「京都三題」と禅
12月 22nd, 2012 at 10:448月、「うさと」のフェステバルに参加した際の2日間、
大忙しで取材を兼ねて市内を周り、思いを書き綴った最終が、2月号に載る。
「うさと」のこと、「上村松園女史」のこと、そして「龍安寺」のこと。
何度か訪れた石庭だが、今回は短い枠の中に、言いたいことを詰め込んだ。
図式がないと、なかなか理解し難いが、兎に角、
この作庭家は、当時のあらゆる知識と技法の粋を集めて、
それを禅のセンスで纏め上げた。
それが、どのような展開でなったか、お楽しみである。
ところで、先日、小泉武夫先生を囲んで、北海道の仲間が忘年会を開いた。
その席上、先生のお家の宗旨が、臨済宗妙心寺派で、
亡きお父さんは県の総代をされていたという。
それで、お亡くなりになった時は、京都から偉いお坊さんが何人も読経にいらしたとか。
龍安寺は、その妙心寺派であったので、脱稿した日の共時性が面白いと感じた。
すると、そのお寺が原発で発言されている福島三春町の芥川賞作家住職・
玄侑宗久氏の禅寺で、小泉家がその檀家さんであったというから、さらに面白いと感じた。
その宗久氏の幼い時から、よく知っているよ、という話に不思議な感を抱いた。