法事のこと、時空のこと
2月 28th, 2014 at 15:48先々週の日曜、法事で郷里恵庭の実家に向かった。
私事で甚だ恐縮なことで、あえて言うべきことではないだろうと思うものの、
でも、こういう年回りがあるのだろうか、という不思議を味わった。
それは、その日が、
母の50回忌、
祖母の27回忌、
父の13回忌で、
今年2月合同の法要を行った。
3つが重なることは甚だ珍しいということで、ことに50回忌は「弔い上げ」で、
これを以て、弔いを終えるらしく、亡き母とも最期のお別れでもあった。
それぞれに何十年の間が開いているのに関わらず、
皆、一瞬にして、その時に居り、その処に居るのだ。
時空を越えるとは、こういうことで、
よく臨死体験で、近親者がその当時の若いままで現れるというが、
きっと一切は時間空間を超越して、現在の一位に住するのだろう。
仏教の「大円鏡智」という悟りは、そこを伝えている。
時計の時間が、実は実体がなく、想像の時間は、実在であるということはなかろうか。
信長が謡う「敦盛」、人生夢幻の如くを実感する日も、
刻一刻と近付いている。
Posted by mahoroba,
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