おのこノ節句
水曜日, 4月 25th, 2012またまた、アーテスト福田が山の木々で、兜と刀を作ってしまいました!!
本当に器用なもんで、忙しいさ中、よくぞ作れるものぞ!と感心しています。
いよいよ週末からゴールデンウイーク。
5月5日は、節句で大和男子(おのこ)の日。
特別仕立てのケーキを用意しています。
またまた、アーテスト福田が山の木々で、兜と刀を作ってしまいました!!
本当に器用なもんで、忙しいさ中、よくぞ作れるものぞ!と感心しています。
いよいよ週末からゴールデンウイーク。
5月5日は、節句で大和男子(おのこ)の日。
特別仕立てのケーキを用意しています。
寺田本家、啓佐さんの葬儀から帰って参りました。
同じ神崎町の永興寺で、しめやかに執り行われましたが、
小雨の中、全国から彼を慕う多くの方々が参列されました。
奥様の雅代さんのやせ細った体躯が、痛々しくお慰めする言葉にもなりませんでした。
祭壇に飾られた啓佐さんの写真は、Vサインのとても優しいまなじりでユーモアを湛え、
とても亡くなったとは思えないものでした。
焼香机に飾られてあった生前の写真を、雅代さんの許可で撮らせて頂きましたが、
彼の剽軽な明るく朗らかな表情が懐かしく、居ないことがとても不思議に思えました。
これも不謹慎ながら、彼の素晴らしい何とも言えない風格の漂う肖像画を囲んで、
ご家族の写真を撮らせて頂きました。
みなさん、どこまでも明るく清らかな聖家族であることに、感動してしまいました。
悲しみのどん底にいらっしゃるのに、微笑みを持って対せらるご様子に、
一層悲しみが深まります。
しかし、この写真で、私たちが癒されてしまいました。
啓佐さんが、天上で、いやすぐそこで、
「何を泣いているの、僕はここにいるよ!いないない、バーー」
とおどけているような気がします。
変なおじさんやバカ殿の仮装をして、みんなを驚かせるのが大好きでした。
「今度、みんなをビックリさせることをしたいね」と、何時も言っていました。
きっと、お蔵の微生物たちも、そんな彼が大好きで、楽しく働いて、五人娘を醸したのだ思います。
啓佐さんの遺した心の微生物は、みんなの心の中に移って繁殖し、今もなお増殖し続けています。
きっときっと、日本中に「啓佐菌」で満ち溢れるに違いありません。
その時こそ、彼の『発酵道』が完成されるのでしょう。
寺田本家は、これから寂しくなるどころか、ますます賑やかに、華やかになることでしょう。
それは、何時も輪の中心に啓佐さんが生きているからです。
周平 拝
さる4月18日、寺田本家23代目当主・寺田啓佐儀、安らかに永眠いたしました。
これまで大変お世話になった皆様にもきちんとご挨拶しないままに他界してしまった義父に代わりまして改めて御礼を申し上げます。
自分の思うがままに生き、好きなことを言っているのに、いろんなところで社長社長と皆様に持ちあげていただき、いつの間にか輪の中心になっている、父はそんな人でした。
皆様を愛して皆様に愛された人でした。「自分らしく・心地よく・仲良く」生きることが微生物の有るがままの姿であり、自然に寄りそうとはまさにそう生きることだよ」と常々申しておりました。
目に見えない微生物に生き方を学んだ父はまさに微生物のような生き方を体現していたんだなと思い起こされます。父はいろんなところにたくさんの種を蒔いて旅立っていきました。その種を育くみ、発酵させ続けていくのが残された私たちの役割であり、「発酵して幸せに暮らすお手伝いがしたい」と申しておりました父が残してくれた使命だと考えております。
改めて生前に父がいただいた皆様の温かいお心遣いに心より御礼申し上げます。
皆様のお役に立つ寺田本家として家族・蔵人一同精進してまいります。今後も変わらぬご支援を賜れば幸いでございます。ともに発酵してまいりましょう。ありがとうございます。
寺田本家24代目当主 寺田 優