まほろばblog

Archive for the ‘農業’ Category

ありえへん「じゃが芋」

金曜日, 10月 30th, 2020

大根に続くじゃが芋ですね。

何か、言い訳が続きます。

でも、なぜか何事にも意味があることをいつも知らされます。

 

あの穴大根、切干大根に化けそうなんですよ。

カット大根にならなければ、こんな切羽詰まった発想は起こらなかった。

探し探して、何と石狩に工場見つけたんです。

そうそう、昨日食べた高いさんま(笑)…≪今凄く高いんですヨ≫

大根おろしにして食べた。

我ながら、生まれて初めてこれぞ!という大根おろしに遇えた!!

ふろふき大根なんか最高でしょうね。

あれが、懐石料理を支えて来た京野菜の伝統の味わいなんでしょう。

 

あぁ!ここは大根でなくて、じゃが芋のはなし。

まほろばのじゃが芋売り場。

仁木農園のじゃが芋が入荷。

でも、中々みなさん手を出さない。

隣のきれいな有機のじゃが芋が売れる。

 

何故だろう。

やっぱし、見た目が第一良くない。

いかにも、汚いし見てくれが悪い。

 

実は、このじゃが芋大変な思いで作っています。

見た目は、同じじゃが芋ですが、「いのちの記憶」って上手い事、

POPに書かれていますが、

毎年、自家採種の更新芋なんです。

(隣で、どんなじゃが芋だって、「いのちの記憶(遺伝子)」は、持っているのに……と妻が言いました。)

 

しかし、見ての通り、見てくれが悪い、肌が汚い、凸凹が多い、穴が開く、大小が混ざる。

まるで良いことなしです。

そして、裏作業の中身は、ほとんど廃棄やCの外品、S、SSの小芋ばかリ。

(昨年は逆で、植物の最終物質フミン酸のせいか巨大芋が続々、見事でした)

その中から、正品を選ぶので、その作業が大変で、時間が取られます。

家庭菜園だってもっと上手に作れるのに、情けない限りです。

 

それから、今問題になっている種子法。

それには、全く抵触しないんですよ、更新してもOK。

ほとんどの芋が大丈夫で、特許もすでに外れている。(農水省確認済み)

 

それで、決めては種芋。

みな種芋を買うんです。

昔みたいに、自分の芋を使うと、収量は減る、見た目がダメになるからです。

そのために種芋団地という種芋だけを栽培する隔離地区があります。

ここでは、栗山なんかです。

ただ、殺虫剤・殺菌剤などの徹底した処理が凄い。

他者を介して入らないように、圃場の出入禁止なんです。(コロナのロックダウン封鎖のようです)

アブラムシを介したシストセンチュウやウイルス感染させないためです。

芋は、すぐバイラス、つまり今流行りのウイルスに侵されてしまい易い。

それで、肌は汚くなる。

形は悪くなる、小さくなる。

量は穫れない、少なくなる。

手間はかかる、お金は取れない。

良い事なしなんです。

まあ、お先真っ暗と言ったところですか。

これを、何十年とやって来たんで、だから、バカみたいなんです。

しかし、今年は特に悪い。

 

よく私と家内が衝突する原因はこれで、

見るに見かねて私が、

「いい加減に、種芋を買おうよ」

「いや、絶対ダメ!!」

この繰り返しで、30年近く来たんですから、ある意味大したものです、家内の根性は。

もう信念ですね。イノチへの信念。

 

いつかキット良くなる。

それは、土や管理で戻せると、言った思いなんですね。

今年は、一番土壌の条件が悪い所に植えてしまったからだ、と、確かに最後、そこしかなかった。

「困難な場所で生き延びれば延びるほど、見た目の外見とは、逆に生命力は強くなるんだ」と。

 

そんな意志力でまほろばや農園を引っ張って来たんだと思います。

考えられないことが、現実になる。

ある意味、凄いことです。

しかし、なんだかなー。

 

でも、きっと何時か、何かに化けますよ。

 

【まほろば自然農園 芋掘りの動画】

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無農薬リンゴは、簡単!?

土曜日, 10月 17th, 2020

  疾風(はやて)のように現れて、疾風のように去って行く「月光仮面」。

「発酵仮面」も何処からともなくやって来て、何時の間にか帰ってしまう(笑)。

小泉武夫先生が、例の如く突然やって来られました。

中玉トマトの摂り放題を、子供のようにはしゃいで取られ、

「夢のよう…、美味しい、美味しい」

と、ご満悦のご様子でした。

「無農薬でリンゴ出来たんですよ」と言うと、「どれ、どれ」と御覧になられ、

最後は、はいパチリで写真に納まりました。

2年目の今年も、無農薬で出来ました。ほとんど手を掛けないで出来ちゃうので、世間が騒ぐように、無農薬栽培は絶対不可能とか、「どうして言うのかしらん」と思うのです。春に0-1テストで施肥するだけで、全く何も手を掛けませんでした。(昨年書いた『りんごのゆめぢ』をご覧ください。内容を詳しく書いていますhttp://www.mahoroba-jp.net/…/top…/1_nouennikki201911.pdf

 

一般には、日持ちや着色、芯喰い虫対策用に袋掛けするのですが、広いリンゴ園では何十万個もかけるなんて気の遠くな

る重労働です。それに、今の袋は雨が浸透しないワックス仕様の殺虫殺菌剤(キャプタンやTPNダコニール等)を染み込ませている袋なので防除にもなるようです。昔国道36号線の月寒沿いに見られた新聞紙の袋掛けの光景が懐かしく思われますが、さすが今、新聞紙袋は見かけません、安全ですが。

 

ここでは「ロケット弾」と呼んでいますが、隣近所の果物農家が使っているSS(ステレオスプレーヤ/果樹園に農薬を散布し、消毒する機械)を使うと、いかにも農薬掛けています、と見られます。散布機を肩にかけて、何町歩も回るのもこれも重労働で大変なことです。ひと昔の化学殺菌剤などない時代、みな肩に手押しポンプを背負って、食酢で除菌したりしていましたが、今はどうなんでしょう。有機JAS法では、残念ですが、酢・木酢、重曹などの安全な資材でも「特定農薬」とレッテルを付けてしまいます。

 

それとまた、JASが認めているものに、殺虫剤トモノールSなどのマシン油乳剤、鉱物油がありますね。これは故福岡正信翁の『わら一本の革命』かに書かれていましたが、さすが翁のミカン栽培にもカイガラムシ対策に、これだけは使われていたみたいです。でも、入荷するミカンは虫痕だらけですが。日本では、自然・有機農法家でも、許される農薬が他にもあるんですね。

 

果樹農家ともなれば、蔬菜農家とは別な悩みが増えます。まほろばでは、出来る範囲で、果樹を少しずつ手掛けて行きたいな、と思っていますが、農薬だけは……。今まで農薬の使い方も、手に取ったこともないんです。

 

初めて薬師寺に入門した50年前、高田好胤管長さんが、旧ソ連での講演旅行を終えられ、自坊で初めて接見した時、ソ連のお土産で小っちゃなリンゴを下さったんですね。それが妙に今でも思い出され、日本の富士などに比べ、余りにも貧弱なのに驚いたものでした。

今思えば、それは原種か何かの無農薬物だったんでしょうね。仁木農園のも、明治時代にアメリカ・ミズリー州マッカムから来たので「マッカム」と言う名前が付いた原種ですが、それで病気に強いのかもしれない。でも、軸が短いので落下しやすい、枝傷や枝跡(茶色のがそれです)が残りやすいので、みな手放して今作る人は居ません。

これは自画自賛ですが、「こんなに、リンゴって美味しいものか」と、今年のマッカムの味、この70年間で一番おいしかったリンゴと思いました。ここの名前を「マッカム・ファーム」にしたいぐらいです(笑)。数が僅かで、店頭で飾っているだけで、申し訳ありません。今年、台木に5本「穂接ぎ」しましたので、お待ちください。

 

 今、まほろばで販売している「オーガニック・ストレート・ジュース」のクラウディ(無濾過)アップルジュース、ビックリするほどおいしくて、しかも安い(1L/780円(税別))。濃縮還元でない生汁の有機で、どうしてあれでやれるのかしらん、と思います。むそう商事さんにトルコの農園写真送ってもらいましたが、いかにも健康そうで、きっと品種改良で人の手を掛けていないのでしょうね。掛け過ぎると、虫も菌も群がって来るのでしょう。キット過ぎた甘さや肥大が、「異常!」との警告を告げているのかもしれません。湿気などの日本の気候風土の外的要因もあるのでしょうが、原種の持つパワーや自然性が、虫たちも納得しているのかもしれません。

 

何もかも、一度元に帰し、リセットし直せねばならない時代なのでしょうね。

苗販売30数年、初めての光景!!

土曜日, 5月 23rd, 2020

昨日・今日の苗販売の状況です。

 

苗販売して30数年、

こんなに大盛況の苗販売は記憶に御座いません。

 

苗販売の準備をしていると

いつの間にか、ジワジワと苗の近くにお客様が忍び寄り、

獲物を捕らえる如く、眼差しが鋭く根選びをしていました。

 

 

このままでは濃密になってしまうので、

予定より15分くらい早く苗販売開始。

気が付きと、駐車場は満杯状態、

路上に駐車待ちが、7~9台待ちに。

 

ご近所にご迷惑を掛けれないので、急遽警備員になり、車の誘導、

専務は、靴流通センターに駐車場を借りる交渉に。

 

ふと見ると、レジ待ちのお客様が歩道迄達し、通路を塞いでいる状態で

濃密回避の2mの間隔は、到底無理でしたが外なので・・・・・

 

 

昨年の苗販売の数量を確認して2日分の苗を並べていましたが、

開始2時間もしないで品切れ続出。

 

急遽生産者に連絡して苗の用意をしてもらい、専務に苗取りに行ってもらいましたが

一回では積み切れず、二往復。

 

不要な外出を控えていた多くのお客様が家庭菜園に没頭しているのか?

コロナの影響で自給自足に目覚めたのか?

 

どちらにしても良い傾向です。

 

 

本店店長&社長 大橋和則

 

「いのちの畑で、一緒に汗を流しませんか?」

木曜日, 4月 16th, 2020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/topix/topix2020/topix2020_4/3_ennou2020.pdf

 

昨日14日、第一回の援農。

寒い中、ありがとうございました。

沢山の方々に助けて頂いて、何とか農園をやり繰りできています。

何せ、毎日が3人の労働力しかありません。

平均年齢が75歳の老人力で、凌いでいます。

 

昨日は、アスパラガス、イチゴの草取り、石拾い、果樹植え、トラック直しなどなど、大助かりでした。

コロナの外出自粛で、家の中で家族がストレスで、反って健康を害してしまいそうな今日。

こんな時、思い切って外に出て、畑で新鮮な空気に触れると、身も心も清々しく洗われます。コロナは、飛んでってしまいます。

 

昨日はまた、記念すべく5年目にして、漸く仁木余市らしい果物栽培に踏み切ることが出来ました。

昨年の完全無農薬栽培のりんご・マッカムに気を良くして、少し幅を広げます。

 

今まで3,5町歩野菜を生産するのに精一杯でした。

これからも、より生命力に富んだ野菜果物を、援農の方々と共に、お届けしたいと思います。

(by まほろば自然農園)

 

 

小泉先生と蒲島知事

日曜日, 5月 7th, 2017

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先月24日に、佐藤水産で小泉武夫文化塾、「第一回 鮓(すし)と鮨(すし)」の講演会が行われた。

鮓は、乳酸菌で発酵させた魚。1200年前から発達した伝統的本熟(なれ)鮓。酢で〆る飯寿司、桝寿司、箱寿司、棒寿司など、全国的に分布。

鮨は、握り寿司の早寿司で、江戸末期から始まった。

 

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東京湾には、江戸川、多摩川、荒川など大小さまざまな川が流れ注ぎ、稀に見る魚の宝庫で、鱸、鱚、鯛、細魚、平目、鰈、芝海老などの白身が多い。そこに黒い醤油を垂らすと汚くなる。それで「煎酒(いりざけ)」なるものが発明された。日本酒と鰹節、梅干で煮た上に焼塩を加えた煎り酒を白身に垂らすと、色を濁さず得も言われぬ味を引き出す。

先生の著書『百川』にある新鮮魚介が何故確保できたかは、生簀(いけす)に在った。八百八町の至る所にこの生簀があって、直ぐに新鮮な魚の下ろしが出来たのだ。なるほど!今のデリバリーでも叶いっこない、とは驚きである。

 

「熟度と鮮度」。自然と社会は、この拮抗した概念と実際がうまく溶け込んで、時間が流れる。活きの良さ、煉れ具合、世の中よくしたものである。

何事も、老いも若きも要し、伝統も前衛の両車輪が、人を生き生きさせる。

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講演後、有志による談話で、漁獲高の激減による海の危機が叫ばれていることに至った。中国、韓国、台湾などによる近海先回りの包囲網により、日本沿岸の鯖、鰹、イカ、秋刀魚、鰯などの大衆魚が軒並み居なくなった。そして、加工業の第二次産業が瀕死の状態なのだ。これは、お上の水産農産省が、その対策を講じなかった構造的問題であり、そのツケが今回っている。

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同じ北国のフィンランドは、430万人で4兆円の黒字を出し、北海道は560万人居るも、赤字財政である。これは、行政がおかしいと、小泉先生は語る。そこで、熊本県を例にとる。熊本県の蒲島知事とは、農政審議会で席を同じくする仲である。熊本県では、予算の57%を農林水産が占めるという。何と新規就業が3万8千人の内、6千人に上る農業大国である。リーダーが、如何に第一次産業に目を向けるかに、日本の浮沈がかかっている。北海道は土木の公共事業が多すぎるため、根幹で足元をすくわれていると。

 

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この蒲島郁夫知事は、高校から農協職員に、農奴から渡米してネブラスカ大学へ、次いでハーバード大学博士、そして東大教授に昇り詰めた日米ドリームを実現した丈夫であった。

「逆境の中にこそ夢がある」「どんな人生にも必ず5度のビッグチャンスが訪れる!」と公言して憚らない。先生は、まず、リーダー不在!リーダーが農水に力を入れるべき!と力説される。

「くまもん、よかもん、うまかもん」は、伊逹になったのではない。このリーダーのもとであってこそ、全国にブレークしたのだ。

農水産業を、頭に据えない行政は、必ず破綻を来す、と。

我々、日本国民みな、肝に銘じたい訓話であった。

 

日本の3.5倍の農地がアフリカに!!

土曜日, 3月 11th, 2017

アグネス(山口由里さん)のFBから

週末札幌へ。
何週間か前にちらしをいただきお誘いを受け急遽いきました。イン札幌まほろば。

スローライフ、small is beautiful.はちどりのひとしずく、ナマケモノ倶楽部、セバァンのリオのスピーチ、弱さの思想、ローカリズムなどなど今時代に大切ないろんな発信、行動をされてる環境活動家、文化人類学者の辻信一さんと宮下社長、奥様の洋子さん&参加者のみなさんのトークショーがありました。
急遽メノビレッジのレイモンドさんのトークもあり、
内容は大変濃い内容でした。
響いたことは、いろいろな視点でいろいろあったが、ちょっとあげると、
サル化するヒト。自分の排泄物すらどこに運ばれてどうなってるかわからないのに、ナマケモノは命懸けで木の下に降り、根元に排泄、ぶらさがってる木の栄養になり、土をつくってる。
森の生態系の中の百姓。ヒトもなりえる。
ゴリラは、家族を調和していく、ヒトは家族を超えてコミュニティも調和していく力もある、
ナマクラの言葉の奥深さ。

辻信一さんは十勝にも数年前に来られ、上映会でご挨拶した感じでした。今回は、会が終わってからも、年齢45-70、なかなかこんなに夜更かししないが、丑三つ時、日付をまたぐくらい数名でしみじみと語り合い、空はまだ夜明けの白み始めはなかったものの雪がちらついてました。

私たちも背中を押され、勇気をいただきました。

あやの里あやの森の村づくりがすすんでいったら、辻信一さんもお招きしたいリストの中のお一方になりました。
あとひそかにいっぱいいるが、リストは、その中にアンサリーさんもベニシアさんも、アリシアさんも龍村夫妻もその他いろいろ。
どの方も、実現するイメージしかない。

またの再会を心待ちにしてますよ、辻さん。

まほろば宮下社長はじめスタッフのみなさまお誘い開催、いってよかったです。本当にありがとうございましたー。

最近いろんな場面で遭遇する真逆の発想。ここでも盛りだくさんでした。
鋭利とナマクラ、ユーモアと真実、ローカルとグローバル、スモール、、、
相反するようにみえるもの、真逆をみつめる。真逆をくっつける、真逆の発想、視点、最近のわたしのキーワードだな。

#まほろば #ナマケモノ倶楽部 #スローライフ #ローカル #コミュニティ #幸せの経済学 #あやの里あやの森プロジェクト #あやの里あやの森 #あやの里

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まほろば主人
予定を、急に変更して
長沼町の「メノビレッジ」レイモンド・エップさんの緊急講演会を先に持って来ました。
これは、重大かつ、驚くべき事実で、大変な事態が、今日本に起ろうとしています。
アフリカのモザンビークに1.400万haの農地、日本の農地の約3.5倍をただ同然で取得して、
日本はおろか、海外にも農産物を売ろうという政府の方針が打ち立てられ、実施されています。
これは、日本の国内農業の崩壊に通じる、一大事です。
まさに、当日のテーマ「スモール&スロー・ライフ」に逆行する社会の動向に、
私たちは、目を覚まさねばなりません。
詳しい内容は、追って報告したいと思います。
辻 エップさん

早川さんの「JAS有機メロン」初入荷!!

土曜日, 6月 25th, 2016

早川メロン 4

 

待望のJAS有機メロン。

新篠津の早川仁史さんと早朝の市場で、一年ぶりの再会。

相変わらず陽に焼けた精悍な顔は、奥様と二人で、25haを切り盛りしてるという逞しさに溢れている。

メロン、大豆、黒豆、とうきび、米などなど、圧倒される。

EM栽培で、全国に名を馳せ、至る所での講演に引っ張りだこ。

まさに、公私ともに大活躍の早川さんである。

畢竟、名も売れ、引き合いも多い。

そんな中、市場の荷受も、仲買も、協力して一手に、まほろばを優先してくれているのは感謝。

これも、長年のお付き合いで築いた絆でもある。

 

早川メロン 3

 

今年も、ご祝儀一箱3万円の初セリ。

これから、全国の自然食品店仲間や卸先、そして

もちろんお客様に迅速に、より安く、広く、行き渡るよう努力いたします。

ただし、今年は異常な天候、それまで6月の晴天は5日間のみだった。

その余波で、一気に前倒しになった後、品薄になるかもしれません。

例年通り、早目の予約と贈りが無難です。

肝心のお盆の8月にはありませんので、ご注意ください。

 
早川メロン 5

 

今日も、雨が降り、ぐずついた天気で、突風で、畑は手がつけられません。

イギリスが、EUを離れ、いよいよ世界が大荒れの大波乱の時代の幕が切って落とされるのかもしれません。

信念をもって、この大荒海を乗り切りましょう!!!

その前哨に、早川メロンで祝いましょう。

 

早川メロン 6

八女市立花の名品「孟宗筍」

金曜日, 4月 8th, 2016

立花 孟宗だけ 2

今、孟宗筍の旬である。

札幌は、主に熊本から送られてくる。(中には、1週間もかかって入るものもある)

今日は、千葉産(長らく放射能汚染で、来ていなかった)が入荷していた。

その中でも、福岡県八女市の立花地方のが、ある仲買に直送されている。

築地や東一に行く便で、こちらに空輸されるから、鮮度すこぶる良し。

それを見るなり、仕入れ見習いの大庭さんが、

「これは、竹の子の名産地ですよ!」と教えてくれた。

スタッフの山田さんの柳川に近いという。

底の切り口も瑞々しく鮮やか、肉質も細やか。

値段はいいものの、0-1バッチリ、「よーし、買った!!」とばかりに。

 

立花 孟宗だけ  3

 

さすが、高くて残ったものを、早速茹でて、真空パックに。

早速、これを買い求めて、家内が料理。

「これが、本当の筍の香りよ。

30年間で初めて、こんな本物の筍に会ったわ」

彼女は、岡山の田舎だから、朝取り立てを、すぐ湯掻いては食べる。

寸分も待たずに食べるから、もう北海道のものは、

筍にして筍に非ず、といった処だ。

時間だけではない、無論質の良さも格別なのだ。

デリバリーも発達して、一昔では考えられない生鮮産品が国内を行き来している。

北海道に居ながらにして、九州の朝取りが食べられる時代が来ている。

竹細工も盛んな八女の立花町。

http://yumetachibana.com/contents/inquiry.html

どうぞ、孟宗筍の名品をご賞味、ご堪能ください。

 

立花 孟宗だけ 1

もやしで100億円企業!!

日曜日, 3月 13th, 2016

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モンゴル塩でお馴染みの岐阜恵那の「木曽路物産」。

その鹿野社長から、以前から同郷中津川でもやしを作られている親友・中田智洋社長のことを聞かされていた。

何年か前、そのチコリ館や工場も見学させて頂いていたが、まだ社長にはお目にかかっていなかった。

パラグアイで大豆農場があり、その大豆で豆腐を作り、あの東日本大震災の際に、何万丁と被害地に届けられたのだ。

次亜塩素酸を使うもやしを、無漂白にした立役者こそ、中田社長で、それを実現させたのがモンゴル塩だったのだ。

今ではオーガニック認証まで取得されたとの事。

さらに、あらゆる豆のもやしを作られて、ついにはチコリのお酒まで作られるに至った。

また、オーガニックのカット野菜、さらに46万坪の水耕栽培でないオーガニック野菜工場を建造するとの事。

一代で、ここまでに至るとは、驚きである。

また、中津川に小泉記念館も作って、先生の全蔵書を展示されている。

先日、先生から、社長が来札されるので、まほろばに一緒に立ち寄られる旨を伝えられた。

何でも、今や100億円の売上高に達するほど、急成長を遂げられた、との事。

 

お会いするや、ご夫婦して、大変頭が低く謙虚であられることに感銘したのです。

仏教大学を出られ、お母様の「感恩報謝」のみ心が生きておられたのです。

志は、気宇壮大にして、歩むはモヤシの一袋から。

実に堅実にして、遠大である。

これからの、益々のご発展を祈る次第であります。

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(チコリ酒「初垂/はなたれ」

TVカンブリア宮殿より、その説明案内文を添付いたします。

西洋の高級野菜「ちこり」を国産化・ちこり生産量日本一の中津川!

年間2億1900万パックの出荷実績!

創業70年、無添加・無農薬の発芽野菜と発酵食品の生産者「サラダコスモ」。

本気で生きれば必ず道は開ける

1袋で数十円という激安のもやしビジネスで、年商72億円(現在100億円)、33年連続の黒字経営を続けている驚異の企業がある。岐阜県のサラダコスモだ。全国有数のもやしメーカーだが、そこに至るまでには数々の挑戦と苦難があった。実は今では当たり前となった「無漂白もやし」も、このサラダコスモが広めたものだ。そしていま社長の中田智洋が目指すのは、何と南米パラグアイ。もやしの種を、日本からはるか遠いパラグアイで栽培するという。もやしに情熱を注ぎ、挑み続ける中田流“型破り経営”の全貌に迫る。

“不思議な野菜”もやし!無添加・無漂白はここから始まった

1袋数十円という驚きの安さで売られているもやしが、一体どうやって作られ、利益を出しているのか?あまり知られていないが、もやしは実に不思議な野菜なのだ。岐阜・中津川市にあるサラダコスモは、そんなもやしの大手メーカー。もともと社長の中田の家業は、ラムネ飲料の製造販売業を営み、もやしは「冬の副業」として栽培していたに過ぎなかった。だが中田は、このもやしに賭ける。?今から40年以上前、もやしは殺菌などのために漂白剤を使っていた。「子どもや孫が安心して食べられるもやしを作りたい」と、中田は無添加・無漂白のもやしを開発する。だが色も悪く、日持ちもしないため、全く売れない…。そんな中で取引をしてくれたのが、生協だった。当初は業界からの逆風も受けた中田のもやしだったが、「安心・安全」は業界に広まっていった。

カイワレ事件で壊滅的被害…雇用を守った社長の決意

順調に成長を続けていたサラダコスモは1996年、突然の危機に見舞われる。売り上げの柱の一つとなっていたカイワレ大根が、「O-157事件」で壊滅的な被害を受けたのだ。売れ残ったカイワレを泣きながら焼却する従業員たち…。そんな中でも中田は「自分の資金が底をつくまで、雇用は守る」と決意。経営の立て直しに奔走する。まず実行したのが、生産する発芽野菜の品目を増やすこと。今ではその数、10品目に及ぶ。ヨーロッパ原産の発芽野菜「ちこり」も、その一つだ。中田はこれを日本で初めて生産。さらに地元・中津川の地域再生のために、「ちこり村」というテーマパークまで作った。休耕地を活用してちこりの種芋を育てる一方、高齢者の雇用も生み出す仕組み。2006年にオープンしたちこり村には、年間28万人が訪れる。

63歳、南米パラグアイで壮大な夢に挑む

日本では、もやしの種は輸入に頼っているのが現状。中田はその種を、自分の手で栽培しようと乗り出した。種を栽培する場所は、日本からはるか遠くの南米パラグアイ。1000ヘクタールもの土地を借り、開墾を始めたのだ。中田がパラグアイを選んだ理由の一つに、日系移民の農家の存在がある。彼らの知恵と力を借りて、すでに種づくりを始めた。「収支のめどが立っているわけじゃない。でも、これは意義深いよ!」。中田の型破り人生の挑戦が、再び始まった!

「神農像」!!!

木曜日, 12月 3rd, 2015

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先日届いた突然の贈り物。

それを見て、事務所の一同、ビックリ仰天 !!

富山県「さくさく村」の吉田剛さんから、30周年記念で贈られて来たのだ。

こんな手の込んだ立派な大像、何とも恐縮するばかりで、勿体無い。

そこで、私への文書を掲載するのは、甚だはばかれるのですが、

神農さまと吉田さんのことを語る端緒になるので、あえてご紹介させてもらいます。神農像 手紙

地元の若手彫刻家に依頼されての作像、一年がかりだったのではと思います。

さっそく、朝のミーティングでお披露目。

みんな目を白黒させた。

「神農さまって知っている??」

ほとんどが知らない。

昔、「伏犠、神農、黄帝……帝尭、帝舜、帝禹…」中国の神様を暗記させられたものだった。

「よく漢方薬屋さんに行くと、飾っている、あの角のある仙人みたいの観たことない?」

そうすると、何人かはうなずく。

 

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左手に、鍬を持っている。

神農と称されるだけに、「農業の神様」なのだ。そして、何と、

昼間に、農産物を売る為に市を開いたという。だから、

商売の神様」でもあるのだ!!

中国では、商店街でも祀られている。

 

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何だか、吉田さんが言うように、まほろばみたい。

農業と商売。

それに、右手で草を持って、かじっているね。

あれは、薬草か毒草か、人体実験しているんだ。

だから、伝説によると、一日に70回も倒れた、というほど命がけだった訳だ。

つまり、「薬の神様」となった聖人でもある。

それが「神農本草経」という世界最古の超古典の薬の聖典になったから、すごい!

これも、健康ということでは、まほろば的だね。

 

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さらに、関わりは、古琴。

青年時に学んだ中国のこの琴が、神農が作ったという言い伝えがある。

伏犠が五弦琴を作り、尭帝が二弦足して七弦にしたという話もあるし。

いずれにしろ、「音楽の神様」でもある訳だ。

 

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そして、極めつけは、「富士古文書」の解説で、故渡辺長義さんが言うには、

日本人の祖先は、神農に始まるという伝書だ。

つまり「日本人の始祖」。

一遍に神農さまづいて、神農尽くし。

ここまでの関わり方に、さすが気付いたことはなかった。

今になって、「成る程、ガッテン!」と、急に近しくなって、ボタンを押した。

それを、何とはなしに感じて、吉田さんが送って下さったのだろうか。

そうであれば、彼はすごい直感と洞察力。

 

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彼は、富山県南砺市で、著名な農業指導者のお父さんの跡を継がれている。

「さくさく村」の代表である。http://oisii.jp/

恵まれた大地とご両親と、そして仲間たちに囲まれ、

お米をはじめ、あらゆる安全安心な農産物の生産と普及を手がけている。

 

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この南砺市と石川県金沢市にまたがって医王山がある。

そこから、加賀前田藩が珍重した秘蔵石、珪酸が多い薬石が採取される。

それが「医王石」。

エリクサーのセラミック作りにも一役買ってもらっている。

 

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日本のフォッサマグナ帯に位置した良質な土質の元で、吉田さんは営農している。

つまり、地の利を得た農業で、農家にとって何とも羨ましい話である。

あの魚沼のコシヒカリもその地続きだから、日本一だった。

彼の「医王舞」の米は、あのタカコナカムラさんの本にも紹介されている。

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それにしても、驚いたのは、

エリクサーでも度々紹介しているアメリカのP・キャラハン博士の許に、

常磁性のことを学びに渡米した行動力である。

その時の写真が、これだ。

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常磁性の計測器テックメーターも手に入れ、

博士から直接、その自然観と原理と技術を熱心に学んだ。

その若き情熱には、本当に驚いてしまった。

そんな彼は、日本の農業を引導する立派な指導者になるに違いない。

きっと、天のアンテナで、神農さまと繋がっているだろうから。

 

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