Archive for 11月, 2012
フェアトレードからみる世界貿易と食、農
木曜日, 11月 22nd, 2012先日行われた「土と平和の祭典」のご報告がありました。
http://www.tanemaki.jp/saiten2012/
ことに、トークステージで大橋代表が発言されているので、
是非、ご覧下さい。
当会は、去る11月18(日)に開催された土と平和の祭典に出展致しました。
お陰様でたくさんの方々にブースに来ていただき、活動紹介ならびに商品販売、
インカインチオイル+旨塩麹を使用した新しいレシピを提案させていただくこと
ができました。http://www.arcoiris.jp/index.html
とりわけ、「フェアトレードからみる世界貿易と食、農」と題したトークステー
ジは大好評で、
その映像がアップロードされましたので、URLを共有させていただきます。
http://www.ustream.tv/recorded/27103792/theater
トークステージには、フェアトレード分野において第一線で活躍している、
拓殖大学の長坂教授、ぐらするーつの鈴木代表、NPOアプラの野川氏、
オクスファーム・ジャパンの森下氏、当団体の大橋理事(5分と41分頃に登場)
の5名が出演しています。
「友産友消」(ともさんともしょう)をキーワードに、フェアトレードの今後の
あり方や方向性について、
それぞれの視点で話し合われ、その展望や可能性を見いだせるトークテージに
なっています。
ぜひご覧いただければ幸いです。
当会の次回出展予定のイベントは、2013年3月2日(土)に開催される
「オーガニックショー ポラン広場東京2013」になります。
開催のお日にちが近くなりましたら、ご案内させていただきます。
年末に向かい何かとご多忙のことと存じますが、今後ともご支援を賜りますよう
宜しくお願い申し上げます。
NPO法人 アルコイリス
広報・マーケティング 大河トレイシィ
〒271-0096 千葉県松戸市下矢切72
TEL: 047-361-6375 FAX: 047-361-6395
E-mail: marketing@arcoiris.jp
「中谷宇吉郎&治二郎展」in江別
木曜日, 11月 22nd, 2012岡潔先生の親友が、考古学者・中谷治二郎さんだった。
彼のお兄さんが、あの雪博士・宇吉郎博士。
フランス留学時代に知り合い、何時も一緒に語り合い、
そこで初めて、岡先生は、友人という存在を知ったと言う。
だが、彼が不治の病を得て、由布院で療養して死するまで、
岡先生は、度々見舞って、心が離れなかった。
その治二郎さんと宇吉郎さんの二人展が江別で開かれている。
是非、行きたいと思う。
30日までである。
小泉博士、絶口調!Ⅱ
木曜日, 11月 22nd, 2012さすが、道新・山崎記者(女性)、1時間半を適切にまとめて、お見事!!
要領を得て、素晴らしい内容。
日本人は、魚菜中心の食生活で、バランスよく生きてきたんですね。
キーワードは、バレニン、アルギニンですヨ!!
「家族が欲しかった。あたたかい家族がいつも欲しかった」
木曜日, 11月 22nd, 2012安藤 大作 (安藤塾塾長)
『致知』2012年12月号
特集「大人の幸福論」より
└─────────────────────────────────┘
僕自身も両親が離婚しまして、幼い頃から
「自分が惨めだ」とずっと思い続けてきたんです。
とはいっても、それに気づいたのはずっと後で、
子供の頃から人よりも目立とう目立とうと頑張ってきたのも、
いま思うと不安や惨めさ、温かい家庭を持つ人を
恨めしく思う気持ちを埋め合わせようとしていたのでしょうね。
両親が離婚した後、僕は父親の再婚相手との生活に
馴染めないで母親の元に送られたそうです。
だけど、その母も結局は九歳の僕と妹を
伊勢に置いて東京に行ってしまう。
それから僕たちは福祉施設を経営する母の知人の女性に育てられました。
この女性は皆から「先生」と呼ばれていて
僕たちをとても大事にしてくれたんですが、
仕送りが滞って親や安藤家の悪口を言われる時は惨めでしたね。
「見返したい」「でも構ってほしい」
「僕は惨めじゃない」「甘えたい」……。
そんな複雑な感情が湧き上がってくるんです。
悔しかった僕は新聞配達のアルバイトをして、
稼いだお金は全部先生に渡していましたよ。
ある時から、僕たちの家に先生の知人の山本さんという女性と
四人の子供たちが一緒に住むようになりました。
この山本さんは僕たちの第二の育ての親でもあるのですが、
先生と一緒に家庭問題に悩む人の会を立ち上げると、
やがて各地から家族ぐるみでやってきて
生活を始める人まで現れました。
中学一年から高校三年までこの大家族で育ったことは、
とても大きな体験だったと思っています。
長野の大学に入学した後も目立ちたい、
チヤホヤされたいという思いは相変わらずでした。
だからスキーやサーフィンなど仲間に
注目されそうなものにはすぐに飛びついた。
その頃の僕はいつも元気印で、皆の注目を集めていれば
世の中を上手く渡っていけると本気で考えていたんです。
ところが、就職にことごとく失敗しまして、
特別扱いされない世界、どうにもならない世界があることを
知るんですね。
そしてこの時、幼少期から満たされない心を
埋めよう埋めようとして頑張ってきた
自分の生き方にようやく気づくんです。
そうすると心を埋めるためだけに生きた自分が
猛烈に空しく思えてきて、最後にはとうとう死を決意しました。
いまも台風シーズンになると思い出すのですが、
一九九〇年九月、超大型の台風が松本を直撃した時、
僕は夢遊病者のように誰もいない暴風雨の街を彷徨いました。
もうどうにでもなれ、という思いでしたからね。
だけどとうとう死にきれずに、ずぶ濡れのまま
アパートに帰りました。
そして、気がつくと、部屋にあったまっさらなノートに
湧き上がる思いを一気に書き殴っていたんです。
「家族が欲しかった。あたたかい家族がいつも欲しかった」
とめどなく言葉が溢れて、ノートはたちまち埋め尽くされました。
臭いものに蓋をしていたというか、幼い頃から抱いていた感情が
際限なく湧き出るのが自分でも不思議でしたね。
ノートをつけ始めて三週間後くらいでしょうか、
僕は一大決心をしました。
決別してもいい。
二度と会えなくてもいい。
心のコブとなっている母と本音でぶつかり合いたいと思ったんです。
母はそれまで一切長野に来ることはありませんでしたが、
「とにかく来てほしい」と松本の僕のアパートに呼び、
泣きながら訴えました。
「俺は寂しかった。惨めだった。
お母さんの悪口は聞きたくなかった。
親は好きだ。だから俺は頑張った。
バカにされたくなかった。辛かった……」
と。いい年した大人がですよ。
【記者:お母様はなんと?】
「ごめんね。ごめんね」を繰り返しながら
いつまでも泣いていましたね。
そうやって一晩中語り明かして明け方になった頃に
母の辛さ、弱さも分かってきました。
母自身も片親で育ち、寂しさを紛らわすかのように
音楽にはまり、離婚した後は、我が子に寂しい思いをさせるのを
覚悟で音楽の夢を求めて東京に出てきていたんです。
僕は母の泣く姿を見ながら
「受け入れられた」「深く愛されている」
という安堵感に包まれていました。
母を松本の駅に送り、アパートに帰る時の
清々しさといったら半端ではなかったですね。
世の中がキラキラ輝いているというか。
僕が心の縛りから解放されたのは、この時からです。
「幸福の原点とは?」
水曜日, 11月 21st, 2012――鈴木秀子氏の幸福論
『致知』2012年12月号
特集「大人の幸福論」より
└─────────────────────────────────┘
◆ 東日本大震災は大変な悲劇でしたけれども、
マイナスに見える出来事をとおしながら
日本人が古来、よしとしてきたものをさらに純化していく。
そういう時期に日本が直面しているような気がします。
危機を皆で乗り越える上での大きな方向性みたいなものが
日本人の間から湧き上がることを私はずっと祈り続けているんです。
◆ 全人類を大河にたとえると、自分はその中の一滴にすぎない。
だけどその一滴がなくては川そのものが成り立たない。
◆ 私たちは自分の命は自分のものだと思っています。
だけどその当たり前は
当たり前ではないということなんですね。
そこに気づくところに幸福の原点がある。
◆ 仏教で諸行無常を説くように、
すべては変化していくわけだから安全や安定が
いつまでも続くということは絶対にありえないわけですよね。
時々刻々の変化の中にいいこともあれば、悪いこともある。
ただそれは中立として起こるものであって、
それをこちら側がどのように受け止めるかで
いい、悪いが決まる。
だから起こってくる出来事をしっかりと見つめながら、
最善の判断をしていくことが大事だと私は思うんです。
冬到来!
火曜日, 11月 20th, 20121世紀ぶりに遅い初雪。
18日の日曜日は、暗雲立ち込め、雷を伴う初雪が舞った。
畑が心配。ハウスが倒れないか、作物は凍らないか。
一家して、農場に向かった。
トマトの凍結が心配、兎に角、青トマトを猛スピードで取り込む。
まだハウス内は、青々と茂った葉や花、トマトも相当量残っている。
播種から、どれほどの手間と暇がかかったことか。
それに比し、実ること、残ることの何と少ないことか。
冬の厳しさ到来と共に、農業の厳しさを思うのだ。
「雲南百薬」の白い花も摘み、あのお茶が出来るだろうか。
今年は葉と峻別して、花茶が出来れば嬉しい。
南方の植物が、この厳寒の北方で一番最後まで残っているとは驚く。
古代日本人も南方から、鍛えながら北方の今に辿り着いたのだろう。
(取り残された「輪黒大根」。何千本の命が土に眠る。)
「グラニースミス・ジャム」発売!
月曜日, 11月 19th, 2012大貫さんから紹介された長野の町田さんの「グラニースミス」が、今大人気!
これほど骨があるとういか、芯も身もしっかりして深い味のするリンゴは中々お目にかからない。
来年早々、グラニーファンから、呼び声がかかりそうです。
そこで、ソフテリアでは早速、3種の「コンフィチュール」を製作。
もう、我ながら絶品ですね。
「グラニースミス・コンフィチュール(ノーマル)」 ¥280
「グラニースミス・コンフィチュール(オレンジリキュール入り)」 ¥280
「グラニースミス・コンフィチュール(シナモン&レーズン入り)」 ¥300
バターケーキも作ってみました。金・土曜日にお目見えです。
「グラニースミス・バターケーキ」 ¥200
ついでながら、長期保存用にジャムを作りました。
「グラニースミス・ジャム」 225g ¥480
グラニースミス、果糖、一二三糖、有機レモン汁、エリクサー水
今朝、町田さんから【ふじ】も入荷しました。
もう、これは富士の極まりみたいな味ですね。
ビックリしました。グラニーと同じ、g ¥60です。
グラニースミスは12月初めから半ばで終了。
富士は、来年越えて、まだあると思います。
安藤大作氏の幸福論
月曜日, 11月 19th, 2012「心のコブを取り除いた時、本当の幸せが見えてくる」
『致知』2012年12月号
特集「大人の幸福論」より
└─────────────────────────────────┘
◆ 僕は、現代人の自己否定は、
その人が勝手につくりあげたものだと考えています。
誰かから否定されたわけではないのに、
自分の意識が「おれは駄目だ」「認められていない」と思ってしまう。
僕が塾の教育を通してやってきたのもまさに、
子供たちのこの「心のコブ」に気づかせ、
そこから抜け出させて「必ずやれる」という確信を
持たせてあげることでした。
◆ 人間の心が100としたら、普段意識できるのは5%で、
95%は無意識の世界です。
「俺はこんな男だ」「これしか俺にはできない」
と言っているのはこの5%です。
ところが、化石のようになった95%を穿(ほじく)り出すと、
段々自分の思考パターンや可能性が見えてくる。
おもしろいもので自分を穿り出した分、他人の心も見えるんですね。
◆ 親と分かち合って繋がりを感じた時に、
人間は優しくなれるし、万物への愛しみが生まれる。
これが僕の実感です。
身の回りの友達、同僚、これも確かに大切な絆でしょう。
だけど親や先祖というもう一つのパワーが
これとクロスすることで人間は無限の幸せが
得られるのではないでしょうか。
◆ どんなマイナスの環境に生まれたとしても
「それを変えるために自分は生まれてきた」
「そんな自分だからできることがある」と思ったら
すべて感謝、すべてオーケーです。
そこに幸福感、心の安らぎを覚える人が増えていけば、
この国はもっと優しくなり、もっと輝くはずです。
(編集部より)
安藤大作氏は三重県屈指の学習塾・安藤塾の塾長です。
小さい時の両親の離婚に端を発する様々な苦悩を
克服するために目を向けたのが、自らの潜在意識でした。
誰もが持つ「心のコブ」をいかに取り除くか。
実体験に基づく安藤氏の言葉はどれも説得力があります。