日本サッカー飛躍の陰の功労者
火曜日, 8月 7th, 2012 日本サッカー飛躍の陰の功労者
強さの秘訣は「言語技術」
日本サッカー協会副会長・田嶋幸三氏の名言
『致知』2012年9月号
特集「本質を見抜く」より
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◆ (サッカーには)身体能力とか技術の高さはベースに必要ですが、
そういったものはあるレベルに達するとそう変わらなくなってきます。
その時、何が大切かというと、
いかに考えてプレーをするかということなんです。
◆ たとえ失敗しても自分で考えながらやっている選手は、
次はこうしようとまた自分で次の方法を考えられます。
しかし何も考えずに、
言われたことしかやってこなかった選手は
自分で改善することができない
◆ サッカーを教える前に、やらなければならないことがある。
そう思ったものです。
そして見えてきたのが「エリート教育」でした。
◆ 「エリート」という言葉は日本では敬遠されますが、
ヨーロッパなどではいろいろな分野のリーダーであり、
社会に奉仕する人のことをいいます。
そういう自覚と能力を持った人のことです。
サッカー選手たちは
素晴らしい肉体を与えられた「エリート」なんです。
それを多くの人に見てもらい、感動を与える、
それはまさに社会貢献です。
逆に言えばそういう義務があるのです。
◆ サッカーをとことん愛し、
それを追求したいという気持ちを持っていれば、
こうすればいいんじゃないか、
ああすればいいんじゃないかと気づく。
そうやって何度でも
トライ&エラーを繰り返すうちに、
本質に近づいていけるのではないかと思っています。