Archive for the ‘農業’ Category
菊池治巳の農活日記より 1、
水曜日, 2月 22nd, 2012元上川農業試験場々長であった菊池治巳さん。
あの一連の北海道米の新品種を次々デビューさせ、
一躍、その味、その質が、国民の大絶賛を受けて、
今や日本米の花形に躍り出ている。
その蔭の立役者こそ、菊池さんに他ならない。
今、その豊富な経験と知識を駆使して、
産業用大麻の復興に取り組まれている。
衣食住に亙り、麻の持つ可能性は無限大でもある。
私も一緒に、麻の聖地でもある長寿郷・巴馬に訪ねた。
そんな菊池さん、あさひかわ新聞に「菊池治巳の農活日記」を連載中。
その中の一文を御紹介します。
山下惣一さんとTPP
火曜日, 2月 7th, 2012佐賀県の農民作家・山下惣一さんが、
よつば通信に、痛烈にTPP問題に対し、
意見を述べられています。
農業問題だけではないTPP,
いかに亡国の協定であるかを、
端的に明晰に語っておられます。
お読みください。
ミニ豚運動会?!in興農ファーム
土曜日, 2月 4th, 20121月25,26日と、中標津の興農ファームで、「知床新農業フォーラム」が開かれた。
26日はあいにくまほろばの新年会で、中途退席して1時に向かった。
雪道を延々と約8時間、着く頃は暗闇の中から国後島や羅臼岳が青白く浮き出ていた。
このような厳寒の中を35年もの間、戦い続けて来たのか、という感慨が沸いた。
本田代表の壮絶な有畜農産業への挑戦は、漸く曙光と共に実を結ぼうとしているのだ。
その発表の場である両日の意味は重くして重い。
報告は後日に譲るが、この概要は今月の「まほろばだより」を読まれたい。
甲子園の15面もある壮大な酪農地に、完全放牧された野生化した逞しい牛達の生き抜く力と、
豚たちの元気の良さにほっとする。
自由に走り回れる豚の本来の健康さというものを見せてもらった。
そして、次代の農業の在り方を示して頂いた。
マート城山さんから
金曜日, 1月 13th, 2012まほろばの長いお友達で、埼玉の和光市で自然食品店「マート城山」さんを
経営されている海藤さんからメッセージを戴きましたのでご紹介します。
「2011年、無肥料自然栽培農産物の販売を振り返り…」
マート城山 海藤芳勝
新年、明けましておめでとうございます。
昨年は皆様のご協カの元、農業者大学校の見学会や11月20目に行った和光市での秋のフォーラム
「これからの食糧・農業・経済」も無事に終える事が出来ました。心より感謝申し上げます。
昨年の単店での農産物全体の販売は非常に厳しかったと思います。
3・11の震災や福島第一原発の事故による放射能汚染から、販売業績は大きく後退し、
又気候変動の大きな影響で夏場の饒菜類は傷み等が多く、
相場も高値や安値の幅が大きく見られました。
但し、昨年から、関野農園さんの無肥料自然栽培の農産物を扱わせて販売させて戴き、
お陰様で、徐々にお客様からの二一ズの広がりとリピートに業績を上げた感があります。
まだまだお客様へのアプローチが足りないものの、確かに手応えは感じています。
私の場合、仕入れはやはり目利きを出来るだけ生かして来たっもりです。
市場でも出来る限り情報を収集し栽培内容や品種、生産者、
鮮度や傷み具合など現物の状況を考慮して販売に努めて来ました。
また、直接、産地や生産者とも接見して見極めて来たつもりです。
それでも、満足にお客様に販売できるものは限られてしまいます。
青果業としては、残念ながら当店が扱う無肥料自然栽培の農産物はまだ全体の1割程度しかありません。
これは私の哲学ですが、それはどんなにすばらしい農産物であっても、生産者の心意気とでも言うのか、
農産物から見えて<る仕事の状態も感じ取るように心がけています。
それは、美術品や音楽鑑賞といった趣味にも精通するのです。
とりわけ絵画ではアンドリュー・ワイエスが大好きです。
音楽ではたくさんいますが、グレン・グールド、ジャン・ジョエル・バルビエ等。
出来るだけ「いいモノ」を観て、聴いて、感じるという訓練をするように心がけています。
そこから、仕入れの哲学も生まれます。
勿論、商売ですからお客様の二一ズも無視できません。
それでも失敗はあります。
話は変わりますが、先目、当店と取引のある北海道の自然食品店、
まほろばさんの農産物の仕入れ担当者と話をさせて戴きました。
まほろぱさんも自社で農産物を栽培し販売しています。
その栽培内容はやはり自家採種を基本としています。
但し、土作りは農産物の状態を考盧した有機物などの補正を行っています。
では何故、無肥料ではないか?
まほろばさんのところでは仕入れや農産物の栽培にひとつの“物差し”或いは基準を活用しています。
それは生体生理反応を応用したO-1テストです。
オーリング・テストをアレンジした独自の検査テストです。
つまり生理生体反応に合格した種子はより選別され、
それぞれの農産物に適した土壌補正を行って栽培されます。
今後、厳しい気候変動や環境の中で自然栽培の農産物がどう展開できるか?
種子の選別はどう行うのか等、状況の変化の中で
対応できる知恵や感性が必要となるのではないでしょうか?
柚子の里から
土曜日, 11月 19th, 2011宮城の北村さんからご案内が来ました。
あの柚子の里をご存知でしたか。
たくさん、素晴らしい柚子が届きましたね。
でも今回の震災と原発事故で、柚子は諦めたが、離農とその土地は諦めず、
覚悟を決めて、放射能とともに、地域に骨を埋めるつもりで生きようとされています。
先ずは、自分の立っているその場の現状を、現実を知るべく「放射能測定室」を立ち上げました。
ご興味のある方、そのお近くに住まわれている知人の方にお知らせ下さい。
再びと、あの柚子が食べられます事を。・・・・・・・・・・・・・
社長の炯眼
水曜日, 11月 16th, 2011有機生姜の菅原さん
火曜日, 11月 8th, 2011先日ひょこり、由仁町の菅原徳八さんが来店された。
有志で立ち上げた「農事組合法人ユニファーム」の蔬菜部の一員でもある。
しかも「北海道オーガニック推進協議会【ホスク】」の認証団体に属している。
菅原さんは、道内では珍しい生姜の生産者でもある。
まほろば農園と同じような蔬菜をハウス11棟で作っている。
そのほか、籾殻薫炭を作ったり、鶏を飼ったりしている。
地温が12℃以上になる5月末に株を植え、10月20日頃収穫する。
その間、5ヶ月、元々東南アジアが原産なので、北国での栽培は難しい。
国内では高知辺りが主産地で、畢竟それ以南が適正地ということになる。
しかも貯蔵を14℃常温に保たねばならないので、その施設がないため、
11月一杯で、売り切ることになる。
通年、菅原さんの生姜に、お目にかかることが出来ないのだ。
保存も大変なので持たない、まほろばの店頭にも今の間しか出ない。
そんな難しい根物に挑戦する菅原さんは、何かまほろば農園と似ている所があって微笑ましい。
儲からないと知ってあえて挑戦するその心意気が嬉しい。
見るとビックリするほど、飛び切り上等な生姜で、味もまた良い。
是非、今のこの時、一期一会で使ってみてはいかがですか。
洋子オーナー生出演in三角山放送局
土曜日, 11月 5th, 2011分かり易いTPP
火曜日, 10月 18th, 2011大震災・福島原発で一時途絶えたTPP問題が、
俄かに再燃しています。
それが、掌が返ったように、野田首相が前のめりで参加賛成の意向に傾き、
雲行きが随分危うくなって来ました。
今日、「森下自然医学」に連載された『TPPとGNH』と題してまほろばの主張を掲載しました。
http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/topix/topix201110kitanosora_TPP.pdf
お読み下さい。
無論、まほろばはTPPは絶対反対の立場です。
現在、反TPPの論客として中野剛志さんが激しく世に問うています。
その主張するところをお聞き下さい。
「国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 【中野剛志】」