慰安旅行&新年会
日曜日, 1月 29th, 2012年に一度の慰安の旅。
とはいっても、一泊近隣の温泉宿。
24日夕刻より、小樽の名宿「ふる川」さんへ。
新生さんの三輪社長の朋友でもある古川社長には、大変お世話になっている。
定山渓、虎杖浜、そして小樽、それぞれに趣があって甲乙付け難い。
北一ガラスなどの連立する運河沿いにある「ふる川」さんは始めての投宿。
そして、感銘。ことに雪積もる温泉は、陰影暗く、日本情緒が北国でここまで堪能出来るとは。
谷崎潤一郎の「陰影礼賛」を思い出す。
本州の方々、是非小樽散策の際は、是非「ふる川」さんへ。
全国の旅館サービスコンテストで、堂々一位の意味が分かります。
http://www.otaru-furukawa.com/
湯に浸かりながら、一年の疲れを癒す、いいじゃありませんか。
ヨモギサウナもこれまた、発汗が良く、すっきりしてお膳に臨める。
また、食事がことのほか際立つ。
海浜の街に相応しく、海産のお膳は鮮度この上なく、
魚介を毎朝扱っている私をして唸らせるほど素材が上物。
きっと、この膳を前に、誰もが肯くであろう。
第一等の料理長が、これを仕切っておられるとか。
みな満足すること、並にあらず。
雪景色の外海と街並を下に見やりつつ、寝床に着く。
明治・大正ロマネスクに満ちて懐憶の情にそそられる。
朝食の質も並ならず、手の込んで心満足せしめ、
さらに焼き立てのパンには、歓喜の声を上げた。
次から次へとお代わりする皆の衆。
我輩としては恥ずかしくもあるが、そう言う私も何回か通うに見苦しく、反省しきり。
それほど美味なるは、さすがスイス仕込みのクロワッサンとかや。
そんなこんなに湯船を惜しみつつ、次なる会場、
小泉武夫先生お馴染みの、皆の待つ佐藤水産直営「まるだい亭」へ直行。
あの最後の一風呂が誤った。
皆遅れることしばし、渋滞を抜け、ようやく着くと、みなすでに待ちに待つ。
晴れやかにも、燦然と輝ける如く、皆の喜色満面として迎えを受ける。
年に二回の慰労会。これで、50回以上を越えている。
何時になっても、和やかな会合はいいものだ。
http://www.sato-suisan.co.jp/restaurant/marudaitei.html
隔月に小泉先生の講演会と宴会会場ともなるここや、直営「ジュノー」さん。
初めての懐石を食す子もいて、感慨も一入。
皆の挨拶も程よく、穂積君の司会進行も堂に入って妙味あり。
大橋、島田の老練の語りも唸らせ、絶叫する一場面もあった(笑い)。
1時間余りで、中標津の興農ファームでのシンポジウムに向かうべく中途で専務、福田と退席。
これから雪道8時間余りを走らねばならず。
後は、みなくじ引きで、半年貯めた景品に一喜一憂、大盛況だったであろう。
そのあと歌に遊戯に、一年のストレスと疲れを発散して、また明日からの英気を養ってもらいたい。
少なくも短い慰労に、報いること申し訳なく、だが、これほどまでに続く絆に感謝するばかりだ。
また、夏の場面に一皮も二皮も剥けて弾けた皆を、見てみたい。