まほろばblog

Archive for 2月 14th, 2013

バッハ・コード

木曜日, 2月 14th, 2013

SONY DSC 

昨夜は、歴史的ワンシーンに遭遇した!という興奮でした。

何故、もっと力を入れて、みなさまをお呼びしなかったか、と悔いが残るコンサートでした。

これは、これは、すごい!

なにがすごいかって、バッハの曲のアナリーゼ(分析)で、古今東西未だ、だれも解釈していない

未知の領域を福田直樹さんが、押し開いたという歴史的にもすばらしい内容で、

参加者のみなさん驚きと感動でいっぱいになりました。

詳しいことは語れないのですが、私はすぐあの「ダビンチ・コード」を思い出し、

この理論は「バッハ・コード」と呼ばれるだろう、それほど重要な意味合いを持つだろうと確信しました。

バッハの信仰と使命と技術と意思が溶け合って、あの作品群を作るわけですが、

その一つ一つに重要なメッセージが隠されていたのです。

これには、興奮しました。驚きました。

福田さんが、一日も早く著作で、世界に発表して欲しいと思います。

きっと世界的な一大センセーショナルな事件になると思います。

その手がかりが、世界で最初の『有理和音』理論の発表です。

まほろばで取り扱いの福田直樹演奏CD『孤高の輝き』に、その理論書が付いて来ます。

 

SONY DSC

 

ひなまつり『三人官女』

木曜日, 2月 14th, 2013

hinamatsuri2013

ソフテリアから、ひなまつりにむけて『三人官女』が売り出されます。

三点セットで、¥1.600です。

内容は、「発酵ロールケーキ」(三種から一品)、「華ちらし寿司」(1~2人前)、「桜あんぱん」(2個)です。

ソフテリアのパン工房からケーキ工房、和食工房まで総動員の創作です。

〆切は3月1日まで、お引渡しは当日3日の12時からです。

限定33セットですので、よろしくお申し込みくださいませ。

 

さらに2種、ママレード

木曜日, 2月 14th, 2013

SONY DSC 

 

パテシエ大和の快進撃は、おさまりません。

毎日のように、新作発表で、デザイン課は追われています。

中身の柑橘類が変わる度に、彼女のインスピレーションで名が付きます。

そこで名称も意匠も一変します。

変わらないのは、福岡自然農園シリーズです。

『夫婦鶴/めおとづる』 宮内伊予柑、小林柑、八朔、文旦、ネーブル、檸檬、純果糖、一二三糖

『えひめママレード』 文旦、小林柑、八朔、大谷伊予柑、ネーブル、檸檬、純果糖、一二三糖

                                          220g ¥680

でも、美味しさは相変わらずです。

 

幻の教科書『実語教』

木曜日, 2月 14th, 2013
  齋藤 孝 (明治大学教授)  

                『致知』2013年3月号
                 特集「生き方」より
└─────────────────────────────────┘

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」

――福沢諭吉『学問のすゝめ』の冒頭にある有名な言葉です。
諭吉はここで、人間はみな平等につくられていることを
高らかに宣言しています。

しかし、そのすぐ後に

「されども今広くこの人間世界を見渡すに、
 かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、
 富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、
 その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや」

といって、この世の中に貧富や貴賤の差があることを
指摘しているのです。

なぜ平等に生まれたはずの人間に、差ができてしまうのか。
諭吉はその理由を次のようにいっています。

「『実語教』に、人学ばざれば智なし、
 智なき者は愚人なりとあり。

 されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに
 由て出来るものなり」

『実語教』に

「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」

という言葉があるように、賢い人と愚かな人の差は
学ぶか学ばないかによって決まるのだ、というわけです。

さらに、世の中には医者や学者や政府の役人や
経営者などの難しい仕事もあれば、
力仕事のような簡単な仕事もあるが、
難しい仕事にはどうしても学んでいる人がつき、
学んでいない人には簡単な仕事しか回ってこない、
と非常に具体的に述べています。

つまり、しっかりした仕事につきたいのならば、
一所懸命に勉強して智恵を身につけなくてはいけない。
それは『実語教』に書かれているとおりだ、というわけです。

日本の近代を開いた『学問のすゝめ』は、
『実語教』を下敷きとして書かれたものだったのです。

この『実語教』という本は、
平安時代の終わりにできたといわれます。

弘法大師の作という説もありますが、
本当のところは分かりません。

子供たちの教育に使われ、鎌倉時代に普及し、
江戸時代には寺子屋の教科書となりました。
なんと千年以上も受け継がれてきた子供の教科書なのです。

なぜ『実語教』がそれほど重宝されてきたかというと、
学びの大切さ、両親・先生・目上の人への礼儀、
兄弟・友達・後輩との付き合い方など、
人間が世の中で生きていく上で欠かせない
大切な智恵が詰まっていたからです。
そのいくつかを紹介してみましょう。

富は是一生の財、身滅すれば即ち共に滅す。
智は是万代の財、命終れば即ち随って行く。

(富は自分が生きている間は大切なものですが、
 死んでしまえば墓の中まで
 持っていけるものではありません。

 それに対して智恵は万代も後まで残るものです。
 自分が死んでも、子孫へと受け継がれていくものなのです)