昨日、東京日本橋の「豊年萬福」で「発酵文化促進機構」の定期総会があり出席した。
朝3時まで原稿、仮眠をとって仕入れに、帰るや飛行機に飛び乗って一路、日本橋室町へ。
終わって、9時過ぎの飛行機があいにく遅れ、帰ったのは夜中の1時過ぎ。
いささか60過ぎた老体には酷な一日であった。
この総会報告に、26年度の事業計画報告が注目された。
一に、発酵技術事業で、肉・鶏・野菜・イカ・オキアミの醤油の開発の着手予定が面白い。
それと、寺田本家の神埼町に「仮称:発酵食品・道の駅」が開設されて、全国の発酵食品を紹介するという。
地元や首都圏中心に車を利用されることを見越して、インターチェンジのそばに建設中とか。
いよいよ、発酵道開通ですね。
また、10月3日に、日本橋YUITOで、テーマ「味噌力」の講演会があります。
お近くの方は、ご参加ください。
その後、小泉武夫理事長のお話。
例のオランダハーグにおける捕鯨問題の裁判は、報道されているような決議や一方的なものではなく、
余り知らされていないその前文に、日本の正当性が詳しく述べられている、という。
為に、すでに北大西洋捕鯨は再開され、いずれ南氷洋も再開されるもようです。
世界から、捕鯨国日本が悪者にされているようですが、
そもそもIWCが日本に委託して調査捕鯨を任されている事が知らされていない。
すでに、シーシェパードは世界的テロ集団として国際指定されている。
今、食べている鯨肉の多くは、ノルウエー・アイスランドの商業捕鯨で漁獲されたものである。
現在、世界の海は大変なことになっている。生態系が狂い、加えて異常気象が続く。
ミンク鯨が78万8千頭、シロナガス鯨が100万等、人間が魚介を食する4.7倍も食べており、
海の生態系が崩れ、大衆魚が全く取れなくなって来ている。
今、BSE、鳥インフル、1000万頭の豚感染で、動物性蛋白が食べられないような時代を迎えている。
牛肉1kg造るのに、穀類7kg必要だ、つまりCo2を後押しする。
だが、牛70億頭の糞尿が土と海に染みて、硝酸化している。
加えて牛のゲップがメタンを放出することCo2の17倍と言う。
捕鯨反対のアメリカには、プロパガンダと人種差別が根底にあると指摘。
だが、飼料も要らず、環境も汚さずして、鯨1頭で、8000人が養われる。
まさに「クジラは、人類世界を救う」とは、真実である。
そして、先生はさらにアゴに本枯れでカビ付けしたダシを発表。
さらに、今沖縄の泡盛などの黒麹文化と石川県のフグの麹漬けの
2つを世界無形遺産に指定されるよう働きかけているとか。
またNHK総合TVの「小泉武夫の発酵漫遊記」で、
「なまぐさこうこ」「「ひっぱりうどん」「たから漬け」「いさじゃ」などの
余り知られていないスゴイ発酵食を紹介された。
発酵は未知ですね。
そこに、「降りてゆく生き方」の森田さんがいらして、
10月13日(月・祝)のまほろば創業30周年イベントで、
小泉先生の記念講演を1時から、ついで「降りてゆく生き方」の上映、
そしてパネルトークという骨子が確認された。
前日の12日は、前夜祭のお祭り騒ぎで、色々企画案が持ち出されている。
多くの方々を呼んでのトークショーやコンサート。
そして、多くの関係者に出展して頂いてみんなで盛り上げましょう、
と言うことになりつつあります。
グッドアイデイアがありましたら受け付けておりますので、
どしどしご提案くださいませ。
昨日の1日で、難題の10月イベントに光が射し、出版にも目途がつき、
出向いてよかったなということになりました。
ご期待ください。