・・・・・・・「檜山漁業協同組合」さんからのお知らせです・・・・・・・・・
当店では、今まで食べたことのない漁師の手作り本物の『天然のり』江差の黒のりを
全国の皆様に食べていただきたく、今回ご紹介させていただきます。
価格を見てびっくりされた方も多いと思いますが、
召し上がっていただければ必ずナットク!!の一品でございます。
黒のり(岩のり)は、1月から2月の寒い時期でなければ取ることが出来ません。
1月から2月の一番海水温の低い時期に少しずつ成長しているのです。

寒い時期に取り、寒い所での下作業、寒い風での乾燥させるため、
地元では寒のり(かんのり)とも呼ばれています。
一般的に販売されているのりは味付けや特殊加工がされておりますが、
江差の岩のりは、味付けは一切してない「無添加」商品です。

のりは海の野菜とも言われ、美容にも良く、ビタミン類、鉄分、カルシウム、
ミネラル、食物繊維等が豊富に含まれています。
低カロリーなのでカロリーが気になさっている方も、気にせずご賞味いただけるでしょう。
![P2010051_t[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/P2010051_t11.jpg)
さて、今回なぜ江差の黒のりかと言いますと「江差町」の観光名所でもある「かもめ島」、
この裏側周辺にたくさんの「岩礁」がありその「岩礁」に隙間なく付いている「のり」
この昔からある自然の千畳敷(せんじょうじき)が採取場所になります。
のり採取場所に着きますと岩礁の匂いいわゆる磯独得の香りがいたします。
さらにこの香りがのりに極上の風味を出しているのです。
![P2010026_t[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/P2010026_t1.jpg)
これに昔ながらの「漁師」の「技術」
この二つの要素が合わさって初めておいしい極上「のり」が出来上がります。
天然の香りと味は、ほかではなかなか賞味できません。

「漁師」の「技術」とは、出来上がるまではすべて手作業!
取る作業も削り取るのではなく、「摘み取る」写真をみてもらえばわかると思いますが、
特殊な道具を使い丁寧に手で取り上げます。
この時も辛い姿勢の中、色とツヤが良い品質の物を選びます。
![P2010036_t[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/P2010036_t1.jpg)
取り上げられたのりは不純物をきれいに取り除き、洗いをします。
![nori999[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/nori99911.jpg)
そして食べやすいように「打ち方」をはじめます。
この時も天候や気温をとても気にします。
ものすごくしばれのキツイ日を選ぶのです。
出来が左右される大事なポイントだからです。
![makiri0963[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/makiri09631.jpg)
この「打ち方」も決して機械などは使いません。
機械を使うと味が落ちてしまうので江差の漁師さんはみんな手で打ち作業をします。
のりを刃物などで細かくみじん切りにするのですが、
あまり打ちすぎると味がおちてしまうので丁度良い打ち方も
漁師さんの長年の勘がものをいいます。
![makiri967[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/makiri9671.jpg)
打ち上がったのりをすだれに乗せ型枠をあわせて敷き詰め水を使い均等にします。
さながら紙すきのようです。
![noriuti954[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/noriuti9541.jpg)
型枠をはずし、すだれのまま寒風で干し上げます。
この時、外の氷点下でのりは一度凍結し、
これがちぢみを防ぎ綺麗に仕上げるコツなんだそうです。
![CIMG0950_t[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/CIMG0950_t1.jpg)
乾燥してすだれから慎重に剥がしてからも一枚一枚自分の目でチェックします。
![norihosi982[1]](https://www.mahoroba-jp.net/newblog/wp-content/uploads/2013/03/norihosi9821.jpg)
10枚ずつ袋に入れ、ようやく出荷出来るのです。
袋と言えばこの袋、紙製なんですけどナント!
50年以上変わらない袋のデザインなんだそうです!
なんとも言えない質感で人気があり、
この袋を目印に店舗でお買い求めいただく方も多数いらっしゃいます。

とにかく寒い中でのひとつひとつ丁寧な手作業、
でも寒いからと言ってストーブなどは一切着けません。
この苦労があるからこそ極上品が出来上がるのです。
作り手の手間がこれほど感じられる美味しいのりは味といい、
香りといい、どこを探しても味わえません。

本当の本物をお求めの方、あなたの舌で江差の海を感じてください。 |