神奈川徐福会と「ジョフクの恋」
11月 30th, 2013 at 19:47
今夏、中国江蘇省の連雲港にて、
森下敬一自然医学会々長を団長とした「長寿郷探査」と
「徐福視察団」で、徐福の里を案内通訳して頂いた孔子の子孫、
76代目孔暁明さんと先週の水曜日、横浜で再会した。
彼女は、孔子家系の論文を書かれているが、その中で、
系統に関して教えてくださった。
度々、世界に渡った孔子の子孫代表が一堂に集まって会議を開き、
何代目かが明瞭にして理解できるよう代に応じ字を決定するという。
・・・73代・慶、74代・繁、75代・祥、76代・令、77代・徳、78代・維・・・と続く。
孔の苗字の次に、次の名前を聞けば、何代目に当るか了解できる。
孔さんの正式名は、孔令仁さんだ。
弟さんは、孔令斉さんで、その子どもさんは77代目目で徳好君である、
というように・・・・。
まほろばの土地決定のアドバイスをして戴いた孔祥模さんは、
75代目で、特にこの祥と令と徳が、御三家ということらしい。
そして、再会に20日しか空かないその日が、何と「神奈川徐福会」の
何ヶ月目かの例会が横浜であったのだ。
そして、孔さんの世話人で、会の代表、
日中友好協会女性部会代表でもある田島孝子さんと夜行で大阪に向かうとのこと。
正にその一日しかかなかった訳だ。
不思議な導きのようだ。
田島さんは農家の出で、快活にしてとても人懐っこく、昔からの知り合いのよう。
まことに日中の絆を結ぶに相応しい方だ。
「イワクラ学会」で同じだった秦野市の前田豊さんは、
宮下文書の『神皇記』を翻訳されている古代史通で、
さらに『徐福』を書いた徐福研究家で作家翻訳家の池上正治さんは、
会の重鎮で、中国語が堪能で、大の中国通だ。
そんなプロはだしの人達が、勢揃いしている神奈川徐福会のみなさん。
こんな会が日本中にある。
何故に、こんなにも熱く徐福に傾倒できるのだろうか。
みなさん半生、一生を徐福にかけていらっしゃる。
本当に心の底から徐福を愛している。
今、宮下古文書にある徐福の稿をみんなで翻訳作業をしているとか。
その中のご高齢の方から
「あなたの家系が文書を護って来てくれたお陰です・・・」と、
感謝されたことが、印象的だった。
祖先は、富士吉田の地で、古代から近代に至るまで、
受難弾圧の苦しみ哀しみをさまざまに受けて来たという。
全く分からない私だが、祖先に感謝して、
少しでも皆様のお手伝いが出来、お役に立てたなら、と思う。
偶然のようで、偶然でない、この出会いに感謝して、
これからの半生を生きて行こうと思う。
最後に、この会合で映画上映があった。
『ジョフクの恋』。
なんとも悩ましい題名だが、スタッフが素人で、河口湖の高校生。
主役の女の子が、あの水谷豊さんと伊藤蘭ちゃんの愛娘・趣里さん。
ここの映画祭のシナリオコンクールでグランプリを獲得したとか。
市の助成230万円で、たった2日間の撮影だったという。
作品云々は言えないが、高校生主体のものとしては立派だった。
その中で、富士古文書と万能薬としての水の話が出てくる。
それを観ていると、何か不思議な感じがあって、
何処かに飛んで行きそうだった。
やはり、水繋がりなのかな、とふと思った。
*このDVDがありますので、ご興味のある方に、お貸しします。