まほろばblog

Archive for the ‘農業’ Category

キッズ・シェフ報告

火曜日, 8月 7th, 2012
先日、8/1西区の「キッズシェフ」での
小別沢まほろば農園のご報告、
西区の地域振興課の西岡係長が
番組で報告しておりますので、
Ustreamでぜひ、ご視聴ください。

http://www.ustream.tv/recorded/24391753

「自家採種」も出来なくなる!TPPの先に「自殺する種子」!!

月曜日, 8月 6th, 2012
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キッズシェフ、来園!

木曜日, 8月 2nd, 2012

 

昨日、雨の中、「キッズシェフ」の一行がまほろば農場に早朝から来園。

札幌市職員やSTV取材班の方々も同行。

20組ほどの親子連れで、外で収穫のはずが雨のため、

ハウスのミニトマト、きゅうり、岡海苔、ささげなど採り放題で、みんな夢中!!!

色々な質問が飛び交い、洋子農場長も楽しく対応。

詳しくは、明日発行の「農園たより」をご覧下さい。

この後、井出ラッキョウさんが待つ、スープカレー作りに行きました。

去年に引き続いての企画。

市民のお役に立てて嬉しく思います。

夕方、STVの「どさんこワイド」でも紹介されました。

さっぽろとれたてっこ

火曜日, 7月 31st, 2012

まほろば農園のある小別沢の農家の皆さんは、農場前に直販の店を出したり、

その朝の取れたての新鮮野菜を地元のスーパーや小売店と提携して

その朝から売ってもらうよう出荷しています。

まほろばも仲良くこの「さっぽろとれたっこ」に加入して、

店で自家農園の野菜を直販しているわけです。

札幌市民の健康増進のためにも、皆さんと一緒に

同じ取り組みをしております。

札幌市の職員の方々と協力しながら頑張っていますよ!!

「ふりっぱー」に記事が・・・

火曜日, 7月 31st, 2012

地域新聞「ふりっぱー」に、農園で取材を受け、

専務が応えたものが、記事になっております。

お読み下さい。

こうして地域密着型の店として存在することが大切だと考えます。

ボランティアの皆様、ありがとうございます!!!

日曜日, 7月 15th, 2012

                                  (仏画の国井さん)

まほろば自然農園の繁忙さは、夏の暑さに向かい、

いよいよ本格化、福田チーフに言わせると、「熊の手」も借りたいほどです。

ご存知のように、連続赤字農園を継続するには昨年で限界に達していました。

これ以上人件費を経営的に投入することが出来ず、今年から極少体制でやっています。

その困難さを聞きつけてか、ありがたいことにボランティアの方々が少なからず、

名乗りを上げて、お手伝いに来て頂いております。

ありがたいことです。

土日祭日には、例年の佐々木さん、桶谷さんが遠くより

早朝から助っ人にいらしてくださっています。

また店の常連さんの斉藤さんは、子供さんを学校に送りに行った後、

東京から転居された榊原さんも毎朝のように、手伝って戴いております。

また、エッセイーを書かれている土井さんや、仏画作家の国井さんも、

ご都合に合わせて、遠路はるばる初めての農作業に精をだして戴いています。

その様子が、今月の「まほろば農園便り」に書かれていますのでご覧になって下さい。

http://www.mahoroba-jp.net/farm/tayori/nouendayori201207.html(まほろば農園たより7月号)

そして今朝は、大貫妙子さんが早朝から、ホーレンソウや大根の雑草抜きをして下さいました。

毎年、秋田の水田で除草作業をしているので、その手際の見事さには、ビックリしました。

また、ニューヨークで極真空手(誠道塾)を習っていたので、腰がビッシと決まって

安定してブレがないんですね。

ご自分でも、田圃の草取りに比べて、楽々とおっしゃっていました。

作曲や演奏活動に響かないですか、と問うと、今は充電期間なんだそうです。

そのお言葉に甘えまして、時間のある時は、お願いしたいと思っています。

とにかく、草取りの間、いろんなお話が聞けて、最高に楽しい時間でした。

音楽のこと、人生のこと、もろもろ・・・・・・・・・・

どうして、浮き沈みの激しい音楽業界の中で、生き残ったかは、

やはり、売ること売れることではなく、真実を求めたい、真実を表現したい、

との一心だったからではないでしょうか。

あっつ、そうそう、こんなことバラしていいのかな、でも公言しているということで・・・・・

坂本龍一さんに、この世の中で一番怖い人は?と聞くと、すかさず、

「大貫さん!!」と答えられるそうです。

世界の教授から、怖がられている方だったんですね。

それは、妥協を許さず、道を厳しく求められているその姿に、

誰もが襟を正されるからだと思います。

早川JASメロン、初出荷!!!!!

土曜日, 6月 23rd, 2012

今朝(23日)一番、新篠津村の早川さんのメロンが初出荷されました。

早川さんも、ご一緒に初ぜりに参加。

1発、¥30.000の高値でセリ落とされました。

1玉¥8.000もする初メロンをご祝儀で、みんなで初めて試食。

何と贅沢な!!!

今年は初冬に1棟の大ハウスが壊れ、3月の大雪で軒並み崩れ、大変な思いで復旧されたそうです。

その困難さの裏腹に、ハダニや油虫など全く出ない状況で、助かっているそうです。

しかし、この旱魃と暖気で一遍に大玉になって、どこも大量に出回り始め、

最盛期の物の不足が心配だそうです。

今年も、低価格の有機メロンが、平年並みに順当に出荷出来るだろうという予測です。

期待したいところです。

早川さん、よろしくお願いいたします!!!

Nymphē Confiture「妖精のジャム」 

金曜日, 5月 11th, 2012

今年、農園が人出不足で、私が午後から時間を割いては、

少し手伝うようになった。

その最初の仕事が越冬春掘りの人参採りだったのだ。

久々の野良仕事に腰は痛むも、空気は良く、心は快適だ。

ところが、畑では昨年忙しさに手が回らなくて、人参の土掛けが出来なかったのだ。

そのため人参の頭が凍って溶けて腐りが多く出た。

これを私が観て、心が痛むというか、

これでは到底農園は成り立たないはずだと思った。

やはり、自分で体験せねば、その実態が掴めない。

これを、何とか労力や収穫を実りあるものにせねば・・・・と考えた。

そこで思いついたのが、「人参ジャム」であった。

はね品も廃棄にならず、またオリジナル商品も増え、お客様にも喜んで頂ける。

農園、店、みなさんが喜べる三位一体の活用法がジャムだった。

そこで、早速ソフテリアに頼んで、ジャム作りが始まった。

短時間で、パッパと決まった。

それは、りんごを加える事、それも特に「星の金貨」という王林系の林檎だった。

これが、当たった。実に相性が良い。

それで、次にネーミングであった。

「人 檎 (にんご) ジャム」!!!

リンゴ目当てに林に鳥がたくさん集まったことから、林のように禽(鳥)が集まる

そして林檎と書くようになったという。

人が鳥のように、林(ジャム)を好んで集まるため、 「人檎ジャム」がいい!!

人参(にんじん)に林檎(りんご)を加えた・・にんんごにんご 

 

なかなかいいゾ!!

ところがである。

ソフテの女性たちから、「ブッブツーー」とブーイングが出たのである。

「もっと、素敵な名前にしてください!」

折角、苦心の作が、・・・・・(チョットこじつけ臭いが)・・・・残念!! 

そこで、考えた。

にんごの音から連想されるのが、ニンフである。

この英語Nymphのギリシア神話に出る「ニュンペーNymphē」と

ジャムの仏語「Confiture」で「妖精のジャム」と名付けてはどうか?!

『ニュンペー・コンフィチュール』

これは、良い!!! 

野の妖精が飛び交い、人と共に働く「まほろば自然農園」の春。

妖精と人の合作が、それぞれの作物たち。

まこと、妖精のジャムは偽りのない名前なのだ。

収穫された越冬人参のエッセンスを、ジャムでご堪能ください。

「Nymphē Confiture」 (ニュンペー・コンフィチュール)

「妖精のジャム」 (別名:人檎(にんご)ジャム 200g ¥580

      越冬春堀 人参 (まほろば自然農園)

  人参(まほろば自然農園「小泉五寸」),  りんご(青森産「星の金貨」),

 果糖, 一二三糖, エリクサー水, レモン(愛媛産),七五三塩

追記 : ソフテの女性たち、名前に陶酔したことは云うまでもなかった。

  ~ まほろばオリジナルジャム・シリーズ ~

「ファーマーズ・ジャム」   200g ¥890

「幸の香」          200g ¥780

「伊予柑ジャム」      200g   ¥680

「妖精のジャム」      200g ¥580

「本当はこんなに強かった日本の農業」

木曜日, 3月 22nd, 2012

       
  浅川 芳裕 (農業技術通信社専務)

             『致知』2012年3月号
              連載「意見・判断」より

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 2000年に農業技術通信社に転職した私が、
 初めに行ったのは農業の市場規模調査である。
 
 その結果分かったのは、
 日本は世界第5位の農業大国であること
 
 農業生産額は約8兆円で、これは
 中国、アメリカ、インド、ブラジルに次ぐ数字だった。

 日本の農業は衰退産業であるといわれて久しいが、
 これが実態と遊離していることはスーパーに行けば一目瞭然だ。
 店内には1年を通じて豊富な農産物の食材が並び、
 その多くは国産表示である。

 ではなぜ日本の農業がこれほど強くなれたのか。
 次の5つの観点から考えてみると分かりやすい。

●まず、国土が南北に長く、高低差に富み、
 四季折々の農産物を1年を通じてつくれること。

●次に、日本が先進国であること。
 
 法治国家で貨幣も安定し、物流等のインフラが整っているため、
 農産物の生産から販売までが混乱なく行える。
 
 鮮度を保てるクール宅配便や、
 カード決済の可能なネット通販が普及していることなども
 農家が自立できる一要因である。

●3つ目に、国民の購買力が高いこと。
 
 不況とはいえ日本人の所得は世界全体で見れば高水準。
 日本の生産量が世界トップレベルにある作物を見ると、
 イチゴやメロン、桃など単価の高い嗜好品が
 ウエイトを占めているのが特徴である。

●4つ目に、独自の食文化を持っていること。
 
 食生活がいくら洋風化したとはいえ、
 和食の地位は確固たるもので、
 特に米に対するこだわりは世界にも類を見ないほど。
 
 さらに、中華、イタリアン、フレンチなど、
 多様な食文化を取り入れる消費者のおかげで、
 農家もバリエーションに富んだ新食材をマーケットに導入できる。

●5つ目は、産業技術や農業技術のレベルが高いこと。
 
 日本には最新の機械工学やバイオテクノロジーなどが
 揃っており、車の開発技術をトラクターに応用したり、
 環境制御技術をビニールハウスに活用することもできる。

 中でも品種改良技術は世界トップクラスで、
 イチゴを例に挙げてみると、世界に約600ある登録品種のうち、
 180種以上は日本の保有で世界一。
 
 また、農業に関する研究も、各県に農業試験場や
 農業高校、国立大学に農業学部があるなど、
 世界における農業研究開発予算のうちの
 実に約3割を日本が占めているのである。

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 日本の農業には圧倒的な強みがありながら
 その正味の実力に多くの人が気づいていないのはなぜか?
「食料自給率40%前後」という数値のカラクリとは?

菊池治巳の農活日記 3

金曜日, 2月 24th, 2012