サバ異変!
9月 29th, 2012 at 12:43秋口に獲れる道産の「さば」は、毎年、2、3回の市場入荷で終了する。
ところが、今年は異常なほど、毎日のように水揚げされ、セリ落とされる。
道東・釧路沖の脂の乗りは、他の比でなく抜群の旨さだ。
だから、まほろばでも「〆さば」に加工して、毎日のように店出ししている。
なんでも海水温が平年の4.6度も高い22.5度の最高記録だそうで、
プランクトンが繁茂し、格好の餌場になって南下しないらしい。
さんまもご他聞に漏れず、三陸にはなかなか下らず、
初期の不漁を挽回している。
ここ何日かで、急速に秋の気配がして来て、
心配の鮭の母川帰りも、万度に近く戻って来ているという。
ホッと、胸を撫で下ろす。
自然界のこういう変化、ダイナミズムで、大きいうねりが、
人間も、世界も活性化してゆくのだろう。
変化の中に常道を観たい。
まほろばでは、年末オリジナル「〆さば」「開きサバ」を企画している。