清新な書
木曜日, 2月 23rd, 2012「平清盛」が始まった頃、誰がこの題字を書いたのだろうか。
女流で聞いたことがないなー、と思っていた所、今朝の道新であの方かと感心した。
以前、ドキュメントで翔子さんを拝見した事があり、お母さんの泰子さんが、
江戸時代から四代続く書家、謹厳な楷書を専門とされる故柳田泰雲師のお弟子さんであった。
そのお子様・翔子さんにも、みっちりと基本の基本を叩き込んだのだろうと思う。
平の縦に屹立して浮かび上がり、横にひっさく一線が印象的だ。
清も同じように、横一文字が平と重なって抜くところが、少し気になるところだ。
盛は、まるで王羲之の「蘭亭之序」の生き写しのようで、
若い女の子にして、既に風格あって、よく練られているな、と感心。
ご病気を克服というより、生来持っていらした才能の華が
固い土壌の伸び難きを押して芽が出て来たという感じで、
その生き生きした逞しさは、常人の及ぶところではない。
まだ20代、これから益々精進され、誰もが到達し得なかった
境地の書を書かれることを望むや、切なり。
Posted by mahoroba,
in 文化
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