「“好感度”を発揮していない人はダメです」
1月 27th, 2012 at 16:20 (日本ホスピタリティ推進協会理事長)
『致知』2003年8月号
特集「プロの条件」より
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尊敬する人を持たない人は成長しないし、
プロにはなれませんね。
それと、やはりプロとして大切なのは愛情だと思うんですね。
人間は天から愛情や心の感動という素晴らしい機能を
与えられているけれども、そのことに気づかないと、
勝手流になってしまって、教育にしても仕事にしても
失敗してしまうと思いますね。
* *
本当にその道に長けている人には、必ず素晴らしい仲間がいます。
そういう人は、人望だとか品格だとか言う前に、
まずいい顔をしていますね。
非常に平凡な言い方だけど、やっぱりいい顔をして
好感度を発揮している人は、みんなに助けられます。
もちろんいい顔というのは、外面的な格好のよさではなく、
その人の内面がにじみ出ているような顔ですね。
好感度を発揮していない人はダメです。
だから、自分の可処分時間の中で一日わずか十秒でいい。
自分の顔を鏡に映して、きょうはどういう顔をしようかと
訓練したらいいんです。
それを毎日積み重ねている人は、やっぱりいい顔をしています。
たった十秒の時間を自分に割けないような人に、
いい顔はできないし、そういう人には
やっぱりブレーンもできないですね。