浪花昆布「佃真」さん
9月 5th, 2013 at 19:24
神戸の「浪花昆布『佃真』」さんの小濱社長が、水産新聞社の永原社長と共に
わざわざ本店にお越しになられました。
三代に亘って、昆布の佃煮屋さんとして家業を引き継いでおられます。
北前船で関西方面に運ばれた昆布は、当時から道外消費量が道内に比較して圧倒的でした。
当然、昆布加工は、ほとんどが京都大阪の京阪神方面に集中しています。
原産地での加工屋さんが極端に少ないのは、明太子と同じですね。
それと、香り高い文化圏で育てられた昆布の食文化も、品質が高く、
製造法も精緻を極めて、他の追従を許しません。
その厳しい業界で生き残った浪花昆布さん。
ほとんどが函館・尾札部の真昆布のみで加工しています。
今年は、殊のほか、昆布の生育が悪く、これは全道的傾向で、利尻は壊滅的だそうです。
先回、お知らせした歯舞の棹前昆布は10数回の出漁を、たった1回で終了したと言います。
サンマ、さば、さけなどの漁獲量も軒並み低迷して、サンマは7割減というからビックリです。
やはり、2,3℃高い海水温は異常で、この温暖化のあおりを昆布も食っている訳です。
元の海に還るのを願って止みません。
「ちりめん山椒」 80g ¥680
「鰹しぐれ」 80g ¥410
「かみかみこんぶ」 20g ¥280
Posted by mahoroba,
in 漁業