まほろばblog

Archive for the ‘醸造醗酵’ Category

アグネス宣言

月曜日, 2月 27th, 2012

 

アグネス宣言
木と共に 水と共に 土と共に もりと共に生きる あらゆるいのちと共に生きる。

発酵革命!

リオplus20の市民団体に日本の声が届けられるそうです。

三友さんのチーズ

土曜日, 2月 25th, 2012

以前から、小泉先生に、中標津の三友さんのチーズの素晴らしさを聞かされていた。

縁というものは、なかなかつかないもので、先日来店の際、

再びおっしゃったので、ようやく取り寄せてみた。

→毎日新聞・味覚人飛行物体「美味巡礼の旅」より抜粋

『・・・アルプスの山岳チーズをモデルにした 硬質タイプの「山のチーズ」は、本場の香味をも 凌ぐものとして今や伝説的なチーズになっている。
この硬質チーズの色は神秘的で、白みがかった 琥珀色の中に薄く鶯色を帯びてそれを切って 口の中に入れて噛むと、チーズからとても濃厚な うま味がトロリと溶け出してきて、上品なコク味とマイルド感があり、絶妙なのである・・・』

一片、口に運ぶと、珠玉の味わいが拡がり、事務所のみんなで唸った。

山のチーズは中々のもので、18ヶ月は絶品。

ことにダブルクリームチーズには参った。

夏の青草のみを食べた乳を使うので、製造は夏のみで、あるとか。

そして一人奥様の手による、純一な透明感に、清冽な志を感じる。

大きくせず、一人身の丈を全うするその気概に打たれた。

だから、卸は出来ない、と断られた言に、気持ちよく肯いた。

是非、皆さんも、お一人でお取り寄せ下さい。

期待を裏切る事はないでしょう。

http://www.goto-chi.com/seisansya/mitomo.htm

http://mitomo-cheese.com/

心も発酵

火曜日, 2月 14th, 2012

 かわいいでしょう。

「心が発酵すると味な人生になる」・・・・・・・

『発酵仮面』こと小泉武夫先生から、上の猫ちゃんのハガキが届きました。

2月のたより「福島の奇跡、奇跡の福島」の記事をお送りしたからです。

先生の御実家は江戸時代からの造り酒屋で、倒壊して已む無く郡山に移転されたのです。

茨城大の中島教授の報告で、福島の農産物は、不思議と低線量であることが判明して、

同郷人として胸を撫で下ろされました。

 

放射能に発酵食品が有効であることが伝播されて、

今、空前の麹ブームです。

まほろばでもオリジナル『麹の力』を造っています。

また、4,5月には、オリジナル「しお麹」が販売されます。

有機米に七五三塩、そしてエリクサー水で醸した物です。

それと、その蔵元伝来の酵母が、何処にもない独特な物なので、

今から楽しみですね。

お待ち下さい。

TV「エコの作法」寺田本家さん

金曜日, 2月 10th, 2012

●BS朝日 エコの作法 再放送●
2月17日(金) PM10:00~10:54

 

写真家エバレットブラウンさんをナビゲーターに日本の発酵食品文化が紹介された

BS朝日“エコの作法”「麹×醸す」が再放送されます。

その中で寺田本家さんが紹介されています。ぜひご覧ください。
● 発酵食品は日本の古くから伝わる伝統の食文化。

特に「麹」を使った発酵食品には生活に欠かせない味噌や醤油が、そして日本酒が挙げられる。

保存食としての「麹」を探りながら、日本人の食とエコの関係に迫ります。  

 エコの作法HPはこちらから 

日本人は発酵という自然から学んだ方法で、自然からの恵みである食材を大切にして来たのです。

千葉県。利根川のほとり、香取郡。
創業300年以上の、寺田本家。
蔵ではたらくのは、6人の若き蔵人たち、みな、この蔵の酒造りにひかれて全国から集まってきました。
彼らがここにひきよせられたのは、失われた日本古来の酒造りをもう一度、今に甦らせるということ。
酒は手をかければかけるほど、美味しくなる。
目には見えないけれど、そこにいる。
微生物たちがちゃんと働くため蔵人は、ただただ その環境を整え続けます。
酒の一滴一滴を磨きあげるのは、蔵人たちの熱い思い。
小さな命の息吹を心の目と耳で感じて、酒をつくります。
目に見えない命を育てる蔵人たち。
その口から出てきたのは、自然への感謝と謙虚な言葉でした。
発酵の力は、時に人の有り様をも変えて行くのです。

石孫さんを訪ねて

月曜日, 11月 28th, 2011

(石川耿一、裕子さんご夫婦)

23日(水)から3日間、秋田県湯沢の「石孫本店」さんに、取材で伺った。

まほろばオリジナル醤油『へうげ醤油』(仮称)の

仕込み初めを見届けたいためであった。

さまざまな試みをして、おそらく世界初のひょうげた物になるだろう。

詳しくは、別稿に譲りたい。

(新日の丸醸造さん)

(「羽場こうじ店」さん)

(山形県鶴岡の「イル・ケッチャーノ」と茶間さん)

 

湯沢町の隣りが、増田町で、へうげ味噌の「羽場こうじ店」、

和魂(にぎみたま)の「新日の丸醸造」さんが連なって不思議なご縁だ。

石孫さんでは、3・11で蔵が倒壊して、醤油の仕込みが半年以上遅れ、

秋仕込みになったが、これにも奇跡的なことがあっての福運だった。

朝からの小麦の焙煎、挽き割り、豆の蒸し、麹菌を入れてのモロミ作り、

室入れの醗酵、そして杉樽へ投入して塩水を注入。

すべてみな手作り手仕込み、感動の連続だった。

周りは、機械化に走る中、独り古式伝統を守る石孫さんには感動しかない。

そして、ここまで守って下さった事に感謝するしかない。

それは、どうしてか・・・・・、後日その秘話について述べてみたい。

そして、その完成は再来年の春になるでしょう・・・・・。