まほろばblog

Archive for 2月 4th, 2012

ミニ豚運動会?!in興農ファーム

土曜日, 2月 4th, 2012

1月25,26日と、中標津の興農ファームで、「知床新農業フォーラム」が開かれた。

26日はあいにくまほろばの新年会で、中途退席して1時に向かった。

雪道を延々と約8時間、着く頃は暗闇の中から国後島や羅臼岳が青白く浮き出ていた。

このような厳寒の中を35年もの間、戦い続けて来たのか、という感慨が沸いた。

本田代表の壮絶な有畜農産業への挑戦は、漸く曙光と共に実を結ぼうとしているのだ。

その発表の場である両日の意味は重くして重い。

報告は後日に譲るが、この概要は今月の「まほろばだより」を読まれたい。

甲子園の15面もある壮大な酪農地に、完全放牧された野生化した逞しい牛達の生き抜く力と、

豚たちの元気の良さにほっとする。

自由に走り回れる豚の本来の健康さというものを見せてもらった。

そして、次代の農業の在り方を示して頂いた。

万歳市!!!

土曜日, 2月 4th, 2012

2月の「ありがとう市」『万歳市』は、只今雪と寒気の中、

沢山の方々にお越し戴いております。

暦の上では、立春ですが、例年にない厳しい寒さ。

ムソーの小林さんが、昨夜千歳空港に降り立った時、

-18℃だったとか。

そんな中めげずに、皆様にご来店頂き、感謝の気持ちで一杯です。

上では、ヤンジー&アグネスご夫婦が「うさと展」で頑張っています。

次から次へとお客様が2階に上がり、うさとファンの多さにビックリです。

一度着ると、体も心も楽になって、手放せなくなるようです。

そういう私も、勇気を出して着ています。

てらいがあって、気恥ずかしく、小心者なんですね。

売上金の一部が、東日本支援にも繋がっています。

今月のまほろばたよりには、『福島の奇跡、奇跡の福島』と

題した一文の報告がありますので、お読みください。

「自ら習い、盗まなければ身につかない」

土曜日, 2月 4th, 2012

 
  一龍斎 貞水 (講談師、人間国宝)

      『致知』2009年4月号
          特集「いまをどう生きるのか」より

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最近の若い人はよく、
「教えてくれないからできない」なんて言うけれども、
そういう人間は教えたってダメですよ。

カメラだって、シャッターを押せば
写真を写すことはできる。
けれども、カメラ、写真の神髄は、教えようがない。
つまり、教えてくれないんじゃなくて、
自分が何を受け止め、感じるかでしょう。

だから伝統芸というのは上の人が後に続く人に、
ついてこいというものではない。
後に続く者が先人の芸、技を盗み、
自分の中に取り込んで練り上げてゆく。
それが伝統を守ることに繋がってゆくのだと思います。

僕はたまに

「貞水さんはあまり後輩にものを教えませんね」

って言われるけど、僕らは教えるんじゃなくて
伝える役なんです。
伝えるということは、それを受け取ろう、
自分の身に先人の技を刻み込もうとするから
伝わっていくもの。

教えてくれなきゃできないって言ってる人間には、
教えたってできませんよ。

実は我々も若い頃、自分の技の拙いのは
先輩が教えないからだって
愚痴っていたことがありました。
そうしたら師匠に言われましたよ。

「おまえたちは、日頃いかにも弟子だという顔をして
 俺の身の回りの世話をしているくせに、
 俺が高座に上がっている時、
 それを聴こう、盗もうって気がちっともない。
 ホッとして遊んでる。
 
 俺が高座に上がっている時は、
 どんなに体がきつかろうと、
 お金を払って見に来てくださっている
 お客様のために命懸けでしゃべってるんだ。
 
 その一番肝心な時に、聴いて自分から習おう、
 盗もうって気がないからうまくならないんだ」