まほろばblog

Archive for the ‘食’ Category

海外産有機農作物の需要

火曜日, 7月 31st, 2012

むそう商事の橋本将太さんから以下の問題についての解答を頂きました。 

■海外産有機農作物の需要

昨年3.11以降、国内マーケットにおいて食品における放射能汚染を

危惧する消費者の安全意識が高まっています。

それは国内産を支援する自然食品店でも大きな声となり、

弊社へ海外産農作物の取扱いの依頼を数多く頂く様になりました。

事実、3.11以降弊社が取り扱っている北米産小麦粉*への

お問い合わせ(質問内容は主に収穫国、収穫年、製粉先。その他経由地等も)は

毎日入る様になった為ホームページへ掲載したところ、

お客様のご指示のお陰で販売数は前年の40%アップで推移しております。

*まほろば様のパンにもご使用いただき、ご好評頂いております。

国産のものを選択したくても目に見えない放射能汚染は安全性に不安が残り、

野菜や穀物などを中心に海外産オーガニックへの注目度が大きくなっています。

また放射能汚染は単年度で解決する課題ではなく、

弊社ではその消費者ニーズに応えるべく海外産でも安心して召し上がっていただける

有機JAS認証の農産物の取扱いを増やすべく、

新商品開発に取り組んでいきたいと思います。

第1弾として今秋からは、

ベルギー産冷凍食品6種と

イタリア産豆缶3種を

「ムソーオーガニック」ラインナップに加え、

お客様のニーズに少しでも役だてれればと思います。

             むそう商事   橋本 将太

 

 

 

ちなみに、むそう商事さんのHPで小麦粉に関しての記載があります。

http://www.muso-intl.co.jp/

取扱原料

小麦・小麦粉

むそう商事は、土作りから自然の力を利用した農法で栽培され、オーガニック認定を取得した小麦を輸入しております。もちろん輸入時の*ポストハーベスト処理は一切行っておりません。 製粉用から醸造用まで各種小麦を取り揃えております。
*ポストハーベスト処理を行った場合、「オーガニック」としての流通はできません。
小麦の詳細を見る
小麦粉の詳細を見る
 本商品の原料は国産ではありませんが、お問い合わせを多数いただいたため、分析機関による放射性物質検査を実施しました。結果は全て「不検出」となっております。有機全粒粉放射能分析結果(PDF) >>有機強力粉放射能分析結果(PDF) >>※有機薄力粉については、現在2010年度産小麦使用のため、検査は未実施です。2011年度産以降の小麦使用時には検査実施予定です(2012年11月頃見込み)。

 

小麦

商品名 産地 内容量薄力小麦 北米 フレコンバッグ
用途:製粉・醸造 タンパク:約7~9%

商品名 産地 内容量強力小麦 北米 30kg・フレコンバッグ
用途:製粉・醸造 タンパク:約12.5%以上

商品名 産地 内容量小麦 北米 30kg・フレコンバッグ
用途:主に醸造 タンパク:約11%
 
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小麦粉
小麦の状態で輸入し、定温保管した原料を国内の有機JAS認定工場で製粉しております。

商品名 産地 内容量薄力1等粉 北米 25kg
タンパク:約6~8% 灰分:約0.35~0.45% 水分:約13.5~15%

商品名 産地 内容量強力1等粉 北米 25kg
タンパク:約12%以上 灰分:約0.35~0.45% 水分:約13.5~15%

商品名 産地 内容量全粒粉(強力タイプ) 北米 25kg
タンパク:約13~16% 灰分:約1.5~2% 水分:約11~14%
 

「ふりっぱー」に記事が・・・

火曜日, 7月 31st, 2012

地域新聞「ふりっぱー」に、農園で取材を受け、

専務が応えたものが、記事になっております。

お読み下さい。

こうして地域密着型の店として存在することが大切だと考えます。

ママガイドにまほろばソフトが

月曜日, 7月 30th, 2012

子育てママのためのガイド書『はっぴーママチャガイド』に、

まほろばの「ジェラードビターレ」ソフトクリームが紹介されました。

今日は、「うさと」の卯三郎さんが来店されて、

美味しい美味しいって食べて行かれましたよ。

先日、大貫さんも、とても嬉しそうに食べられたのは印象的でした。

後味が良くて、爽やかな美味しさは、人をとりこにしてしまいますね。

短い北海道の夏、是非一度は堪能して下さいね。

小泉先生講演会『魚食と健康』

月曜日, 7月 30th, 2012

 

佐藤水産主催「小泉武夫文化塾」が、8月24日(金)夜6:30から開かれる。

今回は『魚食と健康』をテーマに。

漸く本の出版校正も最終段階に、あと一歩というところ。

ここ1,2日が勝負。

「校正恐るべし」で、やってもやっても間違いは限りなく出てくる・・・・。

題字が漸く半分、完成かな、というところ、これもあと一歩。

何せ初めての事ゆえ、神経が磨り減りました。

しかし、通常は出版社サイドのところ、完全にまほろばサイドでの編集。

一般の書籍とは、ちょっと変わった感じになっているかもしれませんね。

発行は、8月20日としましたが、

お盆の関係で少しずれ込むかもしれません。

これも、偏に小泉先生のお声かけがあって、成ったもの、

感謝しても、し切れません。

ありがとうございました。

では、24日、佐藤水産でお会いしましょう。

50℃洗い

月曜日, 7月 23rd, 2012

ソロモン流に出演されたタカコ・ナカムラさん。

そこで、一番反響があったのが、お目当ての「塩麹」でなく、

実は、低温湯煎スチーミングの場面だったそうです。

早速、出版社から依頼があっての本作り。

早いですね、もう出来上がりです。

きれいなカラー刷りで、読み易く分かり易い内容。

まほろばでも、取り扱います。(¥1000)

「43℃の不思議」という水の変性臨界点なるものがあって、

その温度を境に、水の気質が一変するんですね。

ちょっと理屈は難しいのですが、一つの水が

0℃で氷になり、100℃で水蒸気になる。

地上の物質で、これほど不思議な物体はありません。

当社の小冊子「生命の角度」をお読み下さい。

それと同じように、野菜や魚肉類も、50℃で、

シナッと、萎れると思いきや、

パリッと、イキイキと採り立てのように再生され、

しかも長持ちするという、不思議な話。

平山一政さんが発見した低温スチーム法です。

煮沸直前状態で、腐敗菌を抑え込む効用もあるのでしょう。

それ以下だったら繁殖し、それ以上だったら死滅するギリギリの温度。

これは、今に始まったことでなく、花卉やさんで使われる手法。

切り花の根っこの部分を、熱いお湯で処理すると随分長持ちします。

野菜も花も、色目がパッときれいになり、食味も引き立ち、日持ちもする。

一挙何得にもなる画期的な手法で、あらゆる業界で使える簡単便利な方法なんです。

例えば、調理現場では、次亜塩素酸で消毒する必要がなくなるので、

加工品や調理場で、食の安全性が確保できますね。

特に給食に役立てて欲しいですね。

機械道具が要らないので拡がることでしょう。

ただ、まほろば的立場からは、

50℃までに生息する低温中温の菌や酵母などの有用微生物群もあるわけで、

すべて鮮度をよく見せるために、一緒くたに同じ手法で殺菌するのはいかがかと思う。

やはり生は生ならではの酵素もあり、場面に応じて使い分けるのが知恵でしょう。

まほろば農園の採り立て野菜は、出きるだけ生のまま食して欲しいですね。

もちろんアク抜きして調理すべき野菜は別ですが。

でも、今まで知らなかった50℃の不思議。

活用したいものです。