(19日、記す)
菅原文太さんの記念講演会が、昨日午後からあった。
農協の建物で、農協の悪口をおもっきり言うなど、
さすが昭和の文太さん、言うなーと一しきり感心。
銀幕のスターから泥んこの農夫への転身。
今、山梨県北杜市に「(株)竜土おひさまの里農園」を設立して営農されている。
いろいろあったでしょうが、宮城の田舎育ちの根が動き出したのでしょう。
都知事選でも、おもっきり宣伝カーに乗って、
細川さんの反原発を支援していました。
元々、正義感の強い丈夫(ますらお)。
この講話、北海道有機農業研究会の主催で、
瀬川代表や菊池さんとは旧知の仲。
その後、挨拶もそこそこに、北農会館から
次の会場「佐藤水産」さんへ。
そこで、小泉武夫先生の講話会。
東京IDP出版の和泉社長と待ち合わせて、
小泉先生の控え室で、その由を告げると、
突然「えぇ!!!」と絶叫!〈笑〉
「私とは文ちゃんとは義兄弟。
兄貴なんだ。今、一緒に山梨で農業してる!」
これを聞いてビックリ。
それではと、菊池さんに電話して文太さんに出て貰い、
二人の会話。
「早く、ここに来て、呑もう!」と文ちゃん。
しかし、これから発酵仮面の弟分は講演会。
体よく断っての長丁場。
眼と鼻の先で互いに講演とは驚き桃の木でした。
今日の演題は「私の愛した七大干物」
そもそも、干すという字、今の吊り棹の形が原型なんですね。↑
「旅せざるもの食うべからず」や「冒険する舌」の著書などで、
世界中の干物を食べ尽くした先生の舌と腹は尋常じゃありません。
特にメコン川流域の魚の宝庫の干し物の巨大さはすさまじい。
話を、端折って、結論。
先生の極めつけの七大干物は次の通り。
私の愛した七大干物
① くさや(新島)
② ひめ貝(大分)
③ 北海3種・・・きんき、しまほっけ、塩鮭
④ くじら干し(「くじらのタレ」千葉)
⑤ 青魚3種・・・いわし丸干し(大羽)、開きサンマ、サバ
⑥ 若狭がれい(福井)
⑦ カツオ生利節(西伊豆)
もう、語り尽くせないので、ここで終り。
ただ、今度の売り出しで、
⑦の「かつおの生利節」が特売で30%off!(但し限定販売)
ほぐして、「お茶漬けに最高!」とのこと。
鰹節の生、旨いこと請け合いです。