生醤油が素晴らしい
11月 14th, 2014 at 9:03
「へうげ生醤」が、実にうまいです!
我田引水で申し訳ないんですけど、それでも言いたくなるほど旨いんです。
前の「へうげ醤」とは、もう別格なんです。
火入れしていない証拠の、色が薄く赤っぽいのが特長です。
やっぱり、味が生きているんですね。
酵母が生きていると、やはり醤油全体が違う。
何て言うか、醤油自身が歓んでいる!!
そんな歓びの歌が聞こえるんですね。
昔の味は、みなこうだったと思いますが、
でも、室町時代から火入れの技術が発見されて、
酒や醤油が腐蔵しなくて済むようになったというメリットもある。
内地は、夏が暑いから、どうしても沸いてしまう。
通年、流通し使用するには火入れしなければもたない。
しかし、最近大企業、「生しょうゆ」というのを出している。
先を越された感があるが、実はこれはマイクロフィルター技術で、
酵母やオリを全部越して、発酵を止めている。
そして、工場自体が、完全滅菌室状態になっていて、衛生管理が徹底している。
だから、味が浅い、単純で美味しいとは言えないものになっている。
今、二重膜の剥離ボトルで、生で通年流通できるかの実験を行っている。
この瓶は、酸化を防ぐ優れもので、使うほど中の膜が凹んで来る仕組み。
空気に触れる面を極力狭くするというもので、最新技術の成果でもある。
何とかして、この生の味わいを伝えたいと願い、ライフテストを続けている次第です。
しばらくの間、見守りくださいませ。