まほろばblog

Archive for the ‘醸造醗酵’ Category

麹スウィーツbyタカコ・ナカムラ

水曜日, 10月 31st, 2012

またまた、タカコ・ナカムラさんの新刊書が出ました。

『麹スウィーツ』・・・・・。

甘酒と塩麹とナチュラル素材で丁寧に作る麹菓子。

こんなにも自在に自由に、多種類を多様に創作できるものかと感心!!!

ところどころに、まほろばの「一二三糖」が顔を出しています。

まほろばでも扱いますので、是非手にとってください。

それから、11月から大和さん現場復帰で、ケーキ作りが始まります。

もちろん、「クリスマスケーキ」もご注文を受け付けます。

お楽しみに・・・・・・!!!

テルツォ

火曜日, 9月 11th, 2012

スタッフの矢尾美沙枝ちゃんのお兄ちゃんが、

東京農大・醸造科出身で、銀座のワイン会社に勤めている。

そのお兄ちゃんから、オーガニックワインの情報があり、

マレンマの「テルツォ」を、初めて仕入れてみた。

これから、度々紹介があると思う。乞うご期待を。

フィレンツェとローマのちょうど中間、マレンマ地方の中心、ティレ二ア海沿いにカンティーナ・ラ・セルヴァはあります。マレンマ地方は最良の有機ぶどうの産地として、モンダヴィやアンティノリ、ビオンディ・サンティなどの大手著名ワイナリーが進出調査に乗り出していることは有名な話。それまではあまり注目されることの無かった産地ですが、近年すでに高品質ワインを生産し、イタリアワイン業界より非常に高い評価を得ているのが、地元のぶどうとオーガニックにこだわっている蔵元、「ラ・セルヴァ」です。トスカーナでも著名なアティリオ・パグリ氏を醸造コンサルタントに迎え、ますます飛躍を遂げています。テルツォはワイナリーの新作で、モレリーノ・ディ・スカンサーノ(DOC)やスーパーワイン系のIGTで成功しているセルヴァのカジュアルワイン。まだまだ無名産地ながらここまでナチュラルで落ち着きがあり、フルーティーなワインがあるなんて・・・。マレンマのワインはこれからが本当に楽しみです。

「ラ・セルヴァ・テルツォ」 750ml ¥1680

チーズ完売お礼

火曜日, 9月 11th, 2012

先日ご紹介した島さんの「想い(重い)チーズ」。

大好評で、その日の内に、全て完売してしまいました。

その香りと味わい豊かなチーズにみなさん感動!

即、買われる方が多かったですね。

もう、ビックリです。

後ほど、記事をupします。

想い(重い)チーズ

月曜日, 9月 3rd, 2012

先日、道新の森川記者が来店された。

彼は、北見支局で、畑の哲人・伊藤さんなどを取材して、

玉葱の本を出したほど、何でもとことん追求するライターでもある。

その彼が、10年来の友人、函館・美深(両方跨いでる)在住の島さんのチーズを持参された。

現在、道内はナチュラル・チーズブーム、作り手が雲霞の如く輩出して、

何処も彼処も似たりよったりで、触手を伸ばす気には、全くなれなかった。

特徴は?と聞くと、乳の新鮮な匂いがする、という。

何とも頼りないのである。共働学舎のもので、棚は占められ、もう増やす余裕はないのだ。

こちらは、全く見込み無いつもりで、チーズを試食。

ところがである。驚き!

いかにも、素人くさいのであるが、それが素直で、えも言われず、美味しい!!

本当にミルクの味がストレートにして、フレッシュ、なんとも北海道!!というに相応しいのだ。

これは、いけるぞ!と、妙な感心をしてしまった。

事務所では、お・い・し・い!の大絶賛。

さらに、島さんからメール。

それには、泣けた。

開拓先祖の魂をここに実現、実らせたいと言う、彼のいじらしい雄叫びが、綴られてあった。

これを、読まれて、今週、7,8,9日の感謝デーのお披露目には、是非試食されて下さい。

おもっきり、15%offのお試し価格です。

島田編集長の記事も合わせて読まれて下さい。(7日発行・まほろばたより)

(ちなみに、土曜日に、島さん本店に寄られて、試食会を開きます。)

宮下さま
先ほどはお忙しいところお話いただきありがとうございました。
ご配慮いただき感謝いたします。

○宣伝文句
~きた牛舎のチーズの原料乳は、夜明け前に行う乳の搬入を行うため、催眠効果の高
いメラトニンを多く含んだ牛乳「ナイトミルク」が50~100%含まれています。牧場
敷地内の搾乳室のバルククーラーから、ポンプなどを使わず輸送缶に詰めて乳にダ
メージを与えないよう手運びで殺菌機に移して製造作業に入ります。製造工程はほと
んどは人力を駆使して酪農場製ならではの素材の味が良く出た飽きのこないチーズ作
りに励んでいます。~

○起業に至る経緯
私の実家、美深町は上川北部、盆地の最北端にあり、気温の年較差日本一の土地柄で
す。この地に開拓のくわをおろして以来100年余、厳しい自然環境の中で、郷土を
築いてきた先人らは、ここに「乳と蜜あふれる大地」を創造したいと取り組んできま
した。
若くして未亡人になった曾祖母が徳島から北海道に渡り、ピウカ原野で明治30年代に
祖母を産んでおります。ヒエやソバ、イモしか採れなかった荒れ地の農業は、昭和ひ
とケタ生まれの父が成人する昭和20年代以降にようやく、寒さに強いホルスタイン
乳牛の導入、酪農によって将来展望が拓けてきました。

分家した父はバクロウ(家畜商)を生業として経済的に自立し、私らを育ててくれま
した。
しかし、残念ながら経済的に自立できなかった農家は、農協や国の甘言にのって流れ
に身任せ、減反政策による農家の二極化、機械化・大型化による借金漬けなど社会環
境によって疲弊した農家が離農し、過疎化が進んでおりました。昭和50年代の話で
す。

それから30年、平成16年、父が亡くなったとき、久々に見る故郷は過疎化に輪をか
けて高齢化が進んでおり、年金生活まであと10年という兄が最も若い世代の農家で
あるという事実。またその兄の酪農場でも、息子が後を継がない現実がありました。

このままでは、「乳と蜜あふれる理想郷」どころか、氷点下40度の冬をムシロと雑木
の掘っ立て小屋で過ごしながら北の地にしがみついてきた先人の苦労が報われない。
わが故郷が、人けの無い荒れ地に還って先人の生きた証が露と消えてしまう、そんな
寂寥感で胸がいっぱいになりました。

2009年、カミサンに相談せずに編集業をやめ、各地を歩き始めました。
瀬棚の近藤さんには「50歳になるやつを弟子にとっても責任が負えん」と、師事を断
られました。新得の宮島さんの工房では、2ヶ月間、お金を払って洗い物をさせてい
ただきました。「小屋飼いの牛の乳では本物のチーズは出来ない」とおっしゃる放牧
酪農家の奥さん、「チーズにはチーズづくりに適した乳質の牛を導入すべきだ」と
おっしゃる工房長、こだわりはさまざまでした。

私は自分を育んでくれた故郷にこだわり、故郷を理想郷にしてくれるパートナーとし
て寒さに適合してきたホルスタイン牛に寄り添っていくことで、崩壊しつつある故郷
にふたたび未来が拓けてくると信じることにしました。
おおげさですが、
チーズを作るために工房を開くというよりも、連綿と続いてきた先人の魂を引き継い
で、ふるさとの元気の源になるために工房を開くことにしたわけです。(おかげさま
で、兄の牧場に若者が1人、当工房に中年1人、若者1人が職を得ております)

2010年に工房を建て、2011年から販売開始してそろそろ2年になります。製造開始か
ら3年で収支がとれるまでにしたいと計画で進めており、資金の限界もあります。
そろそろ、良い販売拠点を得て、世に問わなければいけません。

蛮勇をふるって、何とか男子の志を買っていただければありがたいです。
この世に生まれてきて50年が経ちました。未だ、「女は子を遺すが、男は何を遺すの
か」と女族への対抗意識が消えない未熟者ですが、よろしくお願いします。

㈱北ぎゅう舎 島英明
========   (株)  きた牛舎   =========
チーズ製造は、きた牛舎・しまミルク加工所/
〒098-2204 北海道中川郡美深町川西50
Tel& Fax01656-8-7633/mobile 090-6216-2178
ホームページは/
http://www.kitagyusya.com
ちーず新聞・ブログは/
http://kitagyusya.wordpress.com/

「降りてゆく生き方」上映会決定!!!

金曜日, 8月 17th, 2012

皆様、はじめまして。

映画「降りてゆく生き方」(主演:武田鉄矢)のプロデューサー

をしております、竹邨 勉(タケムラ ツトム)と申します。

ん?降りてゆく生き方?何それ?とお思いの方がほとんどだとは思いますが、

映画「降りてゆく生き方」とは、

●奇跡のりんごで有名な、木村秋則氏

●本物の酒、百薬の長を復活させた、寺田啓佐氏

●本物の苦労を取り戻す。精神医療でのカリスマ、向谷地生良氏

を含め200人以上の方々の「新しい生き方」を取材し、

本当にあった生き方をモデルに本映画のストーリーを構築しました。

更に、映画「降りてゆく生き方」は、DVD販売及びTV放映を行いません。

また、商業的な広告宣伝は一切行っておりません。

つまり、「口コミ」によって上映展開してきた映画です。

DVDにもTVにも放映しない代わりに、誰でも上映会を行える映画です。

初公開(2009年4月)以来、「上映したい!」、「知人にも観てもらいたい!」など、

上映主催の手を挙げて下さる方々の熱い情熱によって、

口コミでこれまで国内外300回を超える上映会を開催してきました。

そんな中、以前、北海道での上映会に来た時、北海道は本当に広いなぁ!

と正直思いました。北海道でもっともっと多くの方々に映画を観てもらいたい!

と思い、私自身も皆さんと同じく「手を挙げ」、まずは札幌での上映会を企画しました。

今年そして来年と道内各所での上映会を開催する予定です。

札幌にも居を構え、6月から住んでいます。

「つながり」の中で、まほろばの宮下社長をご紹介頂き、

今メッセージを書いている次第です。

口コミで拡がる本映画の醍醐味の一つとして、「新しい出会い」があります。

北海道での良き出会にわくわくしています。

是非、お友達をご紹介下さい!!

車もあるので、会いに行きます!

映画には行けないけど、話なら聞くよ。も、あり難いです!

では、皆さんにどこかでお会いできます事を楽しみにしております。

小さくても、大きい

木曜日, 8月 2nd, 2012

 

そうそう、先ほどの『懐古酒』を買われると、

生前の寺田さんの講演録『醗酵する生き方 ~うれしき たのしき ありがたき~』が付いてきます。

これは、すばらしいの一言ですね。

このために、お酒を買っても高くなかった!と思わせるいい内容です。

読んでると、心が溶けてゆく感じですね。

開放される。

出来れば、単独にお分けしたいぐらいの本でした。

それから、今日この雑誌が贈られて来た。

これも、正直うなりましたね。

たかが64p¥¥300の冊子ですが、すこぶる気に入りましたね。

今まで、こんな優れた編集見たことありません。

季刊「SORA そら」と題した世界初のお天気マガジンなんです。

私なんか、まるで気象なんか興味ない。

しかし、無知の私をして振り向かせるものがある。

この夏号は、「巨大地震」だが、その歴史から掘り起こして、

起こるメカニズムから、あらゆるケースにおける避難の仕方などなど、

分かりやすく、馴染みやすく、興味をそそるべく編集されている。

その他の記事も、気象の様々な写真も、見る人をしてワクワクさせる。

これは、優れた編集人だなーーと感心するや、裏の出版社を見てビックリ!

今度、お世話になったIDP出版。

編集長は和泉功さん。

今まで講談社のヘッドで長く編集業に携わっていた生え抜き。

業界の表と裏の裏まで知り尽くした仕事人である。

成るほど、この人なら、この仕事をするだろう、と唸った。

昨晩で、完全に原稿と表紙カバーの校正を終了し、引渡しをしました。

長かった・・・・・。

8月24日には発刊できると思います。

「懐古酒」で古を懐かしもう

木曜日, 8月 2nd, 2012

 

寺田啓佐さんの遺産とも言うべき10年ものの「五人娘」。

名付けて『懐古酒』。

本当に懐かしい寺田さん。

今も、そこに、ここにいるような感じです。

今朝届いたそのもの。

懐かしいパッケージにお酒と仕込み水が入っていました。

神崎神社の神水をエリクサーに通して、

そのまま仕込み水になって、各銘酒を醸しています。

『懐古酒』の濃い酒を水で割りながら、

寺田さんの思い出話をみんなでしたいと思います。

『懐古酒』(仕込み水入り)  720ml ¥3.360(税込み)

(まほろば扱いです)

北のひしお、たらの味噌漬け

火曜日, 7月 31st, 2012

最近の発酵ブームが手伝ってか、北の大地でも、

方々から、発酵食品が陸続として、名乗りを上げている。

釧路の老舗水産会社が、近所の浜のおばあちゃん本間信子さんの

昔ながらの味を取り入れ、それを商品化することに成功しました。

食品加工研究センターとの共同研究で、昔の味を現代に復活!!

すけそうだらをミンチにして、米麹などで発酵させること2ヶ月。

焼きたらこ入りの「鱈福/TARAFUKU」と

結び昆布入りの「廣助/HIROSUKE」の二種を発表。

無添加で安心して召し上がれます。

いづれも¥580です。店頭販売しています。

懐古酒(かいこしゅ)新発売

月曜日, 7月 30th, 2012
寺田本家から、「五人娘」の10年古酒『懐古酒』が入荷します!!!!! 

 

酒造年度平成12年
●81(水) 懐古酒(かいこしゅ)新発売●

 
水割り・ロック、ぬる燗でと お好みでさまざまにお楽しみください。

 
 
720ml詰
税込小売価格¥3,360
五人娘の原酒を長期間蔵の中で熟成させました。
昔ながらの手造りで仕込んだ無添加純米酒にさらに時間のエネルギーが閉じ込められ、液体は金色に色づき、馥郁たる香りを纏いました。
 「いい時間を過ごして来たんだね」
お酒を味わうたびに、来し方が美しい時間になる。
そんな至福のひと時をお楽しみください。
 精米歩合/65%  アルコール度数/18~19度
 日本酒度/+3  酸度/2.2  アミノ酸度/1.7
 
  ※中に滓(オリ)がございますが、古酒の特徴ですので
     安心してお召し上がりください。
 
 
懐古酒とは   ― 五人娘を10年以上寝かせました ―
   五人娘は無農薬米を原料にした昔ながらの生もと仕込みのお酒です。その原酒を長く寝かせ熟成することでより味わいが深まり、古酒ならではの豊かな香りも相まって独自のお酒の世界へと昇華しています。懐古酒(かいこしゅ)の名前は23代目が「過ごしてきた時間を美化してみよう」という意味で名付けました。 
古酒の歴史   ― 日蓮も大好き! ―
   鎌倉時代の日蓮上人の書状に古酒を尊ぶ言葉もあり、また江戸時代の川柳に古酒という言葉が使われるなど、日本ではかつては古酒を楽しむ文化がありました。それがいつしか姿を消していたのですが、発酵文化のひとつとしてお伝えしたいという思いで取り組みました。寺田本家の昔ながらのお酒造りだからこそ、かつて飲まれていた古酒が再現されます。 
健康   ― すっきりと体にやさしい ―
   時間を経てゆっくりと熟成することで水とアルコールの分子が結びつき、体に吸収されやすい形になっています。だから体内でのアルコール分解速度も速くて、酔い心地は軽やか。微生物の生みだすものに時間のエネルギーが合わさり癒しのお酒になっています。 
飲み方   ― 水割り・ロック・ぬる燗も!
   原酒でアルコール度数も高いので、お好みでお水で割ったり氷を入れてロックもおすすめ。香りや味も濃醇なので、割って召し上がっていただくとすっきりとした味わいで美味しく召し上がっていただけmす。また少し燗につけていただいても味や香りが量わし新たな美味しさをお楽しみいただけます。

発酵仮面の台所

水曜日, 6月 27th, 2012

NHK「きょうの料理」で、「発酵仮面」こと小泉武夫先生が出演されます。

以下、NHKの案内より。

2012年06月22日

きょうの料理「小泉武夫 焼き納豆丼&くさやチャーハン」

きょうの料理
2012年6月27日(水)21:00~21:25 Eテレ
テーマ:料理自慢の台所 発酵仮面の台所
講師:小泉武夫
料理:焼き納豆丼、くさやチャーハン

発酵学の第一人者である東京農業大学名誉教授の小泉武夫(こいずみたけお)。 小泉さんは、日本全国はもちろんのこと世界各地のおいしいものを求めて旅するほどの食いしん坊として知られており、これまでに多くの書籍を執筆しています。 また、テレビをはじめとしたメディアにも積極的に出演しており、その食に関するあくなき情熱を目にした人も多々いることでしょう。 なかなかひょうきんなキャラクターをしていることでも知られる小泉先生であります(笑) なお、小泉さんいわく、発酵は食べるだけではなく美容にも活用できるらしいです。

今回の「きょうの料理」は、そんな小泉武夫さんが講師として出演。 「発酵仮面の台所」と題して、小泉先生の自宅の台所を訪ね、日頃の食生活に迫る予定です。 フライパンに丼をかぶせて納豆と卵を蒸し焼きにする「焼き納豆丼」や、その美味しさがクセになるという「くさやチャーハン」などの発酵レシピも披露されますので、要注目! まさにワイルドな料理が楽しめることでしょう♪

詳しいレシピは、公式サイトで。
http://www.nhk.or.jp/kurashi/ryouri/