
(クロードさんこと嶋津彰さんと奥様の輝子さん)
以前から幾度となくお誘いを受けていた珈琲焙煎&喫茶「蔵人」(クロード)さんへ、
一昨日、漸くお伺いできる機会を得た。
マスターの20年来の友人でもあるヤンジーや、STVでお世話になった城下さんの
お姉さまの緒方さんや磯ご夫妻から、しばしばお誘いを受けていた。
UFOの異次元世界に大変精通されているということで(私は全く縁がないのですが)、
いささか興味もあり、恐る恐る訪問しました。

中島公園沿いで、ピアノの辻井伸行君や江差追分の青坂満先生を
後押しされている多田さんを呼び出して、伴にしばし会談に時を過ごした。
お店の雰囲気が、クリスタルなどのパワーストーンがあり、
イエスやマリアさまの写真が多くあったので、不思議な雰囲気を醸していた。
これはマスターのお名前、嶋津さんが物語るように、
鹿児島、薩摩藩主・島津公の流れを汲んでおられるとか。
ところで、さつま芋を、市場では丸十(まるじゅう)と呼びます。
中を十字、外が円で、藩の旗印ですね。
この印の発祥が、キリスト教に由来するというのですね。
あの聖ザビエルが鹿児島に上陸した時から、日本にキリスト教が始まった訳です。
マスター曰く、島津公は、隠れキリシタンだ、そうです。
![575155_422696394463221_402046662_n[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2012/11/575155_422696394463221_402046662_n1.jpg)
『倭詩』に書いた、八橋検校は隠れキリシタンで、あの『六段』の調べは、
グレゴリア聖歌の伴奏であったことが、近年証明された。
それと、千利休も洗礼名が「セイント・ルカ」で、その名前をもじったという。
あの濃茶の回し飲みは、聖杯でイエスの血であるワインを飲む儀式から来たとか。
一々の所作が、キリスト教のセレモニーを彷彿させるものがある。
確かに、私の所持しているものに、クルスの象嵌を施した古碗がある。
爛熟した安土桃山時代に、そのような文化交渉があってもおかしくはない。
そんな血筋をマスターが引いているのだろうか。

その日、座って雑談をしていると、次から次へと女性のお客様が来店された。
それも、飛びっきり美人で、外国の方ばかり。
このように惹き付ける何かがこの店にあるとしたら、
マスターのご先祖さまと関与しているのかもしれない。
美容家であるギリシア系アメリカ人二世・千春スゥザンさん。
看護師さんでペルー出身のケリー・ペレさん。
それから、コスタリカの方。
そして、江波や磯さん、ご夫人の輝子さんなどなど、日本人離れした相と雰囲気。
このインターナショナルな仲間は、きっとマリア信仰的な古い絆で、
結ばれているのかしらとさえ思ったほどだ。
古代イスラエル10支族がシルクロードを通って日本に来たという話は、つとに聞く。
それも原始キリスト教(中国では景教)の伝来もあったとか。
何かタクマラカン砂漠やローランなどの村で、遠い昔、出会ったような錯覚に陥った。
まほろばでは、母性復活のことをよく説き、
よくマグダラのマリアの存在を引き合いに出す。
私は、どちらかと言うと仏教的、あるいは老子や儒教的な思想が色濃いが、
イエスも悪くない、むしろ大好きな方で、みんなそれぞれ良いと思っている。
そんなこんなで、突然降って沸いたような出会いの意味合いを考えた。
これも大いなる神仏のお導きかもしれない。
今朝、市場で、「インカの星」などペルーの色々な芋を苦労されて集められている
米内青果の会長に、このお話をしたら、
「是非、ペルーのケリーさんにお会いしたい」ということになり、お互い歓ばれた。
これらのご縁から、またまた多くの方々と新たなる出会いと幸せが拡がる
と良いな、と思う今日この頃でした。
皆様も、是非一度お訪ね下さい。
珈琲の店蔵人
〒064-0918 北海道札幌市中央区南18条西14丁目3−18
011-532-1110