「森下自然医学」2月号 『庭と天の刻印』
木曜日, 1月 17th, 2013
「森下自然医学」2月号が今朝届きました。
雪積む寒椿、北国では見られない庭先。
その庭の話が、倭詩のテーマでした。
それは後ほど。
「巻頭随想」は、 『徐福伝説』其の七 「出国を決意させたる原風景」。
いよいよ話は、佳境に入ります。
秦の始皇帝との遣り取り、奇しくも庭の話の中でも始皇帝の極廟のいわれが出ます。
2200年前の動向が、肉薄して昨日のことのように語られます。
実に、面白いです。
ちなみに、2月9日(土)に、富士吉田・明日見で『徐福祭』が開かれます。
(ご興味のある方は、ご連絡ください)
会談は、先回に引き続いて「ips細胞」に関して。
『ips細胞の是非と21世紀の慢性病対策(後編)』です。
森下会長の『血球の起源』が、いよいよ以て評価される時機到来といえます。
半世紀近く埋もれていた腸造血理論が、注目される日が来た感が致します。
是非、ご一読のほどを。
連載「食養を極める」、田中愛子先生のお筆。
その冒頭『念ずれば花ひらく』の坂村真民さんの詩がある。
『からっぽ』
頭を
からっぽにする
胃を
からっぽにする
心を
からっぽにする
そうするとはいってくる
すべてのものが
新鮮で
生き生きしている
桜澤先生に師事された田中先生。
初断食を始めて、まったく未経験にも拘らず、200人もの病人を指導せよ、との命令。
しばらくして、周りも驚くべき超常能力を得られ、様々なことが直感的に認識できた。
周りが輝き出し、ついには、この地上は天国である、と悟られるまでに至ったのだ。
全ては、宇宙の秩序と一体であることを知るのである。
お姉さまが、田中先生を見て、
「透き通っていて、まるで妖精のよう」と語られたとか。
とにかく、必読の記事であります。素晴らしい!
「倭詩/やまとうた」は『庭と天の刻印』と題して、龍安寺の秘密を探ります。
誰しもが石庭の前に佇むと、不思議な魅力と安定感を得られます。
未だ定かでない作庭家が、古今東西の技術と英知と、
そして禅的悟り、ひらめきを得て、この白砂の方丈に大宇宙を投影します。
そのさまざまな切り口から、この手法を解き明かします。
あたかも謎解きにも似た経緯から、ある一つの真理に達します。
紙面が許されるなら、図解を入れながら相当数の頁を費やして解説したいところ。
だが、短い中に言い尽くすのも、また石庭の精神でもあろうと思うのです。