先日の佐藤水産主催の「小泉塾」で配られたチラシ。
その「食と健康」に、何故養殖魚の鮭を扱わないか、記されていた。
まほろばも、天然魚のみの扱いだが、その理由が代弁されている。
佐藤水産さんの起業精神が如実に語られている。
![ginnsei300[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2012/02/ginnsei3001.jpg)
鮭に含まれている天然のアスタキサンチンは
人の体にどんな効果があるのか ?
北海道産の天然鮭は「白身」の魚ですが、オキアミや桜えびなどを食べているため、
身の色がオレンジ色になリます。
この赤い色素が「アスタキサンチン」と呼ばれる成分です。
天然の「アスタキサンチン」には抗酸化作用があリ、老化防止や動脈硬化、糖尿病など
の生活習慣病に効果があると言われ、同じ抗酸化作用のあるビタミンEの約500倍、人
参などに含まれるべ一タカロテンの約40倍と言われています。
ちなみに、筋子やいくらの赤い色素も「アスタキサンチン」によるものです。
一方、ノルウエーなどのヨーロッパや南米のチリなどから輸入されている養殖のアトラ
ンティックサーモンやトラウトサーモン(ニジマス)は、見事なオレンジ色をしています。
もともとの身の色は、薄い灰色か淡いピンク色をしていますが、これらの着色に使われ
ているのが石油から作られた「カンタキサンチン」と呼ばれる化学合成物質で、これを餌
に混ぜて与えています。
![131734214691213129265_DSCF1077[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2012/02/131734214691213129265_DSCF10771-150x150.jpg)
近年は。石油から「アスタキサンチン」も作られ、この化学合成物質を使う養殖場も増
えています。
ところが、石油から作られた着色料の化学合成物質は、網膜剥離などの問題点が指摘され、
欧米ではとくに養殖鮭が危険視されています。
また、海面養殖場には脂肪に蓄積されやすい発ガン性物質のPCBやダイオキシンが
自然界の数倍から10倍残留していると言われています。
更には、あるアメリカの大学では、養殖鮭の毒性レベルの研究をしておリ、
スコツトランド産やノルウェー産などの養殖鮭は年に3回以下、カナダ産やチリ産の養殖鮭は
年6回以上食べるべきではないと(『THE JOURNAL OF NUTRlTlON』誌135号・2005年11月)
で発表しています。
さらに養殖の鮭には人体に影響のある抗生物質などの問題、餌が腐敗するほど、環境問題に
ついても大きな問題となっています。
![hi-syokuzaishitu_200082[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2012/02/hi-syokuzaishitu_20008211.jpg)
イギリスの著名なジャーナリストでBBCのニュースキャスターを務めていた
ジョン・ハンフリース氏が書いた『狂食の時代』(講談社)という本には、
「さらに絶え問なく薬品、抗生物質を投与させる。
また、ピンク色を出すための着色料や高濃度の油分の餌を与えているため、
絶えず下痢をして肉質は柔らかくなる。
それでも養殖の鮭を食べますか?」
という養殖鮭の危険性についての詳細が書かれていますので
興味のある方は是非読んで欲しいと思います。
私たち佐藤水産は、今から20年ほど前、実際にヨーロツパの養殖場を視察し、
その危険性を目の当りにし、「養殖の鮭は一切扱っていません」と宣言しています。