まほろばblog

「執念ある者は可能性から発想する」

9月 27th, 2013 at 12:52
    松井 道夫(松井証券社長)

      『致知』2005年1月号
              特集「過去が咲いている今、未来の蕾でいっぱいの今」より

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  私は、利益というものに使命感を持ち、
  利益を出すのが社長の役目だと思います。

  自分で会社をつくってやってきた社長というのは、
  やっぱり利益に対する執念がすごいですね。

  そんなこと言わずもがなと思われるかもしれませんが、
  こう言っちゃ悪いけれども、
  エスカレーター方式で管理職から
  それとなく社長になったような人は、
  ともすればそういう意識が希薄になりがちですね。

  もちろん、ちゃんとした経営者の方も
  たくさんいますけれども、
  利益に対する執念に乏しい人も多いです。

  この前何かの本に書いてあって、
  非常に共感を覚えた言葉がありましてね。

  松下幸之助さんの言葉らしいのですが、

  「執念ある者は可能性から発想する。
   執念のない者は困難から発想する」

   と。

  役人なんて、困難からしか発想しないでしょう。
  あれは執念がないんですよ。
  明確な目標がないからそういう発想になるんです。

  あるいは、管理職からなんとなく社長になったような人。
  執念ないですね。執念がないから困難から発想するんですよ。

  できるかどうか、ハラハラするところに
  やっぱりやりがいがあるわけで、
  困難から発想していたら、とても前に進んでいけないです。

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