またや終末なし!?
5月 11th, 2012 at 10:28皆様もご存知のように昨日の、世界を駆け巡ったニュース。
2012年12月は世界の終わりでなかった!!
マヤ暦で最後の歳となるはずの今年に、どれほどの人々が
終末説を担ぎ出して、騒ぎ騒がれただろうか。
1999年のノストラダムスといい、2000年問題といい、またかという感があった。
これで一安心した人もいれば、ガッカリした人もいるかもしれない。
でも、年末になれば、遠からず答えが出るのだから・・・・。
そういう流言飛語に惑わされず、毎日を地道に生きるしか術がないだろう。
しかし、終末論が飛び交うほど、今何が起こってもおかしくない世相だ。
人類の平和はまだまだ遠い先のことのように思われる。
「脚下照顧」、古臭いかもしれないが、私達は足元を見るしかないだろう。
5月10日(ブルームバーグ):グアテマラで1000年以上前に建築された住居の壁画に、これまで知られている中で最古のマヤ暦が描かれているのを、考古学者らが発見した。この壁画には人物や数字、天文に関する記号などが描かれていた。
米科学誌サイエンスに掲載された研究報告によると、壁画は壁3面と天井を覆っている。住居と思われる建築物の内部でマヤ美術が発見されるのも初めてだという。
研究者らによると、壁に記された日付から、約7000年間に及ぶ火星や金星、月食の天文的周期を表していると考えられる。これは、マヤ文明の歴史を象形文字で記録した「コデックス」と呼ばれる古文書が存在する数百年前に古代マヤ人たちが天体の諸現象を計算していたことを示唆する。
米ボストン大学の考古学者で研究報告の主執筆者であるウィリアム・サターノ氏は文書で「彼らは壁に描いていた。壁を黒板のように利用しているようだ」と指摘する。
この9世紀に建築された建物はサターノ氏の教え子のマックス・チェンバレン氏が2010年、遺跡盗掘者が残した熱帯雨林の奥地に続く道をたどっている際に発見した。研究者らは報告の中で、マヤ暦は世界が12年に終わると予言していると広く考えられているが、それを示唆する記録は最新の発見では見当たらないとしている。
書記官の住居か
発見された場所はグアテマラ最北で最大の地域であるペテン県にある。壁画では、羽をまとい座っている王などが描かれていた。オレンジ色の衣服を身に着け筆記具を手にした男性も描かれており、この住居の居住者で書記官の可能性があるという。
マヤ文明は6世紀ごろに最も隆盛を誇りグアテマラ全域のほか、ベリーズ、ホンジュラスの一部、エルサルバドル、メキシコに及んだ。今回発見された壁画は、寺院や宮殿の多くが建設された時期のものと考えられている。9世紀初めにはこれらの都市は放棄された。研究者らにもその理由は分かっていない。
原題:Earliest Known Mayan Calendar Found in Ancient GuatemalanHouse(抜粋)