まほろばblog

Archive for 8月, 2012

「強いチームと弱いチームの差」

木曜日, 8月 9th, 2012

   眞鍋政義 (全日本女子バレーボールチーム監督)

         『致知』2011年9月号
           特集「生気湧出」より
    

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いろいろなチームを渡り歩いてきた経験から思うのですが、
強いチームと弱いチームの差というものがやはりありましてね。

例えば、試合前のミーティングで
監督の思いが一方通行になっている。
 
「こうしろ、ああしろ」と言われて選手たちが
「はいはい」と言っているだけ。

こういうチームはやはり勝てません。

反対に選手が自分たちの問題点を自分たちで考えて分析し、
スタッフと思いを同じくして
試合をしているチームは強いですね。

私がコミュニケーションを重視し、
選手にいろいろな提案を求め、耳を傾けるのはそのためなんです。
 
私は監督で立場的には一番上です。
だけど一方通行にならないよう、
できるだけ選手と目線を同じくして、
選手がこの練習メニューで本当に満足しているか、
困っていることはないかなどを聞いて、
一番実力を発揮できる環境を整えてあげたいと思っています。

【記者:コミュニケーションの成果は
    どのような時に感じられますか?】

ゲームの後、スタッフたちがそれぞれの選手の
ゲーム中のスパイク、ブロック、サーブの数値を
パソコンで打ち出します。
   
一昨年まで、スタッフの部屋に自分のデータを
取りに行って勉強し、反省しようとする選手は
ほんの数人にすぎませんでした。
 
ところが、昨年から自分の成績に関心を持つ選手が増えて
頻繁にスタッフの部屋に行っては映像を見て、
自分で分析するようになったんですね。
私はこの差は大きいと思います。

自分たちで考えるようになったご褒美が
世界選手権の銅メダルだと思うくらいです。

コミュニケーションに関して申し上げれば、
選手やスタッフの中でチームみんなで
戦ったという意識がとても高まりました。

濱口華菜里という選手がいるんですね。
レシーブに天性の才能を持っている世界選手権のメンバーです。

明るい性格で、いつも大きな声で皆を
励ましてくれるし練習にも人一倍熱心。
人の嫌がる片づけも率先してやってくれます。
だけど、私はこの濱口を選手権に
出場させてあげられなかったんです。
 
世界選手権もW杯も14名登録で、出場できるのは12名。

濱口が務めるリベロの控えはなかなか出る機会がない。
本当に悔しかったと思います。
だけどそれでも濱口のファイトは最後まで変わりませんでした。
練習には早く来てムードを盛り上げて、雑用で走り回って……。
 
メダルを獲得できたのは、
この濱口の姿勢が周りに伝わったからだと私は思っています。
 
銅メダル獲得が決まった試合の直後、
セッターの竹下佳江はすぐに濱口に駆け寄り、抱き合ってました。

その後のインタビューでも竹下は毎回のように
「出られない選手がいるから、その選手の分まで頑張りました」
と語っていましたが、これには私自身
本当に勉強させられましたね。

  
控えの13番目、14番目にどんな選手を置くかで
チーム力は強くもなるし弱くもなる。
その難しさを昨年私は実感したんです。

おかげで全員が同じ方向を向いて目標を共有できており、
強いチームに変わってきたことを実感しています。

  
【記者:火の鳥NIPPONの活躍を通して感じるのは、
    日本が独自の力を発揮できれば、
    この国はもっと元気になるということです】

そう思うし、ぜひそうあってほしいですね。
精密力はやはり日本人の強みなわけですから。
強みを伸ばすことで弱みが克服でき、生気が湧くはずです。

精密力が高まれば全体力が
必ずアップすることを私は確信しています。

それを実証する上でも、
誰より私たち全日本女子が11月のW杯、
来年のロンドン五輪で栄冠を手にすることで
日本を元気づけなくてはならないと思っているんです。

昨年の世界選手権以降、
選手もスタッフも目の色が違います。
生気が漲ってきた。

必ずやってみせますよ。

期待していてください。

日本サッカー飛躍の陰の功労者

火曜日, 8月 7th, 2012

 日本サッカー飛躍の陰の功労者
         強さの秘訣は「言語技術」

     日本サッカー協会副会長・田嶋幸三氏の名言

                『致知』2012年9月号
                 特集「本質を見抜く」より

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 ◆ (サッカーには)身体能力とか技術の高さはベースに必要ですが、
   そういったものはあるレベルに達するとそう変わらなくなってきます。
   その時、何が大切かというと、
   いかに考えてプレーをするかということなんです。

 ◆ たとえ失敗しても自分で考えながらやっている選手は、
   次はこうしようとまた自分で次の方法を考えられます。
   しかし何も考えずに、
   言われたことしかやってこなかった選手は
   自分で改善することができない

 ◆  サッカーを教える前に、やらなければならないことがある。
   そう思ったものです。
   そして見えてきたのが「エリート教育」でした。
  

 ◆ 「エリート」という言葉は日本では敬遠されますが、
   ヨーロッパなどではいろいろな分野のリーダーであり、
   社会に奉仕する人のことをいいます。
   そういう自覚と能力を持った人のことです。
 
   サッカー選手たちは
   素晴らしい肉体を与えられた「エリート」なんです。
   それを多くの人に見てもらい、感動を与える、
   それはまさに社会貢献です。
   逆に言えばそういう義務があるのです。

 ◆  サッカーをとことん愛し、
   それを追求したいという気持ちを持っていれば、
   こうすればいいんじゃないか、
   ああすればいいんじゃないかと気づく。
   
   そうやって何度でも
   トライ&エラーを繰り返すうちに、
   本質に近づいていけるのではないかと思っています。

 

キッズ・シェフ報告

火曜日, 8月 7th, 2012
先日、8/1西区の「キッズシェフ」での
小別沢まほろば農園のご報告、
西区の地域振興課の西岡係長が
番組で報告しておりますので、
Ustreamでぜひ、ご視聴ください。

http://www.ustream.tv/recorded/24391753

「自家採種」も出来なくなる!TPPの先に「自殺する種子」!!

月曜日, 8月 6th, 2012
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ポロジェクトFUKUSHIMA!in小別沢

月曜日, 8月 6th, 2012

  福島在住で果樹園経営をされていた安齋伸也さんが来店。

  3・11以降、家族と車で、九州沖縄に避難、最後は、北海道に移ろう!と直感。

  今、札幌在住で、一般社団法人「たべるとくらしの研究所」の理事長として、

  「耕す、つくる、売る、伝える、学ぶ、見つける」自給自足を目差す場として立ち上げました。

  今は、福島と札幌を結び、全国に発信するパイプ役として奔走。

  この23日(木)に、まほろば農園の山裏の「やぎや」さんでイベントが開かれます。

  楽しそうですよ、のぞいて見てくださいね。

     http://www.taberutokurashi.com/

  http://gitanes99.exblog.jp/6582752/

BSI スペインオリーブオイル

日曜日, 8月 5th, 2012

日照時間2200時間、200種類もあるオリーブの木から、

厳選、化学物質を一切使っていない一番しぼりの純粋な

オリーブのジュースです。BSI「高品質食品」認定品。

1000ml ¥2.200

2000ml ¥3.800

(今回特別価格40%off、今日7時までです)

久保木先生、アパタイト歯磨きを製造!

日曜日, 8月 5th, 2012
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現在、私が使用している歯磨き粉は、ベルセレージュのものとこの「シェルピカ」。

開発者は、まほろばのご近所にお住まいで、もう25年以上もお客さまの久保木さま。

奥様は、東京で大手出版会社にお勤めで、その当時の文豪の校正係で、

よく当時のお話を聞かせて頂いて、大変興味深いものがありました。

お嬢様は、米国住まいのヴァイオリニストで、PMFで二度ほど札幌で弾かれていました。

昨日、折りしも、キタラコンサートホールのプロデューサーだった藤垣さんが来店されたので、

ご紹介すると、懐かしそうに、当時の話に花が咲きました。

さて、主役のご主人は、北大の名誉教授で、歯科学会では名の通った大先生であります。

その久保木先生が、北海道の帆立の貝殻を微粉末にして、歯磨きに使う方法を考案されました。

その成分ハイドロキシアパタイトは、歯を再生させる大変な働きがあって、

基剤として35%も使っており、今注目されている薬用歯磨きです。

まほろばオリジナルのものも可能だということなので、今後楽しみにされて下さい。

『シェルピカ』80g ¥1.260

(奥様とご一緒に、ツーショット)

スーパードクター・佐野俊二氏の名言

日曜日, 8月 5th, 2012

         心臓の難手術を次々に成功させ、
        幼い子供たちを病から救う      

                『致知』2012年8月号
                 特集「知命と立命」より

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◆外科医の基本は切る、縫う、結ぶの3つなんですが、
  それぞれに原理原則を踏まえて
 どんな場面でも確実に行えるようにならなければなりません。

 例えば豆腐みたいに柔らかいものでも
 崩れないように結べなければならないんですが、
 基本ができていない人は結べない。

 一流病院は何が凄いかと言ったら、
 特別に難しいことばかりやっているのではなく、
 彼らは物凄く基本に忠実なんです。

 だからつまらないミスを犯さず、
 それが手術の成功率にも反映されてくるのです。

◆私は世界的名医ロジャー・ミーのすべてを
 自分のものにしようと思い、
 手術の度に彼の動きをメモして懸命に練習しました。

 彼が何ミリくらい離れたところから
 どこにどういうふうに糸を掛けたのか、
 全部メモしてそのとおりにやったんです。

 後年、私の手術を見た看護師さんたちから、
「あなたはロジャー・ミーにそっくりね」と言われるくらい、
 それは徹底的にやりましたね。

◆(手術で常に心掛けていることは)
 自分たちができる最善を尽くすという医者の本質から
 決して離れてはならないということです。
 
 論理的に成り立たない手術は別ですが、
 論理的には成り立つけれどもやるのは難しいというなら、
 きっとできるはずだと信じてやります。

◆(伸びる人と伸び悩む人の差はどこにあるか)
 いまつくづく思うのは、性格です。
 性格の悪い人間は伸びない。
 人の言うことを素直に聞く謙虚さのない人間はダメなんです。

うさぶろうさん、ご来店

金曜日, 8月 3rd, 2012

「うさと」のうさぶろうさんが、2階で開かれている「うさと展」に。

突然の顔見世に、お客様ビックリするやら、大喜びするやら、大変な騒ぎになりました。

少し閑散になった頃に現れると、不思議と俄かに人が集まり出す。

ご自分で「私は、人寄せパンダ」、どこの会場でも吸引力があって、

たちまちの内に、人の気を引き寄せてしまう、という。

故郷が富良野で、今回はお墓参りに帰郷されたとか。

また、10月13日(土)に、JWT主催で私とのジョイント講演会が開かれます。

後日、ご案内致しますので、是非ともご参加下さい。

2階の「うさと展」、今スゴイ賑わいになっています。

こんなにファンが多いとは、驚くばかりです。

アイヌモシリ一万年祭 24”

金曜日, 8月 3rd, 2012

アシリ・レラさんから、「アイヌ・モシリ 1万年祭 24”」のご案内を頂きました。

https://www.mahoroba-jp.net/newblog/?p=3018

https://www.mahoroba-jp.net/newblog/?p=1316

https://www.mahoroba-jp.net/newblog/?p=3638

8月15日~20日の6日間、時間を見つけて、是非ご参加下さい。

大地の母ちゃん、待っていますよ!!!

((amoさんブログ、昨年の祭より)

アイヌモシリ一万年祭
期間 毎年8月15日~20日
 アイヌの儀式カムイノミは15日と20日の午前におこなわれる。
会場 北海道沙流郡(さるぐん)平取町(びらとりちょう)貫別(ぬきべつ)旭(あさひ)の森
入場料 2000円
持ち物 テント、寝袋、雨具、箸、コップなど。
募集 祭りの準備を手伝ってくれる方は何日か前にアシリ・レラ(山道康子)宅にきてください。
155-0101 北海道沙流郡平取町二風谷
行き方 JR苫小牧駅~(43分)日高本線富川下車~バスで(30分)二風谷アイヌ博物館前下車~売店などで道をたずね(徒歩3分)山道康子さんの家に着く。そこから会場の貫別旭まで車(23km)で連れていってくれます。
 車でいく人は会場の10km手前あたりから「1万年祭」という看板がたくさんあります。
 テントのない人は先着順で集合テントに泊まれます。食べ物は会場にいろいろあるので、炊事道具はいりません。
 毎年全国から1000人もの若者がテントをしょって集まってきます。巨大なたき火を囲みながら の飛び入り歓迎のライヴ、アイヌの歌や踊り、ユーカラ、伝統工芸のワークショップ、弓大会からパン食い競争まで盛りたくさん。

山道康子(アシリ・レラ)さん
 康子さんはアイヌの聖地、北海道二風谷で子どもたちにアイヌ語と伝統文化を伝える「山道アイヌ語学校」を主宰している。さまざまな事情で預けられた10人もの子どもたちの親代わりをしながら、平和運動をつづけている。
 オレの小説「風の子レラ」の主人公レラにいろいろな知恵を伝えるチュプばあちゃんは彼女がモデルだし、あとがきも書いてくれた。
 この物語自体康子さんとの出会いがなかったら生まれなかった。オレは毎年北海道の二風谷にかよい、康子さんからアイヌの知恵を教わってきた。アメリカインディアンのデニス・バンクス、アマゾンのパブロ・アマリンゴとともに、康子さんはオレの人生でもっとも影響を受けた偉大なるシャーマンだ。 山道康子さんの略歴
 1946年、苫小牧に近い鵡川に生まれる。
 うそのような実話だが、彼女が生まれたとき、家のかまどに雷が落ちた。驚いた父親はこう言った。「この子は大泥棒か偉人になるべ」と。
 中1のとき父を亡くし、18歳で結婚。
 19歳で長男、22歳で次男を出産。
 25歳のとき、夫を亡くす。夫は対向車をよけ、電柱に激突し、2ヶ月後に白血球が減り死んだ。
 民芸店を営むが、火事で大やけどを負ったり、交通事故で大けがをしたり、苦境はつづく。
 二風谷ダムが着工され、アイヌの大地を守るため反対運動をはじめる。
 さまざまな嫌がらせにもめげず、彼女のまわりにさまざまな人々が集まってくる。
 平成1年「アイヌモシリ1万年祭り」をはじめる。「誰のためでもない。自分のため、子どもたちのためにも地球をきれいにしてカムイにかえしてあげないとね。アイヌ・ネノアン・アイヌ(人間らしい、人間)でありますように。 アイヌとは人間という意味です」
                 アシリ・レラ(山道康子)