まほろばblog

Archive for 1月 12th, 2013

「運とツキの法則」

土曜日, 1月 12th, 2013

   『致知』2011年3月号
                 特集「運とツキの法則」総リードより

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人生に運とツキというものは確かにある。
しかし、運もツキも棚ぼた式に落ちてくるものではない。

『安岡正篤一日一言』に
「傳家寳(でんかほう)」と題する一文がある。

ここに説かれている訓えは全篇これ、
運とツキを招き寄せる心得といえるが、
その最後を安岡師は、

「永久の計は一念の微にあり」

と記している。

人生はかすかな一念の積み重ねによって決まる、
というのである。

松下幸之助氏は二十歳の時、
十九歳のむめのさんと結婚した。

幸之助氏が独立したのは二十二歳。

以来、勤勉努力し大松下王国を創り上げるのだが、
独立当時は日々の食費にも事欠き、
夫人は密かに質屋通いをした。

そんな若き日をむめの夫人はこう語っている。

「苦労と難儀とは、私は別のものだと思っています。
 “苦労”というのは心のもちようで感じるものだと思うのです。

  ものがない、お金がないというのが
 苦労だといわれておりますが、
  私はこれは“難儀”だと解しています。

  常に希望を持っていましたから、
  私は苦労という感じは少しも持たなかったのです。
  難儀するのは自分の働きが足りないからだと
  思っていたふしもありました」

難儀を苦労と受け止めない。
若き日のむめの夫人はすでに、
一念の微の大事さを感得していたことがうかがえる。

『随心』

土曜日, 1月 12th, 2013

126 │人生の深奥――西端春枝さんのお話とご著書『随心』
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1月も15日、正月気分もすっかり冷めた頃でしょうか。

 元日や この心にて 世に居たし
 
昨年末に発刊した『安岡正篤活学一日一言』の
1月2日に紹介されている俳句です。

元旦の朝に感じるようなさわやかな気持ちで1年をすごしたいとは
万人の願うところでしょうが、
浮世はなかなか、そうはさせてくれません。

同書1月1日には「年頭清警」が紹介されています。

年頭清警

一、残恨(残念なこと)を一掃して気分を新たにする。
二、旧習(ふるい習慣)を一洗して生活を新たにする。 
三、一善事を発願して密に行ずる。
四、特に一善書を択んで心読を続ける。
五、時務を識って自ら一燈となり一隅を照す。

このうち1つでも実行し続ければ、1年は1年の成長を
人に保証してくれると思います。
ぜひ1つでも続けたいものです。

さて、『致知』の昨年の11月号(特集「一念、道を拓く」)の
「生涯現役」に、元ニチイの創立者、西端春枝さんの話が出ていますが、
この西端さんの話を読み、大変感動しました。

西端さんはいま真宗大谷派浄信寺副住職として
篤志面接員のお仕事をされているそうですが、
こんな話をされています。

――受刑者と接して、どのようなことを感じられていますか?

西端 こんなことをいったらご無礼かもしれないけど、
   自分は正しいと必死に思っている人が多いですね。
   話を聞いていると、旦那がトンズラしたとか、
      離婚状を突きつけて家を出ていったのが悪いという具合に、
   罪を犯した原因を自分以外のところに求めている。
   私にもいたらないところがあったのかもしれないとは、
   なかなか考えられないんですね。
   だから物凄く苦しんでいて、そこから抜け出せずにいる。

西端さんがこういわれていることに、私は大変感ずるものがありました。
それは『致知』の35年に及ぶ取材を通して私なりに気づいたことと、
西端さんの話に符号するものがあったからです。
そのことを『致知』2013年3月号の総リードで触れたいと思っています。

その西端さんが年末に『随心』という本を送ってくださり、
その本にも深い感動を覚えました。

すばらしい話がたくさんありますが、
特に私の心を深く打った一話をここに紹介します。

~【夜の雪】~

江戸の中期、俳諧の宗匠・西島さんのお話です。

「夜の雪」という季題を出され、何か世に残る名句をと苦吟しておりました。
ある夜、珍しく大雪となり、夜がふけるにつれて
身を切るように寒さが厳しくなって参りました。
宗匠はさっそく矢立と短冊をもって、表に出ようといたしました。
奥さまは温かい着物と頭巾、高下駄と十分な身ごしらえを整えたのです。
そこで奥さまに
「ひとりでは淋しい、小僧を連れて行く、叩き起こしてこい」

小僧とは12~13歳で家貧しく、ふた親亡くし、
わずかな給金で西島家に奉公している子どもなのです。
昼は子守、掃除と疲れ果てて眠っています。
亡き母の夢でも見ていたのか、目に涙が糸を引いていました。

そこを急に起こされ、寝ぼけ眼をこすりこすり、
あまりの寒さに歯の根も合わず、ガタガタ震えながら宗匠に従う後ろ姿に、
奥さまがほろりと一滴の涙をこぼし、主人に言うのです。

  わが子なら 供にはやらじ 夜の雪

「旦那さま、3歳で死んだ長男が生きていれば、ちょうど同じ歳でございます。
 草葉の陰の母上がどんな思いでこのありさまを見ておられましょう。
 あなたは十二分な身ごしらえでございますが、
 あの小僧は、ご覧なさいませ。
 あかぎれの足に血がにじんでいます。
 わが子なら連れて行かれませんでしょう」

と、奥さまの頭に浮かんだ句でした。

宗匠は
「悪かった、温かいものを作って食べさせてやってくれ」と、
ひとりで雪の中へ出て行かれたのでした。
旦那さまのお名前はわかりませんが、
奥さまのお名前は「西島とめ」と申されました。

この「わが子なら」という言葉は、
後に多くの寮生と暮らすようになった私への、
深い教えとなりました。
   

エゾ鹿肉ジャーキー、女性の友

土曜日, 1月 12th, 2013

 

 

 

「エゾシカ肉ジャーキー」

エゾシカ協会の井田事務局長から、

まほろばオリジナル「エゾシカ肉ジャーキー」の鉄分を分析してみたら、

というアドバイスで、市内の日本冷凍食品検査協会で分析依頼をして、結果証明書が届きました。

結果 18,7mg/100g ということです。

事務局長のお話では、生肉では平均4~5mg/gだそうです。

乾燥すると4~5倍に鉄分が濃縮します。

成人女性にとって、一日18mg必須で、現在平均8mg不足しているそうです。

ですから、一袋40gで、丁度言い訳です。

補充の意味で、少しづつつまむだけでも、良いかと思います。

何かのお供、おつまみに。

「鹿肉ジャーキー」 1袋 40g ¥690 

(日本冷凍検査協会 試験成績証明書 18.7mg/100g)