まほろばblog

Archive for the ‘長寿’ Category

「指ヨガ」講習会

水曜日, 9月 12th, 2012

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大好評だった「指ヨガ教室」。

第一日目は、2階使用の予定があったため、急遽ソフテリアでの俄か開催。

ご不便をお掛けしての公開でしたが、大反響で、

連日多くの方々に、ご参加戴きました。

ありがとうございました。

簡単便利、どこでも・いつでも・どなたでもを合言葉に即実践できる「指ヨガ」!!

今度は、厚別店でも講習会を開きますので、お楽しみに。

(「龍村式」指ヨガ健康法  ¥1200+税 まほろば扱い)

田中愛子先生から・・・・

水曜日, 9月 12th, 2012

先日、野幌の原田ちほさんが、再びあの田中愛子先生をお連れして、

まほろばにわざわざいらして下さいました。

既に90歳を過ぎていらっしゃるのに、背筋がピーンと伸びた

矍鑠たるお姿は、活けるマクロで、お美しくあられます。

古風でありながら、何か洗練されたモダニズムを感じさせるのは、

長いパリ生活で、身に付かれたせいでしょうか。

桜澤先生とご一緒のヨーロッパ伝道で、エッセンシャルな生き方を学ばれたのだと思います。

当日お昼は、北海道でも珍しい鯉料理の「うちや満」さんで、

手打ちのおそばと、マクロではお馴染みでありながら中々口に出来ない「鯉こく」を戴きました。

これは、もう東京でも食べる処がないそうです。

ご一緒して、ここまで長命であるのは、その柔軟心にあることを気付かされます。

ドグマで硬直化されない、しなやかな思考と行動力。

素晴らしいなー!と感嘆するばかりです。

学ばさせて頂きます。

田中先生からこの度の「倭詩」への書評を戴きました。

近々upする感想特集をご覧下さいませ。

生きるために私は食べない

日曜日, 7月 22nd, 2012

   森美智代 (森鍼灸医院院長)

       『致知』2012年8月号
          連載「致知随想」より

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「生きることは食べること」

という言葉を聞いたことがあります。
人間は食べ物から栄養を摂り、エネルギーを得ている。
だから人は食べないと生きていけないと。

しかし、私は17年前から食べることをやめました。
いまは1日1杯の自家製青汁を飲むだけの生活です。
それでも私は生きています。
いや、だからこそいまも生きていられるのです。

体に異変を感じたのは、短大を卒業して
大阪府の養護教諭になってから半年くらい経った頃でした。

「なんか最近よく転ぶなぁ」と思っていましたが、
そのうち地面が急に上がったり下がったり感じるようになり、
数歩歩けば転ぶ状態に。仕事は続けられなくなりました。

大阪の名だたる病院をいくつも訪ね、検査を重ねた結果、
「小脳脊髄変性症」であることが分かりました。
10万人に5~10人の割合で発病するこの病は、
現在もはっきりとした治療法が見つからない難病です。

病名さえ突き止めれば治る方法があるだろうと思っていた私は、
小脳が溶けてなくなること、そしてこれまで
この病を完治した人がいないことを聞いて
絶望的な気持ちになりました。

その時、私はある人のことを思い出しました。

断食と生菜食を中心にした治療法によって
数々の難病患者を蘇らせてきた甲田光雄先生の存在です。

私は高校生の時、叔母に誘われ先生の健康合宿に
参加した経験がありました。
人は食べなければ死ぬと思っていた私は、
断食と少食によって難病が治るという甲田先生のお話に
目から鱗が落ちる思いがしました。

「よし、あの先生のところに行ってみよう」

甲田医院を訪ね、大学病院での診察結果を伝えると、
先生は私のお腹を診ています。

「私は小脳の病気なんだけど」と不思議に思っていると、
「宿便がいっぱいたまっていますね」と。
そして「断食と少食でよくなります」と言ってくれました。

治らないという西洋医学のお医者さんより、
よくなると言ってくれる甲田先生についていこう。
そして、私が小脳脊髄変性症の完治者第一号になろう。
そういう希望が生まれました。

甲田療法は食事療法と毛管運動や背腹運動などの
体操を組み合わせて行います。
私の場合、ひどい時は這ってしか
トイレにも行けない状態でしたので、
体操は調子のいい時だけで、メインは食事療法です。

朝食を抜き、食べる量を減らして少食にしながら、
こまめに断食を実践していきました。

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マクロの生ける証人、田中愛子先生!

金曜日, 6月 29th, 2012

野幌の彫刻家・原田ミドーさんの奥様ちほさん【手づくり工房ラタ】が主催されている

マクロの料理教室が15年も続き、その記念に田中愛子先生をお招きされました。

今年88歳になられる愛子先生は、もう70年もマクロ一筋に歩んで来られました。

十代の頃、桜沢先生のお宅で内弟子として学ばれたということで、まさに生き証人ですね。

見るからに、しなやかでエレガントでいらっしゃる先生の立ち振る舞いに感銘を受けるものです。

マクロビオテックというこだわりを感じさせない柔く自由な感性と応対にみなさん惹きつけられるのでしょう。

桜沢先生ご存命の頃の生徒さんは、もう数えるしか日本には、いらっしゃらないのでしょう。

一筋に生きる人間の美しさを身近に見る思いで、大変貴重な出会いのひと時を頂きました。

ありがとうございました。

家内は昔からお会いしていたようですが、

私が先生と初めてお会いしたのは、4年ほど前、森下自然医学主催の東京の講演会の控え室でした。

その頃より、ますますお若くなって、ビックリしましたが、理由を聞くと、

「北海道の爽やかな気と、若いみなさんからのエネルギーを受けたからですよ」

と謙虚に、語られるその温かくも明るい表情に、こちらが嬉しくなって来ます。

何でも、自然医学誌の「北の空から(倭詩)」を愛読されて、その著者が札幌にいるので、

是非会いたいと原田さんとお越しになったそうです。

でも、私を見て、「こんなにヒゲの長い白髪のおじいさんかと思っていたが、若いのでビックリ」

と驚かれていました。

でも還暦を過ぎていますから、やはりお年寄りに入っていますよ。

そんなこんなで、短い時間でしたが、スタッフのみんなにもお声をかけて頂き、

ここは、いのちのメッカですよ、と言っていただき、皆一同感激に咽びました。

また、来年もまた是非お越し頂き、ご指導頂けますようお願い申し上げます。

また、三笠書房から出ております田中先生の自著、

『免疫力を上げる』がまほろばに届きましたので、

ご興味のお有りの方は、手にとってご覧下さいませ。


『免疫力を上げる』一生モノの「食べ物・食べ方」

田中愛子著 ¥1300+税

「吾は汝を引き、汝は吾を選る」自然医学誌

火曜日, 4月 17th, 2012

  

「森下自然医学」5月号が、昨日届く。

開くと会長の「巻頭随想」に、20011年3月11日・・・・との題がある。

当日当時、会長は羽田上空の機中で着陸待機。

着陸後、大混乱の空港内。交通網は全面ストップ。

頼むはTAXIのみ、その列500番を数える。

しかし、夜間と寒さとひもじさで次々とみな脱落、5,6番目になるに十数時間に及ぶ。

ついに、早朝に至りて土曜診療に間に合うを得たり、と。

以前から聞いていた話ではあるが、その簡にして妙を得た達文に感銘。

文語体と旧字体と俳諧調の絶妙な味わいは今日見れるものではない。

後世遺したい文体文章である。

そして、80歳を超えて、なお矍鑠とした体力・気力は驚くばかり。

若き頃、食うものも食えずの学徒動員の鍛錬の賜物とおっしゃられる。

見習うこと久しくして厳なるものがある。

昨年、中国ルーカオにご一緒した世界長寿郷視察。

再び、5月27日から6月1日まで「国際自然医学・海外大学講座」が開かれ、

ただいま、参加者募集中です!!!

都市型長寿郷のモデルを視察して、わが町わが村を長寿郷にしてみませんか。

シリーズ「食を支える人たち」で寺田本家さんが紹介されました。

3.18に行われた「発酵の里 こうざき酒蔵まつり」が開かれ、

6万人が内外から集まったとのこと、驚きますね。

お読みくださいね。

第二回目の「倭詩/やまとうた」は「吾は汝(な)を引き、汝(なれ)は吾(あ)を選(よ)る」という一文。

中国古琴、「幽蘭」との出会いとある方のその研究等々を書き、

縁生の不思議さを綴ったものです。

みなさま方々との出会いは、家族に再会したようなもの、

出会いを大切に育ててゆきたいものですね。

「ゴボウ茶で心も体も20歳若返る」

土曜日, 3月 17th, 2012

      
 南雲 吉則 (ナグモクリニック院長)

   『致知』2012年4月号
     連載「大自然と体心(たいしん)」より
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 10数年前、当時30代後半の私は、
 身長173センチ、体重77キロの立派なメタボ予備軍。
 いつも腹回りが苦しく、心臓に負担がかかっている
 感覚がありました。
 
 さらに、ワキガ体質で、加齢臭も気になり出していました。

 ところが、18年経って現在56歳の私は、
 体重62キロをキープ。
 メタボリックシンドロームとは程遠く、
 ワキガも加齢臭もまったくありません。
 当時より、見た目も体の中身も、気持ちまでも若返っています。

 初対面の人に私の年齢を言うと、たいてい驚かれます。
 どうも実年齢より20歳くらい若く見えるようなのです。
 ためしに、体の各部分が何歳くらいに相当するか
 調べてみたところ、脳年齢が38歳、骨年齢は28歳、
 血管年齢は26歳という結果になりました。
 
 どうして私が若さを保ち続けることができているのでしょうか。

 私の生活習慣は実にシンプルです。
 
 
 「腹六分の食事」

 「早寝早起き」
 
 「通勤時のウオーキング」
 
 
 の3つを柱に、規則正しい生活を続けているだけです。
 
 サプリメントを飲んだり、ハードなトレーニングを
 課しているわけでもありません。
 
 ただ、この生活習慣を強力にサポートし、
 その効果をアップさせてくれているものがあります。

 それが「ゴボウ茶」です。

 私がゴボウ茶と出合ったのは40代半ばでした。
 当時の私はひどい便秘症で、トイレでいきむと不整脈になり、
 生命の危機さえ感じていました。
 
 家系的にも祖父が52歳で心筋梗塞で亡くなり、
 父も62歳で倒れてリタイア。
 自分もいずれそうなるのでは、と不安になり、
 まずは知り合いの農家の方に便秘を治す方法を相談したところ、
 教えてもらったのが「ゴボウ茶」だったのです。

 作り方を教わり、飲み始めると、便秘が治るどころか、
 なんだか体が元気になったような気がするのです。
 
 鏡で見ると肌つやもよくなって、
 どこか生き生きとした感じです。
 
 「これはすごい!」と、ゴボウの成分について調べてみたところ、
 ゴボウには人間を若返らせ、元気にする栄養分が
 たくさん含まれていたことが分かりました。

         * *

 
  ゴボウ本体に含まれる食物繊維は野菜の中でもダントツ。
  しかも、ゴボウには朝鮮人参並みの
  漢方薬成分が含まれています。
  以下にその素晴らしい効果をご紹介します。

<ダイエット・美肌効果>
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 ゴボウを皮ごと水にさらすと出てくる真っ黒な汁。
 これは灰汁ではなく、皮に含まれる
 「サポニン」というポリフェノール成分で、
 朝鮮人参の薬効成分とほぼ同じなのです。

 サポニンの「サポ」は「シャボン」と同じ語源に由来し、
 界面活性作用を持っています。
 
 石鹸の泡が油に吸着して洗い流すのと同様に、
 ゴボウに含まれるサポニンが体内のコレステロールや
 脂肪に吸着して、洗い流してくれます。
 
 この界面活性作用によって太りにくい体に
 体質を改善することができます。

 さらに、ゴボウ茶を飲み始めると肌がきめ細かくなります。
 皮脂の分泌が抑えられ、毛穴が小さくなるためです。
 
 また、サポニンには強い「抗酸化作用」があり、
 老化の原因となる「活性酸素」を除去し、
 肌の修復力を高め、老化の進行も抑えてくれます。

その他、がん・糖尿病予防、血行促進・整腸作用、
ゴボウ茶の作り方や、その効果を倍増させる秘訣など……、

108歳の女流ピアニスト

日曜日, 3月 4th, 2012

 

ある方(白いグランドピアノさん)のブログのシェアです。
108歳になる奇跡の女流ピアニストのお話です。

今年108歳になるアリス・ソマーさんは、今でも生存している元ユダヤ人強制収容所の囚人の中で
最長齢であり、しかもピアニストとしても最長齢だそうです。

長生きの秘訣は?との問いに、「楽観的な性格」だと述べています。

プラハに住んでいたアリスの一家は、ユダヤ人の強制収容が始まってから、
当初2年間はプラハのゲットーで過ごし、
その後チェコに作られたテレージエンシュタットという収容所に送られたそうです。
この収容所は、ナチスが諸外国に対して
「収容所は快適であり、中にいるユダヤ人は幸せに暮らしている」と見せるための、
いわゆる「やらせ収容所」的な場所だったそうで、
文化・教養があり、社会的に高い地位にあったユダヤ人が多く送られたといいます。

アリスはその収容所内に作られた楽団に入ったそうです。
そこでは暗譜でショパンのエチュード24曲を演奏したこともあったといいます。

楽団がある、と聞くとなんだか優遇されているように思うかもしれませんが、
実際には他の収容所と同様に生活は過酷で、毎日が飢えとの戦いでした。

彼女はこう語っています。
「食事はほとんど与えられませんでした。体重はすっかり落ちました。
周りで餓死する人が絶えない中、捨てられたジャガイモの皮を拾って飢えをしのぎました。
そんな状態でどうやって音楽なんか演奏できたの?と聞かれます。とにかく体力が弱っていましたから。でも音楽は特別で、魔法をかける力があったのです。私にとって音楽は食べ物でした。」

彼女の他にもこの収容所のオーケストラには優秀なチェリスト、バイオリニスト、
指揮者、作曲家などがいたといいますが、彼らにとっても音楽は食べ物だったのかもしれません。

アリスには6歳になる息子がいましたが、赤十字が視察にきたときに、
視察団の前で歌を歌わされたといいます。
視察の直前に、建物の外壁を塗り直したり、公園を作ったりと、
ナチスは収容所の悪環境がバレないようにいろいろと工作したようで、
子供の歌もその一環だった模様です。
ただ、実際にはこの収容所に来た1万5千人の子供のうち、
生き残ったのはたったの130人しかいなかったほどの過酷な環境だったのですが・・・・

アリスの夫は有名なバイオリニストでしたが、アウシュビッツへ送られ、
その後別の収容所で死亡しています。母親もやはり収容所で死亡しています。

ひどい目にあって母や夫まで殺された彼女ですが、ナチスを憎むことは一切ない、と言います。
憎しみの感情は、憎まれる対象ではなく、憎しみを抱く方の魂を蝕むからだと。

長生きの秘訣は、このあたりにあるのかもしれません。
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菊池治巳の農活日記 3

金曜日, 2月 24th, 2012

菊池治巳の農活日記2、と緊急集会のお報せ

木曜日, 2月 23rd, 2012

菊池治巳の農活日記より 1、

水曜日, 2月 22nd, 2012

元上川農業試験場々長であった菊池治巳さん。

あの一連の北海道米の新品種を次々デビューさせ、

一躍、その味、その質が、国民の大絶賛を受けて、

今や日本米の花形に躍り出ている。

その蔭の立役者こそ、菊池さんに他ならない。

今、その豊富な経験と知識を駆使して、

産業用大麻の復興に取り組まれている。

衣食住に亙り、麻の持つ可能性は無限大でもある。

私も一緒に、麻の聖地でもある長寿郷・巴馬に訪ねた。

そんな菊池さん、あさひかわ新聞に「菊池治巳の農活日記」を連載中。

その中の一文を御紹介します。