和し令し/やまとし うるはし
水曜日, 1月 1st, 2020
庚子・令和弐年の幕開けをお祝い申し上げます。
旧年中は、まほろばを温かく見守り戴きまして、誠にありがとうございました。
本年も、相変わりませずに、お育て頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、年賀の詞、「和し令し」は、(令レ和≪元号≫)を訓読みすると、「やまとしうるはし」となります。
「倭は国のまほろば・・・・・・・・・倭し美し」の最後のフレーズ、と重なり合います。
本来、まほろばの謂れとも、関わりある元号ですね。
そして、考案者の国文学者・中西進氏の説でもあります。
これを草書で書いてみました。
ここに朱肉の印が、入っております。
まほろば「ま本ろば」と彫ってあります。
この玉印は、八十八歳におなりになられる代表的日本女流篆刻家の「小田玉瑛」女史の御作であります。
長年手許に置かれて愛用されていたものを、この度お譲りいただけたのです。
このご縁に感謝いたします。
この背景には、正月日の出の雲上がいいな、とイメージしておりました。
すると、編集長の島田さんが、輪厚神社に巫女さんアルバイトに娘さんを送り迎えしていた早朝、
雪上に昇る日の出を寫したそうです。まるで、雲上のようで神秘的ですね。
このような、良きコラボレーションで、今年の年賀に相応しい挨拶が叶いました。
これも縁であり、運であり、何かの兆しであるような気が致します。
何事も、人手を離れたところで、物事はなるものですね。
みなさまも、天の御手に触れまして、今年も良き歳となりますようにお祈り申し上げます。
㈱まほろば一同