「美しき日本、日本の美しさ」 2
3月 1st, 2014 at 7:58「森下自然医学」3月号。
巻頭グラビアは「長寿郷調査団」広東・蕉嶺訪問。
周時代からの漢民族が南下して定住した『客家/はっか』。
その末裔が多いこの地方での調査。
中国全土からの長寿郷調査の依頼は絶えない。
ここに日中友好の絆がより強まらんことを願うや切なり。
「倭詩」は『美しき日本、日本の美しさ』その弐。
明治維新以来、多くの外国人が日本を訪問して多くの紀行文を著した。
あのトロイアのシュリーマンもその一人。
世紀の大発見の前に日本に立ち寄り、日本の清廉な心を讃えている。
大森貝塚の発見者、モースも然り。
そして、その中でも、最大の功労者はアーネスト・フェノロサであった。
今日、日本美術の全散逸が免れたのは、彼の熱烈な日本への傾倒にあった。
「廃仏毀釈」というとんでもない愚策の為に、国宝級の美術品は外国に流れ、
10万の伽藍は、半分に取り壊された。
西洋化に狂奔する当時先鋭の日本人の侵した愚行。
その陰は、今もなお引き継がれて、日本を希望のない国としてしまった。
祖国を忘れた日本人、母国をさげすむ日本人。
今、日本は、浮沈の一線にあり。
Posted by mahoroba,
in 「倭詩/やまとうた」