オスマン・ハリダご夫婦、トルファンから!!!
6月 1st, 2016 at 17:42
先日の森下自然医学の「燦々会」で、
初めてお会いすることが出来たトルファン出身で、
日本に帰化した神山オスマン・ハリダご夫妻。
「シルクロード株式会社」を興されたように、
中国新疆ウイグル自治区に位置するトルファンは、
まるで孫悟空や玄奘三蔵の古代の夢の世界。
お声を聴いただけで、懐かしさに胸キューンとします。
きっと、自分も彼の地の砂漠で、生活した日々があったのでしょう。
そこで採れるブドウの数々。
そして干しレーズンの豊かさと美味しさ。
神山(天山山脈のこと)さんの西域の農園で造られたレーズンを直輸入して、
日本国内で販売されています。
ご主人は、今貿易コンサルタントの仕事で、今大忙しとか。
ウイグルでの輸出入業の同胞が、彼を頼って来日される。
とてもたくましく、埼玉に大きい一軒家を購入するまでに。
奥様は、神秘的な西域美人で、動きがしなやか、お声も麗しい。
トルファンと言うぐらい、トルコとの人と物の交流が盛んであった。
どことなく東西混淆が異国情緒を醸しているのかもしれない。
日本文化の原型が、唐などを通って中東・西域からやって来た。
奈良当時の人々の驚きが、いかに大きかったか。
古代染めの吉岡幸雄氏が語っていたが、
「染めは、奈良・平安がピークで、当時の再現は今はできない」ほど、
技術も素材も群を抜いて素晴らしかったのだ。
日本人の原質を訪ねる上でも、もう一度、
西域文化・文物・食物を学び直す必要があるのではなかろうか。
神山さんとのお付き合いの中で、
普段にはない不思議な感覚と体験を得られた。
一般的な国内外の方々とは一味も二味も違う
彼らの生き方や暮らし方を学びたいと切に思う。
(奥様手作りの「ラグ麺」。美味しさこの上ない。マルコポーロが、これを伝えてパスタになったという。動画が再現できないのが残念。)