Nymphē Confiture「妖精のジャム」
金曜日, 5月 11th, 2012今年、農園が人出不足で、私が午後から時間を割いては、
少し手伝うようになった。
その最初の仕事が越冬春掘りの人参採りだったのだ。
久々の野良仕事に腰は痛むも、空気は良く、心は快適だ。
ところが、畑では昨年忙しさに手が回らなくて、人参の土掛けが出来なかったのだ。
そのため人参の頭が凍って溶けて腐りが多く出た。
これを私が観て、心が痛むというか、
これでは到底農園は成り立たないはずだと思った。
やはり、自分で体験せねば、その実態が掴めない。
これを、何とか労力や収穫を実りあるものにせねば・・・・と考えた。
そこで思いついたのが、「人参ジャム」であった。
はね品も廃棄にならず、またオリジナル商品も増え、お客様にも喜んで頂ける。
農園、店、みなさんが喜べる三位一体の活用法がジャムだった。
そこで、早速ソフテリアに頼んで、ジャム作りが始まった。
短時間で、パッパと決まった。
それは、りんごを加える事、それも特に「星の金貨」という王林系の林檎だった。
これが、当たった。実に相性が良い。
それで、次にネーミングであった。
「人 檎 (にんご) ジャム」!!!
リンゴ目当てに林に鳥がたくさん集まったことから、林のように禽(鳥)が集まる、
そして林檎と書くようになったという。
人が鳥のように、林(ジャム)を好んで集まるため、 「人檎ジャム」がいい!!
人参(にんじん)に林檎(りんご)を加えた・・・にん+んご=にんご。
なかなかいいゾ!!
ところがである。
ソフテの女性たちから、「ブッブツーー」とブーイングが出たのである。
「もっと、素敵な名前にしてください!」
折角、苦心の作が、・・・・・(チョットこじつけ臭いが)・・・・残念!!
そこで、考えた。
にんごの音から連想されるのが、ニンフである。
この英語Nymphのギリシア神話に出る「ニュンペーNymphē」と
ジャムの仏語「Confiture」で、「妖精のジャム」と名付けてはどうか?!
『ニュンペー・コンフィチュール』。
これは、良い!!!
野の妖精が飛び交い、人と共に働く「まほろば自然農園」の春。
妖精と人の合作が、それぞれの作物たち。
まこと、妖精のジャムは偽りのない名前なのだ。
収穫された越冬人参のエッセンスを、ジャムでご堪能ください。
「Nymphē Confiture」 (ニュンペー・コンフィチュール)
「妖精のジャム」 (別名:人檎(にんご)ジャム) 200g ¥580
越冬春堀 人参 (まほろば自然農園)
人参(まほろば自然農園「小泉五寸」), りんご(青森産「星の金貨」),
果糖, 一二三糖, エリクサー水, レモン(愛媛産),七五三塩
追記 : ソフテの女性たち、名前に陶酔したことは云うまでもなかった。
~ まほろばオリジナルジャム・シリーズ ~
「ファーマーズ・ジャム」 200g ¥890
「幸の香」 200g ¥780
「伊予柑ジャム」 200g ¥680
「妖精のジャム」 200g ¥580