まほろばblog

Archive for 12月 4th, 2012

國井さん、山口ご夫妻、ありがとうございました。

火曜日, 12月 4th, 2012

東日本大震災の被災地の方々へ、心の安らぎに仏画を送ろうと、

仏画師の國井さん、支援の山口ご夫妻(やんじーとアグネスさん)たちが、実現して下さいました。

また、ご支援を戴きました皆様方に、この場を借りて、厚くお礼申し上げます。

ありがとうございました。

☆ありがとうございます☆ 

                      國井愉希子

2012-12-03 22:50:16NEW !
テーマ:

札幌の仏画教室/国井愉希子仏画教室

昨年の衝撃的だった東日本大震災、原発事故…

あの頃は「仏画で何かしたい」と思っても「死」を連想してしまって、悲しい気持ちを喚起するだけでした

でもその後も「仏画を描く事に意味はあるのか」「絵を描いている場合なのか」と葛藤する日々を送り(他の絵描きさんもそうだと後で知りましたが)

昨年のお盆に慰霊と鎮魂の意味を込めて展覧会を開催し

今年、自然食品の「まほろば」さんとご縁を繋いでいただいて、災害支援ネットワークのやんじーさんとアグネスさんにお会いすることが出来、ひとつのひらめきが…

まほろばさんの全面協力と生徒さんの支えを受け、被災地に仏画を届ける活動が現実となりました

今年はそれが本当に嬉しかった

まほろばの宮下さんをはじめ、やんじーさんアグネスさんに心から感謝しています

仮設住宅で仏壇もなく、でも亡くなった方に何か手向けたかった気持ちを慰めたり、仏画で心が和んだりしてくださったら嬉しいです

まほろばさんのブログで、被災地に仏画が届いているのがレポートされていました

嬉しくて涙出ました…

ありがとうございます

是非ご覧になって見てください

まほろばブログ
https://www.mahoroba-jp.net/newblog/?p=5818

被災地に仏画を配布

                # に アグネス より

http://www.facebook.com/home.php#!/yuri.yamaguchi.5070

アグネスです。今、目にしましたー。掲載ありがとうございます。そして、応援してくださってるお客様、社長様はじめ、専務様、スタッフのみなさま、ありがとうございます。仏画、400枚ほぼ配りましたー。南三陸はじめ、石巻の方でも喜ばれました。ちょっと写真撮れる状況じゃない箇所もありましたが、、仏画は、ちょうど、タイミングのよいものでした。國井さんのは、とても優しい雰囲気の画風なんで、馴染みやすいのか、みなさん大変喜ばれましたよ。地域のお世話役の方やおじいさんたちが、説明すると、自分たちの手で配るからと引き受けて下さった姿が目だちました。それもよかった。仮設住宅でも、ゆっくりお話しもできました。クルマの故障などトラブルもありましたが、なんとかクルマで寝ながら、なんとか無事配りおえよかったです。ありがとうございます。日々の様子は、ホームページはタイムラグがあるので、Twitter@agnesningl かFBの山口由里で、車から発信してます。よろしくお願いします。明日は、打ち合わせなどで仙台です。

「実践×読書で経験値を倍増する」

火曜日, 12月 4th, 2012

         桑原 豊 (ワタミ社長)

                『致知』2012年12月号
                 連載「20代をどう生きるか」より

└─────────────────────────────────┘

一年間の修業で技術を身につけた私は、
開業資金をつくるため、当時外食産業で給料がよいと
評判だったすかいらーくへ友人の紹介で入社した。

私が修業していた店はコーヒー専門店とはいえ、
本格的な料理も提供していたため、
自分が一番できると思っていたが、とんでもない。

高校生のアルバイトより仕事ができないのだ。

彼らは皆、一所懸命働き、自ら進んで掃除などをしている。
「なぜ彼らはこんなにも意識が高いのだろう」と不思議に思った。

さらに驚いたのは社員教育の仕組みである。
三か月ほど経った頃、店長から突然、
「アルバイトの面接をしてください」と頼まれた。

その後さらに、「トレーナーになってほしい」と言われ、
新人の指導をすることになった。
最初は戸惑いながらも、会社の理念や作業の手順を教えていくと、
自分が会社を代表して話しているという自覚が芽生え、
どんどん自分の身に沁み込んでいくとともに、
自ら学ぼうとする姿勢が育っていった。

一方で、毎日お店には、ステーキはグラムでポーションされ、
ホワイトソースは一人前がパックになった状態で
工場から届けられる。

入社前、私は「どうせチェーン店なんてレンジでチンだろ」と
馬鹿にしていたが、その後の調理は個人店となんら変わりない。

この時私は、これらの「仕組み」があるからこそ、
アルバイトの高校生でも料理をすることができ、
お店のためにイキイキと働くことができるのだと気づかされた。

と同時に、これはいったい誰が考えているのだろうかと思った。

それ以外にも、毎月送られてくる新しいメニューは
誰が考えているのだろう。

お店に商品が入ってくる前の一次加工は
誰がしているのだろう……。

そうして、複数の人たちがフォローし合いながら
チームワークでつくり上げていく「組織」というものに
強く興味を抱くようになっていった。

言ってみれば、個人店は1+1が2の力にしかならない。
一方、チェーン店で働いて分かったのは、
組織の中で一人ひとりの力は足し算にとどまらず、
相乗作用を引き起こすのだということ。

私にはコーヒー専門店をやりたいという夢があった。
しかし、自分という一人の人間が皆に
少しでもいい影響を与えられる仕事は
どっちだろうかと考えた時、私が出した結論は
「ここで必死に働いて店長までやろう」ということだった。

そのためにはまず店舗運営を勉強しなければならない。
また、四十人いる従業員のリーダーとして
マネジメントの勉強も必要になる。

そこで私はチェーンストア理論とマネジメント、
この二つだけを徹底的に勉強しようと、専門書を読み漁った。
いくら読書をしても、実践する場面がなければ
生かしようがないが、現場にいながら読書をし、
理論の要諦を掴む。

それによって、通常の半分程度の時間で
経験値を得ることができるというのが私の実感である。
その結果、入社二年目で店長に就任し、
翌年、七店舗を統括するエリアマネージャーに
昇格することができた。