農園近くの北の沢で、自由幼稚園と関係している豊沢義弘さん。
その彼が発行している雑誌『ひと』。
以前、家内と二人で取材を受けたことがある。
毎回興味深く読ませて頂いている。
今回、お会いしたことはないのだが、札幌でヨガを指導されている水野健二氏の記事である。
年恰好は同じくらいだと思うのだが、故沖正弘師との出会いでヨガの道が開かれたという。
私も40年前に、沖先生と出会い、その強烈な個性にぶっ飛んだ覚えがある。
今日の日本におけるヨガの礎石を築かれた方だ。
何せ、聞きしに勝るあの陸軍中野学校を出た猛者で、その破天荒な生き方は胸のすく思いだった。
とにかくアジアを舞台に、裏工作に日夜奔走したそのスケールはでかい。
中東の砂漠の牢屋にぶち込まれた時、そこに、かの故ホメイニー師の父親が居り、
その後共に、、脱出するあたりは活劇を見るようだった。
日々、泰然自若として微動だにしない父ホメイニーと瞑想生活を共にして、
後日、聖人を目の当たりにしたとの述懐が印象的だった。
また戦前戦後を通じて、三浦関造師が竜王会を開いて、
今で言うクンダリーニヨガなどの神智学をヨーロッパから紹介普及していたから驚く。
おそらく50年以上を経て、日本でようやく馴染みつつあるといった様子で、
三浦師の先見性には、これも度肝を抜くと言わざるを得ない。
そんな昔の人は、それこそ命がけで何事も取り組んでおられた。
水野さんに触発されて、若き頃少し嗜んだヨガに思いを馳せてみた。
今は、体がガチガチに固まって身動きが取れない。
(「祈り」は、本店にあります。無料)