかりの美味と風格を有している。
日本人のルーツは「富士古文書」でも、中東のパミール高原辺りだ。
当時、元祖日本人も、この果実を多食していたに違いない。

だから、眠れる遺伝子DNAが、食すと俄然騒ぎ出す。
陰陽論では、南方の果実はダメと言われそうだが、
中には、すこぶる体質に合い、健康を回復する人も珍しくない。
稲作より遥かに古い歴史があり、DNAに共鳴反応するのだろう。

ガンの特効薬はビタミンDと言い切る、とある米国の学者が居る。
つまり太陽光線こそ、最高・最大そして最安の薬だとか。
もっともだと思うし、それに紫外線被害の統計は白人のそれであって、
黄色人種では、全く影響がないとの報告もある。

シルクロードの行き着くところにデーツあり。
太陽光線を燦々と浴びて育ったデーツに秘密あり。
案外、懐かしいと感じられる人が多いかもしれない。
またその他の果実、レーズンなんかも驚くほどの味わいだ。
是非一度、ご試食を。

2010年08月29日

●「絶倫食」!!!!!?????

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26日朝、東京水道橋の「お茶ノ水クリニック」にて、
第二回の「森下会長×小泉先生(+私)」の鼎談が開かれた。
今回は、前日25日発売の小泉先生著「絶倫食」の話題からスタート。
何せ、題名が題名だけに、何が飛び出してくるやらドキドキ。

古今東西の皇帝から庶民に至るまでの涙ぐましい何への努力と探求。
この本を一読すると、人間の変わらぬ欲望への追求が、永遠のテーマとさえ思う。
小泉先生も、あのお忙しい中、よくぞ之だけの事例を集められたと感心するばかり。
絶倫食は生命食、さらに長寿食に連なるもので、森下会長とは話題が尽きない。

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(キャッチ「立ちどころに効きそう!? 紳士淑女に贈る、起死回生の強精食大全」
新潮社出版 ¥1.365  まほろば扱い予定)

この鼎談、11月、12月号に掲載される予定。
是非、その際どい辺りをお楽しみに。
(でも、終始一貫して、真面目なお話でしたよ、残念かな?)
つらつら人生の大先輩のお二人を拝見して、
そのご壮健なこと、探究心の未だ衰えぬこと、まさに絶倫食の極みですなー。

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2010年08月23日

●「girino/ジリーノ」OPEN!!!

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まほろばのソフテリアチーフだった玉生くん。
ついに念願の店をオープン、明日24日に!!
10年の下積みを経て、とうとう夢を叶えました。
お・め・で・と・う!!!!!

世が世ならば、笠間城の若殿様だったはずが、時代が変わり、
今、湘南で一国一城の主としてお出ましになった感じです。
ご先祖様も、さぞお喜びのはず。
ご両親も近くに住まい、子供の頃からの遊び場だったという店付近。

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故郷に帰り、安心して仕事に打ち込めるというもの。
純子さんという情深く類まれな良き伴侶を得て、
二人して店を切り盛りします。
きっと心温まる、みなさんに愛されるCafeになるでしょう。

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それらしく、玉生君らしく、店名が「cafe girino(ジリーノ)」。
可愛らしく「オタマジャクシ」のことらしい。
大げさな名前や重たい意もない。
奇をてらわずに、さり気ない名に、変身著しい末を見据える。

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そんな先を見せることもなく、サラッとして今を立つ君。
「Girinoジリーノ」でなく、「Ginoriジノリ」は、1735年創業のイタリア食器の老舗。
きっと、ジリーノからジノリに変身するほどの名店になるに違いない。
全国の皆さま、東京近辺にお出かけの際は、是非お立ち寄り下さい。
これからの末永い応援を、よろしくお願い申し上げます。

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(ついに独立!玉生宗弘君と純子さん。前途に栄光あれ!!)

2010年08月20日

●「くじけない」還暦?!

 私 T

九十を過ぎてから
詩を書くようになって
毎日が
生きがいなんです

体は やせ細って
いるけれど
目は 人の心を
見ぬけるし
耳は 風の囁きが
よく聞こえる
口はね
とっても達者なの

「しっかり
   してますね」
皆さん
ほめて下さいます

それが うれしくて
またがんばれるの私

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    返事

風が 耳元で
「もうそろそろ
あの世に
行きましょう」
なんて 猫撫で声で
誘うのよ

だから 私
すぐに返事をしたの
「あと少し
こっちに居るわ
やり残した
事があるから」

風は
困った顔をして
すーっと帰って行った

今話題の本「くじけないで」。
白寿を迎えた、99歳の柴田トヨさんの処女詩集。
その薄くも短い、文字の大きい読みやすい詩文。
そこに愛らしいトヨさんの写真も載っている。

    忘れる

歳をとるたびに
いろいろなものを
忘れてゆくような
気がする

人の名前
幾つもの文字
思い出の数々

それを 寂しいと
思わなくなったのは
どうしてだろう

忘れてゆくことの幸福
忘れてゆくことへの
あきらめ

ひぐらしの声が
聞こえる

百年は長い。
そこに、どれだけのどれほどの涙や汗が詰まっているのだろう。
どれほどの別れや哀しみの川が流れているんだろう。
でも言葉の一つ一つはやさしく、心にしみて、ありがたい。

    くじけないで

ねぇ 不幸だなんて
溜息をつかないで

陽射しやそよ風は
えこひいきしない

夢は
平等に見られるのよ

私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった

あなたもくじけずに

人生は枯れて枯れて、何も残らなくなる。
その何もないところから、くっきりと誰にでも分かる文字が浮かび上がる。
それは、自然に自然にこぼれた珠玉の言の葉。
日常のありきたりの、当たり前の事々・・・・

詩集最後のそれは、

    秘密

私ね 死にたいって
思ったことが
何度もあったの

でも 詩を作り始めて
多くの人に励まされ
今はもう
泣きごとは言わない

九十八歳でも
恋はするのよ
夢だってみるの
雲にだって乗りたいわ

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今日、私は還暦を迎えた。
朝、会社でみんなの祝福を受けて、涙で声が出ない。
みんなのお陰で、ここまで来ることが出来た。
本当に有り難くって、言葉にならなかった。

トヨさんまでは、まだ40年もある。
まだまだ遠い人生の先。
短いは短いなりの、長いは長いなりの答えが待っているのだろう。
でも、この辛くも楽しい人生は、歩いただけの豊かな実りがあるはず。

神さまに召されるまで、
一日一日を、
一生懸命生きてみたいと思います。

2010年08月19日

●平和の中の戦場

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一昨日からか、子供たちの登校の姿を見た。
早くも、夏の終わりを告げるひとこまだ。
今年は、何故かTVで多くの戦争特集が組まれていたようだ。
終戦記念日、その画像に新たなる感慨を抱いた。

それは、コンピューター処理した色付きの映像、
「カラーでよみがえる第二次世界大戦」だった。
何時も見せられる白黒映画、ことに戦争ものは、私達の与り知らぬ
遠い過去の出来事のように、それは他人事でもあった。

しかし、見事に彩られたそのフィルムからは、
至近距離で今さっき起こったばかりのように生々しい事件が、
我々の眼前に迫ってくるのは、何故か。
戦前でも戦中でもない、戦後の映像として、その問題を引きずって、
戦争を知らぬ我々に突きつけているのだ。

国と戦う愚かさ、人を殺す醜さ・・・・・しかし、今尚それが続いている。
その三角形の底辺に蠢く兵卒や無辜の市民は、最早物の数ではなかった。
命の尊厳を踏みにじれる無惨さは、互いの頂点に立つ為政者の無知・不仁に他ならない。
何十人の兵卒の背景には、何百何千の家族が帰りを待ち侘びているのだ。

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一瞬に散る藻屑のような軽いイノチは、何十年もにわたる遺族の涙の重さでもあった。
画面に映る兵士の顔は、どの国もどの人も等しく虚しさと絶望のそれだった。
そこには、勝っても、いささかの歓びの表情も無かった。
放映後は、誰もがやるせない虚しさに、沈黙しただろう。

戦争の経験のない世代がほとんどになる、語り部のない何十年後か。
再びと、このような愚かで醜い所業を繰り返さないことを、祈りたい。
しかし、戦争と言う名の戦闘は、刃を持たされぬだけで、
学校に職場に社会に、繰り広げられている。

修羅場は戦場でなく、我々の心の中に有ったのだ。