2001/3/2

試験場で造粒試験
 冬季の農閑期に入り、集中してセラミック焼成作業に入っています。一月からさらなる精度を高めるために、試験場に通い、造粒テストを続けています。通常のセラミックは混ぜる素材の数がそれほど多くなく難しくありませんが、まほろばセラミックの何十種類もの組み合わせとなると、その組成の化学的結合力や神秘的意味合いなど複雑で、0-1テストを軸としたこちらの意向を伝え、試験場側の経験やデーターに基づくアドバイスを戴きながら最上の機能性にまで持って行くため試作を重ねていきます。
 福岡正信先生の種子団子をミキサーで作る要領に似ているのですが、たかが小さいボールに固めるだけのことで、専門研究室が設置されるほど、その奥は深いものがあります。福岡先生をして、「土団子の手法はあらゆる農業技術と思想の究極である」と断言させるだけの事はある、と感心してしまいました。それと同時に、全くの素人の私や家内が知らずにただ0-1テストで導かれて手探りでやって来たことが、工学にしろ、生物にしろ、最先端の科学分野に通じていた事に、今さらながら驚いています。これは、何か大いなるものに導かれているとしか言いようがありません。急ぐことは苦手なので、ゆっくり歩みながら微生物と共にセラミック研究にも今後勤しんで行きたいと思います。
業務用エリクサー」設計スタート
 数年来、製作依頼の多かったエリクサー業務用の製作がいよいよスタートします。又、家庭用元付けタイプの要望も多いので、いずれこれにも取り組みたいと思います。道内では、先ず全国にさきがけて「共働学舎」が牛舎、チーズ工房、共同作業場、宿舎、農業施設と全面にエリクサー水が供給される設備をします。お風呂もトイレも、牛も皆エリクサー水ですから羨ましい限りですね。費用はどの位かかるか解かりません。聞かない方が良いかもしれません。当然、牛の乳質が向上する訳ですから、チーズのさらに品質向上が望めますね。楽しみにして下さい。
 又、士別の澤田豆腐店でも、今までは電子水の大型設備を完備していましたが、エリクサー装置を設置したいということで、実現できれば、これも一段と美味しい豆腐が望めます。あと全国的にも、「平成フードサービス」さんなど待って下さっている処が多いのですが、1ヶ所1ヶ所みな容量が違いますので、一台発注という事になります。一巡して、大体のパターンが決まれば、後はある程度のご要望には答えられると思います。
 お蔭様で「ELIXIRU」一回目の入荷分、お蔭様でほぼ完売しました。第二回目は3月末を予定しております。ご予約を受け付けております。エアレーション装置はバックウオッシングが手間取り、管理が大変ですので、余り薦めていなかったのですが、その装置を付けたのとそうでないのでは、水の旨みが歴然と違ってくるので驚いています。 「ELIXIRT」をお持ちの方が「U」に切り替える方が増えて来ていますので、「ELIXIRT」をお望みの方はご一報下さい。ご紹介致します。