国語世論調査
日曜日, 9月 18th, 2011先日、文化庁が発表した国語に関する世論調査。
(この言葉自体、適切かな??)
「ら」抜きが、一段と増えて、言われても誰も違和感が感じられない世代になった。
たとえば、「・・・来れる?」とは日常語に定着してしまった。
もう「来られる」といえば、むしろ尊敬語のように感じてしまう。
それほど、言葉の変遷は激しい。
先日、金田一晴彦さんの思い出番組で『枕草子』の当時の読みを、
再現したのを聞いたが、全く今の日本語とは程遠く、外つ国の言語ようだ。
そのような情緒溢れる平安期の語感を失った現代語は、
極めて物質的な角張った印象を受けた。
それから漢語や普段の常套句などが、
随分意味違いで認識されているのも目に付いた。
「雨模様」「姑息」「号泣する」・・・・など、意味を取り違って
お互いうなづき合っているのも、可笑しいと言えば可笑しいだろう。
私なども、穴があったら、入りたい気分だ。