あさひに匂ふ・・・・
3月 18th, 2013 at 12:05
先々週の土曜日だったか、早朝家を出ると、凄い雪が積もっていて
暴風雪の天気予測は見事に当たり、車を出したが道で動かなくなった。
これでは、途中とんでもなくなると諦めて、店まで歩き始めた。
目の前が吹雪で、顔が上げられない。
ジャンパーを頭からかぶって、下を見ながら雪を漕いで歩いた。
靴の中に雪が入って、なかなか前に進めない。
やっとのことで、大通りに出たが、歩道が雪で埋まって除雪されてない。
仕方なく車道に出て、後ろを見ながら、車を避けながら歩き始めた。
店に着いてから車に乗り、吹雪の中、市場に着くと、半分も車が来ていない。
みな立ち往生しているに違いない。
こんな経験は、生まれてこの方無いのではなかろうか。
案の定、67年ぶりの大雪で、例年の2倍だそうだ。
3月ともなれば、日に日に溶ける一方で、入学式あたりは道路は乾いている。
ところが、今年は異常で、雪解けが4月16日頃といい、さらに伸びるだろうと言われている。
次の日、夜中から雷鳴が轟き、朝まで続き、この気候は尋常ではない、
何かが起こる予兆だろうかと、恐怖心を抱いたほどだった。
とにかく、呆れるくらいよく雪が降り続く。
今も降っていて、週末も大雪だそうだ。
これは世に言う温暖化でなく、まさに氷河期の到来ではなかろうか。
とはいえ、本州は桜の開花が始まっていると言うから、驚くばかりだ。
つぼみは秋冬休眠期で、春の訪れで芽吹くのだが、
その寒暖の差が大きいと開花が早くなると言う。
この極寒の冬だったのに、記録では2番目に早い桜開花宣言で、びっくり!
日本は狭いようで南北が、こうも長いのかと驚かされる。
とまれ、すでに彼岸の入り、明後日は春分の日だ。
お墓は、未だ雪の中。
だが、春は名のみながら、すでに陽の光は揺らいで春はそこまで来ている。
上の島田編集長の「さくら」の写真に、「・・・あさひに匂ふ・・・」と、書いてみた。
もちろん宣長の「やまとごころを 人とはば・・・・・」である。
ちなみに、あの「そめいよしの」は江戸期、
江戸の染井村と吉野の桜を掛け合わせたことから来たという。