「明朝体と宋朝体」自然医学10月号
9月 18th, 2012 at 12:36「森下自然医学」10月号が、発刊されました。
会長の巻頭随想は、『徐福伝説 其の三』、「いざさらば、連雲港よ」。
徐福が、渡航軍団を率いて、故郷連雲港を離れる際の様子がありありと活写されている。
いわば、この2200年前の事項により、呉越人が日本に大挙押し寄せた。
だが、それは略奪領有することなしに、日本に同化し、一体化して今日の基を作った。
この2,3日、尖閣諸島が、喧しい。
さて、どうなるものか固唾を呑んで見守る。
現政権の、即断即決の英知無きが悔やまれる。
今月号は、『倭詩』発刊に伴い、5pも割いて取り上げられた。
森下自然医学とのご縁があってこそ上梓出来たのであって、
ありがたく、深くここに感謝したい。
森下会長からの推薦文が掲載されている。
彫琢を加えた文藻が、長く読み耐えられるように。
今月号の「倭詩」は、『明朝体と宋朝体』と題して。
今回本文に使った書体が「宋朝体」という、一般に使用されている明朝体とは異なる。
私が少年期から、慣れ親しんで来たせいもあり、これを出版社に依頼した。
ところが、近代出版史上、かつて無かったという事実を知り、
驚いたのは、当の私自身であった。
そこから、この物語が始まる。
この本は、内容もさることながら、書体自体、革命的なことであると出版代表者が語られた。
ついぞ、誰もが気が付かなかった書体に焦点を当ててみた。
これは、単なる個人の思い付きではなく、長い歴史的な見地でもある。
それは遡ること、明の600年、宋代1000年に亙ることにもなる。
これから火種がついて、この試みが広く拡がらんことを望みたい。