昨年まで、「大根洗い機」は農園に設置して、
土大根を、それで洗っては袋に入れて、店前で販売していた。
ところが、今年は人手不足で、抜くのが精一杯。
何せ、2,3人で1万5000本の大根ですから。
洗いまで、手が回らないのです。
申し訳ありません。
市場でも、時代が変わり、10年ほど前から、土大根持ち入れ禁止になった。
それまで、駐車場に連日、大根の山が、あるはあるは、それは晩秋の風物詩で壮観だった。
それがマンション事情、下水の泥詰りなどの関係で、洗い大根のみセリが行われるようになった。
一抹の寂しさがあるが、時の潮流には逆らえない。
1本1本、手で洗うのは、確かに面倒でもある。
その点、この機械は、1袋10本は30秒で瞬く間に、洗い切る便利なものだ。
だから、農家にとっては、今や必需品なのだ。
そこで、専務が、「店先に機械を移動して、お客様に洗ってもらっては」との鶴の一言で、決まり。
大橋店長の農家友達から譲り受けた逸品、随分山で活躍していたが、
さびでボロボロの骨董品となり、ブラシがバラバラほどける廃棄の運命にあった。
それが、ブラシを新品に交換したら、見事、再生!
全く快調で、現役バリバリの新品に。
そこに、噂をかきつけられた道新さんが取材に。
レトロなボロ機械が、衆目にさらされる全道版社会欄に颯爽とデビュー。
ボロ服をまとった女の子が、一躍にしてシンデレラ姫になったよう。
人の運命も分からない。
諦めずに生きて行けば、必ず報われる日が来るのかも。
手稲山山頂が白くなったら、漬物の季節・・・・・
一昨日、とうとう山の頂にま白ものが。
初雪観測が、20日ほど遅れているとのこと。
毎日、寒さが厳しくなるこの頃、今のうちに店前で大根をお洗いください。