![201308burogu2_s1](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/08/201308burogu2_s11.jpg)
シンガーソングライターの大貫妙子さんが作られた「あきたこまち」米を、
この度、まほろばで扱うことになりました。
無論、農薬・化学肥料無使用です。
秋田県三種町で、手ずから栽培し、モミのままで保存したもので、
劣化せずに鮮度が良く、きめ細かい優れた味わいです。
とはいっても、30kg原袋が4袋だけですので、 すぐ完売してしまいます。
今秋の新米の時期に、再びお知らせ出来ることを
楽しみに待ちたいと思います。
![大貫米 写真](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/08/大貫米 写真.jpg)
大貫妙子さんのブログ・『田植えの季節』より・・・・・・・。
2009.04.28UP
田植えの季節
photo by Kouji Sato
秋田でお米つくりを始めて、3年目になる。 それ以前は、栃木の田んぼへ手伝いに行っていた。 最初は慣れない格好で、筋肉痛になったけれど 今は身体が覚えてくれたようだ。 無農薬のお米を育てるのは大変だ。 何がって? 草取りが!! 農家の方は慣れているので、はやいことはやいこと。 秋田の三種町にある私の田んぼでは780キロのお米が 収穫できる。 我が家だけでは食べきれない量なので 友だちと分け合い、身近な知り合いにも買ってもらう。 それがえらく評判がいい。 私は玄米で食べるので、今までもいろいろ食べてきたが やはりいちばん美味しい。
![田植え](http://e-days.cc/style/2009/04/24/rice.jpg)
三種町は「じゅんさいの里」で有名なところ つまり、水がいいのだ。 私の田んぼも山の際にある、じゅんさい畑を育てる水でお米をつくる。 早起きして、一仕事終えると 田んぼの持ち主の近藤さんの建てた山小屋での宴会。 どちらかと言えば、こっちが楽しい。 秋田といえば、やっぱり、きりたんぽ鍋。 じゅんさいや山菜がたっぷり入っている。 これをほんとのご馳走と言うのだ。
![きりたんぽ鍋](http://e-days.cc/style/2009/04/24/food.JPG)
そして、ご主人と飲む。延々と楽しく飲む。 飲んで話しも弾み、今年はさらに作付けを増やしてもらうことになった。 あっちからも、こっちからもの「お米がほしい」コールに答えて。 自分で育てたお米は愛おしい。 一粒たりとも無駄にできない。 お米さえあれば生きていける。 毎日の食事が幸せだ。 ちいさな宴会が終わると、近くの森岳温泉のお湯につかる。 これがまた至福の時間。 雨の時期をすぎ、夏の太陽の下で育ち、黄金色の稲穂が いちめんに広がる季節まで。
![稲刈り](http://e-days.cc/style/2009/04/24/inekari.jpg)
五月、今年も田植えの季節がやって来る
田植えの季節 その2
photo by Kouji Sato
どうしてお米作りをしているのかと聞かれたら おいしいお米を食べたいから、ということになる。 誰かがつくったおいしいお米は売っているし 買えばいいじゃない? ということになるのだけれど なんでもお金で手にいれることができる暮らしには もう飽きてしまった。 もっとも、なんでも手にいれることができるほど お金は持っていないけれど。 生きているかぎり、毎日毎日何かを食べる 今は東京に住んでいないので 外食もほとんどしないし、家で食事をつくる。 ほぼ毎日お米を食べている。 圧力釜で炊く玄米。 時間のある日は、マスタークックという鍋で炊く。 こっちの方がだんとつおいしい。 玄米は、かたくていやだという人がいるけれど 炊き方に問題があるのだと思う。 玄米を食べつづけていると、白米は食べた気がしない。 ごま塩と梅干しがあれば満足してしまうくらいだから 私にとって、おいしいお米は大切なのだ。
![雨の田植え](http://e-days.cc/style/2009/05/26/taue1.jpg)
今年の田植えは雨だった。 田んぼの主は 「こういう天気がちょうどいい」と言う。 確かに、日焼けもしなくていい。 自分が一年食べるためのお米をつくっているが といっても場所は秋田だから、つくってもらっているのを 年に数回、手伝いに行っているだけだけれど。 我が家だけでは消費しきれない分を知人におわけしている。 誰もが口をそろえて「とにかくおいしい!」 もっとわけてほしいと言う。
そこで、田んぼの主にお願いして 今年は、さらに新しい田んぼを増やしてもらった。 その場所が、さらに素晴らしい。
![taue2.jpg](http://e-days.cc/style/2009/05/27/taue2.jpg)
私たちの田んぼ同様、じゅんさいの池があり 透き通る山の水が満ちていた。 お米は水だ! お酒も水だ! 人間の身体も水だ! 水は命の源だと、雨つぶが落ちる池を眺めながら 清々とした気持ちになった。
![taue3.jpg](http://e-days.cc/style/2009/05/27/taue3.jpg)