去る、7月26日(水)にまほろばの従業員慰安で食事会がありました。場所はなんと、余市川の河川敷!まほろば自然農園仁木農場のすぐ隣でバーベキューをしました。詳細は、バックヤード主任・小島さんのレポートに譲りますが、従業員の子供達も参加して、大変賑やかな食事会となりました。
ti-tie(チッチ)をつくっていると、色々なアイディアが浮かんで来ます。あれこれとチーズ日記に記しては、いつかやってみよう!と思うのですが、忙しい毎日、なかなか実践するところまでたどり着かずに歯痒い思いをしています。また、雪の無い今の時期は、家庭菜園がとっても楽しく、力を注いでいるので、ti-tie(チッチ)の研究はあまり進んでいません。0-1テストで肥料設計し、植物の声を聴いて成長を見守ってみたい。植物がその一生を謳歌するには?と、色々と想いを巡らせながら自分なりの農法を模索するのは楽しいものです。これは一生遊べる趣味だな!と、長い目で興味の限りを追及しています。きっと、畑での0-1テストの実践もti-tie(チッチ)づくりとどこかで繋がってくるのでしょう。
ti-tie(チッチ)を使ったチーズケーキは、今年の春ごろからアイディアとしてありました。なかなかタイミングが無く実践できずにいたのですが、今回、従業員慰安の食事会ということで、この機会にチーズケーキをつくって皆に食べてもらいたい!と思い立ちました。結果的には、食材盛りだくさん、イベント盛りだくさんの食事会で、突然のゲスト登場などもあり、チーズケーキを披露する機会は持てませんでしたが、幸い、食事会の後仁木の社長宅に残った社長・顧問と農園の池田さん、福田さん親子には試食してもうらうことができました。他の皆には、そのうち試作品第二弾を試食してもらえればと思っています。
ここに、ti-tie(チッチ)を使ったチーズケーキのレシピを記します。皆様、もし興味がありましたらつくってみて下さい。
社長宅にて
○ti-tie(チッチ)の原材料
・牛乳(今回は、旭川の斉藤牧場の牛乳を使いました)
・エリクサー水(牛乳に対して20%程度の量)
牛乳に対して、20~30%程度のチーズが仕上がりますので、必要量に応じて牛乳を用意して下さい。
※ti-tie(チッチ)って何?つくり方は?という方は、
「まほろばだより5月号」掲載の「ti-tieチッチ職人登場!!~ti-tie(チッチ)ができるまで~」
を参照下さい。カラー印刷したものが、店内の冊子置き場にもございます。
○「ti-tie(チッチ)チーズケーキ」レシピ
『オーブンの天板一枚分(25×25cm)でつくる場合』
【材料】
・ti-tie(チッチ)500g
・ヨーグルト500g
・薄力粉100g
・レモン汁大さじ6
・卵6
・てん菜糖140g
・グラハムクッキー適量
・溶かしバター適量
【手順】
①グラハムクッキーを砕いて溶かしバターを混ぜ、オーブンシートを敷いた型に敷き詰め る。
②大きなボウルに残りの材料を全て入れ、ハンドミキサーで緩やかに攪拌する。全てよく混ざれば泡立てなくても良い。
③型に静かに流し込み、170℃に余熱したオーブンで50分ほど焼く。表面にほどよく焦げ目がつき、中まで火が通ればOK。型のまま粗熱を取り、可能なら一晩冷蔵庫で冷やす。
④食べる直前にお好みで七五三塩(分量外)を振りかける。(味がグッと締まります)
『パウンド型(12×8cm)でつくる場合』
※つくり易いサイズです!
【材料】
・ti-tie(チッチ)80g
・ヨーグルト80g
・薄力粉大さじ2
・レモン汁小さじ1
・卵1
・てん菜糖25g
・グラハムクッキー適量
・溶かしバター適量
【手順】
型に流し込み、170℃で40分ほど焼いて下さい。以降は、上記のレシピと同じです。
『グラハムクッキー生地の作り方』
※オーブンの天板一枚分(25×25cm)の場合
【材料】
・薄力粉120g
・全粒粉120g
・塩ふたつまみ
・ココナッツ油(オリーブ油)大さじ4
・メープルシロップ大さじ4
【手順】
①ボウルに粉類と塩を入れて手で混ぜる
②ココナッツ油(液状にしてから)を入れて手でサラサラになるまですり混ぜる。
③メープルシロップを加えてさらに混ぜ、ゴムベラでひとまとめにする。まとまらない時は、メープルシロップ、油、豆乳または牛乳などを少量ずつ加える。
④オーブンシートの上にひとまとめにした生地をのせ、ラップをかけて、その上から手や綿棒などで5〜8㎜程度に伸ばす。(お好みでクラッカーやクッキーのように形成してもよい)
⑤170℃に余熱したオーブンで30分、うっすら焼き色がつくまで焼き、天板にのせたままで冷ます
まほろばだよりにてti-tie(チッチ)のつくり方を掲載させて頂いて、その後何人かのお客様から、「私も作ってみた!美味しかった!」など、予想以上に多くのお声かけを頂きました。皆さま、実際に自分でつくってみると、チーズを簡単に自分でつくることが出来る喜びやその美味しさに感動されたようで、とっても嬉しそうな笑顔で報告して下さいました。また、実際につくったti-tie(チッチ)を持ってきて下さる方もいて、その出来栄えに私も驚きました。興味深いのは、同じレシピを見てもつくる人が違えば、まったく違う風味や食感になるということ。美味しいチーズのイメージは、人それぞれ。つくる環境も、菌も、何もかもが違う。つくる人の数だけ、ti-tie(チッチ)がある。今後も、「私も作ってみた!」の声をお待ちしております!
まほろば店舗主任 齋藤恭兵